この記事でわかること
- 引き下げ対象となったカードブランドと手数料率
- 中小事業者向けプランの対象者と適用条件
- 決済代行会社別の中小事業者向けプランの比較と違い
- おすすめの決済代行会社
- 契約前に確認すべき4つの重要な注意点
- プラン対象外の場合の選択肢と対応策
2024年11~12月にかけて、決済代行各社でVISAやMastercard、JCBなど主要カードブランドの決済手数料が最大1.98%まで引き下げられました。
今回の手数料引き下げは、中小事業者のクレジットカード決済の導入促進を目的としており、年間のキャッシュレス決済が2500~3000万円の以下の中小事業者を対象としています。
既存の手数料率は2.70~3.24%であったことから決済代行サービスによっては1%近い引き下げとなります。
この記事では、各社のプラン内容や選び方のポイントを詳しく解説していきます。
主要カードブランド6社の決済手数料が1.98~2.50%に引き下げ
今回、決済手数料が引き下げ対象となったのは、以下のカードブランド6社です。






料率3.24%→最大1.98%に引き下げ
この引き下げは、中小事業者向けの新プランとして決済代行サービス各社から提供されています。適用される料率は、決済代行会社によって決済ブランド毎に異なります。
決済ブランド毎の既存料率と新料率は以下の通りです。
決済ブランド | 新料率 | 既存料率 |
---|---|---|
![]() ![]() Visa/Mastercard | 1.98~2.50% | 2.70~3.25% |
![]() ![]() ![]() ![]() JCB/American Express /Diners Club/Discover | 2.38~2.50% | 3.24~3.25% |
従来の料率から約1%近い大幅な手数料引き下げられたことで、これまで以上にクレジットカード決済への対応が柔軟になりました。
ただし、今回の引き下げは中小事業者を対象としており、適用には条件があります。続いて具体的な対象者と条件について解説していきます。
決済手数料引き下げとなる中小事業者向けプランとは?
中小事業者向けプランは、年間決済額が一定額以下の事業者を対象に、クレジットカード決済をより手軽に導入できることを目的とした新プランです。
決済代行会社ごとに適用される手数料や条件は異なりますが、ここでは決済代行会社を問わず共通した条件と中小事業者プランの定義について解説します。
対象事業者
中小事業者向けプランは、中小企業庁が定める「中小企業」の定義に該当する事業者が対象となります。
中小企業庁が定める「中小企業」の定義
- 小売業:資本金5,000万円以下または従業員50人以下
- サービス業:資本金5,000万円以下または従業員100人以下
- 卸売業:資本金1億円以下または従業員100人以下
- 製造業:資本金3億円以下または従業員300人以下
ただし、「中小企業」の定義に該当する事業者であっても、上場企業や上場企業のグループ会社は対象外です。上場企業のグループ会社には、子会社、関連会社、持分法適用会社などが含まれます。また、多くのサービスでは、上場企業のFC加盟店(フランチャイズ)も対象外となっています。
適用条件
中小事業者向けプランは、年間のキャッシュレス決済額が決済代行会社の定める上限以下である必要があります。
上限額は決済代行会社によって異なりますが、年間2500~3000万円を上限としているケースがほとんどです。また、特定のカードブランドのみを対象とするものと、カード決済以外にも電子マネー決済やQRコード決済を含めて全てのキャッシュレス決済の合計を上限とするものがあります。
各社の年間決済上限額は以下の通りです。
決済サービス | 年間決済上限額 | 公式サイト |
---|---|---|
Square![]() |
全てのキャッシュレス決済額3000万円未満 |
お申し込みはこちら |
Airペイ![]() |
Visa:2000万円以下/年 Mastercard:1000万円以下/年 その他:1000万円以下 |
お申し込みはこちら |
stera pack![]() |
Visa/Mastercard: 2500万円以下 |
お申し込みはこちら |
PAYGATE![]() |
Visa/Mastercard: 2500万円以下 |
お申し込みはこちら |
![]() |
Visa/Mastercard: 2500万円未満 |
|
楽天ペイ ![]() |
全てのキャッシュレス決済額3000万円以下 | お申し込みはこちら |
STORES 決済 (旧:Coiney)![]() ![]() |
全てのキャッシュレス決済額3000万円未満 |
お申し込みはこちら![]() |
なお、決済上限額は店舗単位ではなく、事業者単位で計算されます。複数店舗を運営している場合は、全店舗の合計額が上限以下である必要があります。
【決済代行別】各社の中小事業者向けプランの比較一覧表
ここでは、中小事業者向けプランを提供している決済代行サービスを一つの表にまとめました。
決済サービス |
Square おすすめ |
Airペイ おすすめ |
stera pack おすすめ |
PAYGATE |
|
楽天ペイ |
STORES 決済 (旧:Coiney)![]() |
---|---|---|---|---|---|---|---|
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
|
提供元 | Square株式会社 | 株式会社リクルート | SMBC GMO PAYMENT株式会社 | 株式会社スマレジ | PayPay株式会社 | 楽天ペイメント株式会社 | STORES株式会社 |
年間決済上限額 | 全てのキャッシュレス決済額3000万円未満 | Visa:2000万円以下/年 Mastercard:1000万円以下/年 その他:1000万円以下 | Visa/Mastercard: 2500万円以下 | Visa/Mastercard: 2500万円以下 | Visa/Mastercard: 2500万円未満 | 全てのキャッシュレス決済額3000万円以下 | 全てのキャッシュレス決済額3000万円未満 |
初期費用 | 無料※決済端末が必要な場合は4,980円~ | 無料※今ならiPadとカードリーダーが無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 19,700円~ | 19,800円※スマホまたはタブレットは加盟店側で用意※申込後180日以内に累計10万円以上の決済で無料※中小支援プランは無条件で無料 |
月額利用料 | 無料 | 無料 | 3300円/月 | 3300円/月※条件により月額0円での提供も可 | 1,980円(税別)~/月 | 2200円/月 | 3,300円/月 |
決済手数料 | 全カードブランド2.50% | 全カードブランド2.48% | Visa/Mastercard:1.98% その他:2.48% | 全カードブランド1.98%〜 ※要個別見積もり | 全カードブランド2.48% | 全カードブランド2.20〜2.48% ※楽天ペイも引き下げ対象 | Visa/Mastercard:1.98% その他:2.38% |
入金手数料 | 無料 | 無料 | 三井住友銀行は無料※他行は1回辺り220円 | 無料 | 無料 | 楽天銀行は無料※他行は1回辺り330円 | 無料※手動入金の場合、振込金額が10万円未満の場合、200円/回 |
契約期間 | なし | なし | 3年間 | 1年間 | 4年間 | 中小向けスタンダードプランは審査通過日から2年間 | 中小支援プランは3年間※標準プランは契約期間の縛りなし |
解約金 | なし | なし※キャンペーンで貸与されたiPad・カードリーダーは解約時に要返却 | 解約申請から45日以内に端末返却で免除※端末返却ができない場合は利用期間に応じて最大88,000円の違約金あり | 1年以内の解約時は残月数分×3300円例:利用開始月から3ヶ月後に解約する場合は、「残月数9ヶ月×3300円=29,700円」 | 4年以内の解約時は16,500円~66,000円の違約金あり | 38,280円(税込)中小事業者向けプランの条件を満たさない場合のみ発生する可能性あり | 3年契約の残り月数×3,300円※標準プランは違約金なし |
お申し込みはこちら |
お申し込みはこちら |
お申し込みはこちら |
お申し込みはこちら |
|
お申し込みはこちら |
お申し込みはこちら![]() |
決済代行サービスの選び方|中小事業者向けプランのおすすめ3選
中小事業者向けプランを提供している決済代行サービスの中でおすすめは以下の3社です。これらのサービスは契約が柔軟かつ、初期費用0円~導入できるため、初めてキャッシュレス決済を導入する方でも安心です。
中小事業者向けプランのおすすめ3選
それでは各サービスごとに詳しく解説していきます。
Square
スクエア

- 新春決済端末割引キャンペーン
-
公式でチェック
- Squareの決済端末キャッシュバックキャンペーン
-
2025年1月6日(月)~3月31日(月)の期間、キャンペーンページ
からSquareアカウントを新規作成した方の中から抽選で240名様に、購入した決済端末の代金相当額をSquareアカウントにクレジットとしてキャッシュバック。キャッシュバックされたクレジットは、決済手数料の支払いに利用可能。
公式でチェック










- Tap to Pay
- 無料
- iPhone
- Androidスマホ
- 必要な場合は別途購入
- タッチ決済
- -
- POSレジ内蔵
- 外部のPOSレジと連携可

- モバイル決済端末
- 4,980円
- iPhone
- iPad
- Androidスマホ
- Androidタブレット
- 必要な場合は別途購入
- ICカード
- タッチ決済
- 注文日から1年間
- 注文から30日以内なら使用後で無料返品可
- POSレジ内蔵
- 外部のPOSレジと連携可

- ポータブル型オールインワン決済端末
- 39,980円
- 不要
- 端末に内蔵
- ICカード
- 磁気カード
- タッチ決済
- 注文日から1年間
- 注文から30日以内なら使用後で無料返品可
- POSレジ内蔵

- iPadスタンド型決済端末
- 29,980円
- iPad
- 必要な場合は別途購入
- ICカード
- タッチ決済
- 注文日から1年間
- 注文から30日以内なら使用後で無料返品可
- POSレジ内蔵
- 外部のPOSレジと連携可

- 据置型オールインワン決済端末
- 84,980円
- 不要
- 必要な場合は別途購入
- ICカード
- 磁気カード
- タッチ決済
- 注文日から2年間
- 注文から30日以内なら使用後で無料返品可
- POSレジ内蔵
- 【初期費用0円~】導入後は決済手数料のみで利用できる
- 【審査結果は最短15分】事業実績がない個人事業主でも導入できる!面倒な書類提出は不要!
- 【4種の決済端末】用途に合わせて好みの決済端末が選べる
- 【豊富な決済機能】対面からオンライン決済まで対応!無料のPOSレジ機能も◎
- 【入金サイクルが早い】決済分は最短翌営業日に入金!
『Square』は、X(旧:Twitter)の共同創設者であるジャック・ドーシーがCEOを務める米国発の決済サービスです。国内では、三井住友カードと業務提携することで、安心して利用できるサービスを提供しています。
『Square』は、対面決済からオンライン決済まで幅広い決済機能を提供しています。また、決済端末の種類も豊富で4種の決済端末とスマホそのものを決済端末として使う「スマホでタッチ決済」を提供しています。





また、審査が非常に早く、最短即日からカード決済の受付が可能です。また、利用実績を重視する独自の審査体制により他社で審査に落ちてしまった事業者や、開業したばかりの個人事業主等も利用できます。
『Square』では2024年11月1日から中小事業者向けプランの提供を開始しました。『Square』の中小事業者向けプランの条件は以下の通りです。
中小事業者向けプランの対象者と条件
- 日本政府による中小企業の定義に当てはまること
- 年間キャッシュレス決済の総額が3,000万円以下であること
- 上場企業や企業グループに属していないこと
- 新規でVisaを受け付けること
決済手数料は、3.25%から2.50%に引き下げられ、対象は以下のカードブランドです。
引き下げ対象ブランド | ![]() Visa ![]() Mastercard ![]() JCB ![]() AMEX ![]() DinersClub ![]() Discover |
---|---|
決済手数料 |
他社サービスでは、決済上限額を達すると標準プランに移行し、手数料が引き上げられるケースが多いです。
『Square』も標準プランに移行し、最大3.25%まで手数料が引き上げられますが、手数料の個別交渉が可能です。業種や決済額によっては、2.50%を下回る料率で利用できる場合があります。
そのため、事業規模が拡大し、中小事業者向けプランの対象外となった場合でも、他社より安価な料率で利用できる可能性があるわけです。Squareは決済機能も多く、様々なニースに対応した決済ができるため、長期的な運用を見据える事業者に非常におすすめです。

Airペイ
エアペイ

- 0円スタートキャンペーン
- キャッシュレス導入0円キャンペーン












- モバイル決済端末
- 20,167円
- iPhone
- iPad
- 必要な場合は別途購入
- ICカード
- 磁気カード
- タッチ決済
- 受取月を含む6ヶ月以内
- 外部のPOSレジと連携可

- iOSアプリ
- 無料
- iPhone
- iPad
- 外部のPOSレジと連携可

- Tap to Pay
- 無料
- iPhone
- 非対応
- タッチ決済
- -
- 外部のPOSレジと連携可
- 【初期費用0円】iPad&カードリーダーが無料
- 【全69種以上の決済手段に対応】これ一つで国内主要キャッシュレス決済ができる!
- 【シンプルな料金設定】加盟店負担の費用は1.08~3.24%の決済手数料のみ!
『Airペイ』は、リクルートが提供する店舗向け決済サービスです。月額無料で使えるPOSレジ『Airレジ
』の姉妹サービスで、連携して利用可能です。
『Airペイ』は、導入時にiPadとカードリーダーを無料貸与しているので、初期費用0円です。また、導入後は決済手数料のみで利用できるシンプルな料金形態です。
貸与されるiPadは店舗運営に関連するアプリであれば、他社アプリの利用もできます。iPadは店舗運営に欠かせない端末ですが、新品で購入すると約5万円以上と高価なため、これから開業する事業者にもおすすめです。
『Airペイ』では、2024年12月から中小事業者向けプラン「決済手数料ディスカウントプログラム」の提供を開始しました。Airペイにおける適用条件は以下の通りです。
中小事業者向けプランの対象者と条件
- 日本政府による中小企業の定義に当てはまること
- 各カードブランドの年間決済額の上限以下であること
- Visa…年間2,000万円以下
- Mastercard…年間1,000万円以下
- JCB/AMEX/Diners/Discover…年間1,000万円以下
- 上場企業や企業グループに属していないこと
- 他社端末の併用不可
- 不動産、ホテル・旅館、鉄道、タクシー、路線バス、引越し、宅配、旅行代理店は対象外
- カードブランドが利用可能であることを示す「店頭掲示ツール」の掲示
『Airペイ』は他社とは異なり、カードブランド毎に年間の決済上限額が定められています。上限を超えたものから標準プランの料率3.24%に引き上げられます。また、既存加盟店も条件を満たしていればディスカウントプログラムの対象です。
決済手数料は3.25%から2.48%に引き下げられ、対象は以下のカードブランドです。
引き下げ対象ブランド | ![]() Visa ![]() Mastercard ![]() JCB ![]() AMEX ![]() DinersClub ![]() Discover |
---|---|
決済手数料 |
注意点として、『Airペイ』以外の決済端末を契約しているとディスカウントプログラムの対象外となってしまうため、申込前に解約しておきましょう。

stera pack
ステラパック















- 据置型オールインワン決済端末
- 無料
- 不要
- 端末に内蔵
- ロール紙無料
- ICカード
- 磁気カード
- タッチ決済
- 契約期間中は常に保証対象
- POSレジ内蔵
- 外部のPOSレジと連携可
- 【業界最安水準】VISA、Mastercardの決済手数料1.98%~!
- 【豊富な決済手段】全30種以上もの決済ブランドに対応!
- 【初期費用0円】高性能なマルチ決済端末を無料で導入できる!
- 【充実のサポート】契約中は修理・交換無料!レシートロールは何度でも無料発注可!
『stera pack』は、三井住友カードとGMOの合弁会社『SMBC GMO PAYMENT株式会社』が提供する店舗向け決済サービスです。
決済端末は、1台で決済可能なオールインワンタイプのマルチ決済端末『stera terminal』を利用します。この端末は据え置き型のため、レジカウンターでの決済に限定されますが、加盟店側で周辺機器を用意する必要がありません。

2024年11月から中小事業者向けプラン「スモールビジネスプラン」の提供を開始しました。『stera pack』における適用条件は以下の通りです。
中小事業者向けプランの対象者と条件
- 日本政府による中小企業の定義に当てはまること
- 年間のVisa/Mastercardの決済額が2500万円以下であること
- 上場企業や企業グループに属していないこと
- 初めてクレジットカード決済を導入する中小企業者
『stera pack』では、Visa/Mastercardの決済手数料が1.98%、JCB/AMEX/Diners/Discoverが2.48%に引き下げられます。
引き下げ対象ブランド | ![]() Visa ![]() Mastercard |
---|---|
決済手数料 | |
引き下げ対象ブランド | ![]() JCB ![]() AMEX ![]() DinersClub ![]() Discover |
決済手数料 |
ただし、月額費用3,300円がかかります。そのため、毎月Visa/Mastercardの決済額が66万円以上なければ、月額無料の『Square』や『Airペイ』より毎月の費用負担が大きくなります。
また、1年間月額無料の「お試しプラン」を提供していますが、「お試しプラン」から「スモールビジネスプラン」への移行はできません。中小事業者は必ず「スモールビジネスプラン」で新規申込するよう注意が必要です。

決済代行各社の中小事業者向けプランの違い
中小事業者向けプランは決済代行サービスごとに以下の4つの違いがあります。
違い01.決済上限額
中小事業者向けプランの年間決済上限額は各社で異なります。また、対象となる決済ブランドについては、特定のカードブランドのみと全てのキャッシュレス決済の総額を対象にするものに分かれます。
決済サービス | 年間決済上限額 | 公式サイト |
---|---|---|
Square![]() |
全てのキャッシュレス決済額3000万円未満 |
お申し込みはこちら |
Airペイ![]() |
Visa:2000万円以下/年 Mastercard:1000万円以下/年 その他:1000万円以下 |
お申し込みはこちら |
stera pack![]() |
Visa/Mastercard: 2500万円以下 |
お申し込みはこちら |
PAYGATE![]() |
Visa/Mastercard: 2500万円以下 |
お申し込みはこちら |
![]() |
Visa/Mastercard: 2500万円未満 |
|
楽天ペイ ![]() |
全てのキャッシュレス決済額3000万円以下 | お申し込みはこちら |
STORES 決済 (旧:Coiney)![]() ![]() |
全てのキャッシュレス決済額3000万円未満 |
お申し込みはこちら![]() |
なお、決済上限額を超えた場合、基本的には標準プランに移行し、決済手数料が引き下げられます。ただし、『STORES決済』は、標準プランへの移行はなく、中途解約扱いとなります。
また、『Square(スクエア)』では決済上限を超えると手数料は最大3.25%まで引き上げられます。しかし、個別交渉が可能となり、業種や取り扱い決済額によっては2.50%を下回る料率で利用できるようです。
違い02.既存加盟店が対象となるか
『Airペイ』を除く決済代行会社では、中小事業者向けプランは新規加盟店を対象としています。
決済サービス | 既存加盟店の対象の可否 | 公式サイト |
---|---|---|
Square![]() おすすめ |
既存加盟店も対象 |
お申し込みはこちら |
Airペイ![]() おすすめ |
新規のみ ※Visaを新規で取り扱うこと |
お申し込みはこちら |
stera pack![]() |
新規のみ ※Visa/Mastercardを新規で取り扱うこと |
お申し込みはこちら |
PAYGATE![]() |
新規のみ |
お申し込みはこちら |
![]() |
新規のみ |
|
楽天ペイ ![]() |
新規のみ | お申し込みはこちら |
STORES 決済 (旧:Coiney)![]() ![]() |
新規のみ |
お申し込みはこちら![]() |
『Square』はVisa、『stera pack』はVisaとMastercardを新規で受け付ける加盟店を対象としています。つまり、他社端末を含めて既にカード決済を導入したことがある加盟店も対象外となります。
また、既存加盟店が対象外のサービスは、一度解約し再度申し込みする場合も対象外となるので注意が必要です。
既にカード決済を導入しており、中小事業者向けプランに申し込みたい方には『Airペイ』の利用がおすすめです。
違い03.月額費用と決済手数料率
各社で月額費用と決済手数料率は異なります。また、決済手数料はカードブランドによっても変動し、月額費用が有料のサービスの方が手数料が安価となる傾向があります。
以下に、各社の標準プランと中小事業者向けプランの決済手数料をまとめました。
決済サービス | 月額利用料 | Visa/Mastercardの決済手数料 | JCB/AMEX//Diners Club/Discoverの決済手数料 | 公式サイト |
---|---|---|---|---|
Square![]() おすすめ |
|
|
|
お申し込みはこちら |
Airペイ![]() おすすめ |
|
|
|
お申し込みはこちら |
stera pack![]() |
|
|
|
お申し込みはこちら |
PAYGATE![]() |
|
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|
お申し込みはこちら |
![]() |
|
|
|
|
楽天ペイ ![]() |
|
|
| お申し込みはこちら |
STORES 決済 (旧:Coiney)![]() ![]() |
|
|
|
お申し込みはこちら![]() |
月額費用の有無による手数料の違い
- 月額費用が無料
⇒全ブランド2.48~2.50% - 月額費用が有料
⇒Visa、Mastercardは1.98~2.20%
⇒その他は2.48%
つまり、月額費用が有料のサービスは無料のサービスに比べて、Visa、Mastercardを0.5%お得に利用できます。ただし、毎月の決済額が一定額以上でなければ、月額費用分、コストが高くつきます。
月間決済額 | 月額有料 (手数料1.98%+月額3,300円) | (手数料2.48%) | 月額無料差額 |
---|---|---|---|
10万円 | 1,980円(決済手数料) + 3,300円(月額費用) =5,280円 | 2,480円(決済手数料) | 2,800円 |
30万円 | 5,940円(決済手数料) + 3,300円(月額費用) =9,240円 | 7,440円(決済手数料) | 1,800円 |
(損益分岐点) | 66万円+ 3,300円(月額費用) =16,368円 | 13,068円(決済手数料)16,368円(決済手数料) | 0円 |
100万円 | 19,800円(決済手数料) + 3,300円(月額費用) =23,100円 | 24,800円(決済手数料) | -1,700円 |
なお、決済手数料率だけでなく、次に解説する「最低利用期間と違約金の有無」を加味した上でサービスを選ぶことをおすすめします。
違い04.最低利用期間と違約金の有無
決済代行サービスによっては、最低利用期間が定められています。中途解約時は残りの契約期間に応じた違約金が発生する可能性があるので、契約前に十分な確認が必要です。
決済サービス | 契約期間 | 解約金 | 公式サイト |
---|---|---|---|
Square![]() おすすめ |
なし | なし |
お申し込みはこちら |
Airペイ![]() おすすめ |
なし | なし※キャンペーンで貸与されたiPad・カードリーダーは解約時に要返却 |
お申し込みはこちら |
stera pack![]() |
3年間 | 解約申請から45日以内に端末返却で免除※端末返却ができない場合は利用期間に応じて最大88,000円の違約金あり |
お申し込みはこちら |
PAYGATE![]() |
1年間 | 1年以内の解約時は残月数分×3300円例:利用開始月から3ヶ月後に解約する場合は、「残月数9ヶ月×3300円=29,700円」 |
お申し込みはこちら |
![]() |
4年間 | 4年以内の解約時は16,500円~66,000円の違約金あり |
|
楽天ペイ ![]() |
中小向けスタンダードプランは審査通過日から2年間 | 38,280円(税込)中小事業者向けプランの条件を満たさない場合のみ発生する可能性あり | お申し込みはこちら |
STORES 決済 (旧:Coiney)![]() ![]() |
中小支援プランは3年間※標準プランは契約期間の縛りなし | 3年契約の残り月数×3,300円※標準プランは違約金なし |
お申し込みはこちら![]() |
『Airペイ』や『Square
』など契約期間の縛りがないサービスは、将来の事業計画に合わせて柔軟な対応が可能です。
- 決済手数料2.50%~
- 初期費用0円~!4種の決済端末を提供
- 審査結果は最短15分!即日カード決済が導入できる
- 2.50%~3.25%
- ~3.25%
- 中小企業プラン:無料
- 大型店プラン:無料
- カード決済手数料2.48%~
- 今なら”iPadと決済端末”が無料
- 全69種以上もの決済手段に対応
- 2.48%~3.24%
- 2.95%~3.24%
- ディスカウントプログラム:無料
- 標準プラン:無料
中小事業者向けプランを契約する前に確認しておくべき注意点
中小事業者向けプランでは、事前に確認すべき4つの重要な注意点があります。
特に、最低利用期間や違約金といった契約条件がある場合には事前に把握した上で申し込むようにしましょう。
それでは一つずつ解説します。
契約期間の縛りや違約金の発生条件
一部の決済代行サービスでは、最低利用期間を設けており、期間中の中途解約時には違約金が請求されることがあります。標準プランではこのような縛りがないサービスでも、中小事業者向けプラン適用時には契約条件が異なるケースもあるので、契約前に条件を十分確認することが重要です。
決済サービス | 契約期間 | 解約金 | 公式サイト |
---|---|---|---|
Square![]() おすすめ |
なし | なし |
お申し込みはこちら |
Airペイ![]() おすすめ |
なし | なし※キャンペーンで貸与されたiPad・カードリーダーは解約時に要返却 |
お申し込みはこちら |
stera pack![]() |
3年間 | 解約申請から45日以内に端末返却で免除※端末返却ができない場合は利用期間に応じて最大88,000円の違約金あり |
お申し込みはこちら |
PAYGATE![]() |
1年間 | 1年以内の解約時は残月数分×3300円例:利用開始月から3ヶ月後に解約する場合は、「残月数9ヶ月×3300円=29,700円」 |
お申し込みはこちら |
![]() |
4年間 | 4年以内の解約時は16,500円~66,000円の違約金あり |
|
楽天ペイ ![]() |
中小向けスタンダードプランは審査通過日から2年間 | 38,280円(税込)中小事業者向けプランの条件を満たさない場合のみ発生する可能性あり | お申し込みはこちら |
STORES 決済 (旧:Coiney)![]() ![]() |
中小支援プランは3年間※標準プランは契約期間の縛りなし | 3年契約の残り月数×3,300円※標準プランは違約金なし |
お申し込みはこちら![]() |
特に、条件が厳しいのが『STORES決済』です。他の決済代行サービスは、契約中に年間決済上限額など中小事業者向けプランの条件の対象外となった場合、標準プランに移行されます。
しかし、『STORES決済』は標準プランに移行することなく、中途解約扱いとなります。
そのため、向こう3年以内に店舗展開や事業規模拡大の可能性がある事業者は、急に解約され、違約金の負担があるリスクを考慮した上で導入を検討すべきです。
初めてキャッシュレス決済を導入する方や、お試しでカード決済に対応する方は、契約期間や違約金だけでなく、月額費用の負担もない『Square』や『Airペイ
』の利用がおすすめです。
決済上限額と計算方法
中小事業者向けプランの決済上限は、決済代行サービスによって異なります。また、キャッシュレス決済全体での売上を対象とするものと、特定のカードブランドのみを対象とするものなど、対象範囲も様々です。
決済サービス | 年間決済上限額 | 公式サイト |
---|---|---|
Square![]() |
全てのキャッシュレス決済額3000万円未満 |
お申し込みはこちら |
Airペイ![]() |
Visa:2000万円以下/年 Mastercard:1000万円以下/年 その他:1000万円以下 |
お申し込みはこちら |
stera pack![]() |
Visa/Mastercard: 2500万円以下 |
お申し込みはこちら |
PAYGATE![]() |
Visa/Mastercard: 2500万円以下 |
お申し込みはこちら |
![]() |
Visa/Mastercard: 2500万円未満 |
|
楽天ペイ ![]() |
全てのキャッシュレス決済額3000万円以下 | お申し込みはこちら |
STORES 決済 (旧:Coiney)![]() ![]() |
全てのキャッシュレス決済額3000万円未満 |
お申し込みはこちら![]() |
また、各社共通しているのが決済上限は店舗単位ではなく、事業者単位である点です。
例えば、複数店舗を経営している場合は全ての店舗における年間の決済額を合算したもので計算されます。
例えば、3店舗の居酒屋を経営しており、『Airペイ』の中小事業者向けプランである「決済手数料ディスカウントプログラム」を利用しているケースを見てみましょう。

この場合、Visaでの年間決済額は合計2,100万円となり、Visa決済の上限額の2,000万円を超過するため、以降のVisa決済は3.24%が適用されます。
また、事業者単位で計算するため、実店舗、ネットショップ、キッチンカー、出張販売など、販売形態を問わず、全てのカード決済が合算対象となります。

これら全てのカード決済額が合算され、ブランドごとの年間決済上限額にカウントされます。
また、申込時点で、中小事業者プランの対象かどうか不明な場合は注意が必要です。『楽天ペイ』や『STORES決済』では、申込み前後を問わず、条件対象外となった場合に違約金が発生する可能性があります。
対象事業者であるかわからない場合には、このような違約金のリスクがない『Airペイ』がおすすめです。
決済上限額を超えた場合の手数料率
中小事業者向けプランの対象外となった場合、標準プランへの移行と決済手数料の引き上げが適用されます。
※『STORES決済』は例外で、標準プランへの移行はなく、中途解約となります。
決済サービス | 月額利用料 | Visa/Mastercardの決済手数料 | JCB/AMEX//Diners Club/Discoverの決済手数料 | 公式サイト |
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Square![]() おすすめ |
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Airペイ![]() おすすめ |
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stera pack![]() |
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STORES 決済 (旧:Coiney)![]() ![]() |
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引き上げ後の手数料はサービスによって2.70~3.25%です。ただし、『Square』では、中小事業者向けプランの対象外となった場合、手数料の個別相談が可能です。業種や決済額などによっては、2.50%を下回る料率で利用できます。
上限は3.25%と他社と横並びなので、長期的な運用を見据える方は『Square』の利用がおすすめです。
中小事業者向けプラン対象外ならSquareがおすすめ
中小事業者向けプランの条件に該当しないでも、『Square』なら決済手数料3.25%を上限に手数料の引き下げ交渉ができます。
業種や決済額によっては、中小事業者向けプランの2.50%を下回る料率で利用できるケースもあります。また、『Square』は決済手数料以外にも以下のようなメリットがあります。
Squareのメリット
最小限の費用負担でキャッシュレス決済に対応でき、機能も豊富です。決済端末は別途購入が必要ですが、4,980円~と安価で、30日間の返品保証もついています。
いつでも解約できるので、初めてキャッシュレス決済を導入される方にもおすすめです。
クレジットカードの決済手数料引き下げの歴史
決済代行各社による決済手数料は、2023年から段階的に引き下げが行われています。今回の中小事業者向けプランのように、一部の事業者を対象にした引き下げは今回が初めてです。
2023年4月28日の改定
2023年4月1日より順次、決済代行サービス各社でJCBの決済ブランドの決済手数料(=加盟店手数料)が引き下げられました。
サービス | 決済手数料 引き下げ対象ブランド | 引き下げ 適用開始日 |
---|---|---|
![]() Square | ![]() JCB ![]() QUICPay | 2023年4月28日 |
![]() Airペイ | ![]() JCB ![]() AMEX ![]() Discover ![]() DinersClub ![]() iD ![]() QUICPay | 2023年4月1日 |
![]() stera pack | ![]() JCB ![]() AMEX ![]() DinersClub ![]() Discover ![]() QUICPay | 2023年4月3日 |
![]() Visa ![]() Mastercard | ||
![]() 銀聯 ![]() iD ![]() nanaco ![]() WAON ![]() 楽天Edy ![]() 交通系IC詳細 ![]() PayPay ![]() d払い ![]() 楽天ペイ ![]() auPAY ![]() メルペイ ![]() ゆうちょPay ![]() WeChat Pay | ||
![]() STORES 決済 ![]() | ![]() JCB ![]() Discover ![]() DinersClub | 2023年4月1日 |
![]() 楽天ペイ | ![]() JCB ![]() Discover ![]() DinersClub ![]() QUICPay ![]() iD | 2023年4月1日 |
このときは、JCB系のカードブランドに加え、iD/QUIC Payといったクレジットカード系の電子マネーの手数料も引き下げ対象でした。
2024年11~12月の改定
決済代行サービス各社で、中小事業者向けプランの提供が始まりました。クレジットカード決済の手数料が1.98~2.50%まで引き下げられました。
サービス | 決済手数料 引き下げ対象ブランド | 引き下げ 適用開始日 |
---|---|---|
![]() Square | ![]() Visa ![]() Mastercard | 2024月11月1日 |
![]() JCB ![]() AMEX ![]() Discover ![]() DinersClub | 2025月1月16日 | |
![]() Airペイ | ![]() Visa ![]() Mastercard ![]() JCB ![]() AMEX ![]() Discover ![]() DinersClub | 2024月12月1日 |
![]() stera pack | ![]() Visa ![]() Mastercard | 2024月11月1日 |
![]() JCB ![]() AMEX ![]() Discover ![]() DinersClub | ||
![]() | ![]() Visa ![]() Mastercard | 2025年1月16日 |
![]() JCB ![]() AMEX ![]() Discover ![]() DinersClub | ||
![]() STORES 決済 ![]() | ![]() Visa ![]() Mastercard | 2024年12月1日 |
![]() JCB ![]() AMEX ![]() Discover ![]() DinersClub | ||
![]() 楽天ペイ | ![]() Visa ![]() Mastercard | 2024年12月3日 |
![]() JCB ![]() AMEX ![]() Discover ![]() DinersClub |
このように、少しずつではありますが、決済手数料は年々引き下げの傾向にあります。
『Square』『Airペイ
』など、決済手数料など手数料体系を公開し、一律の手数料でサービスを提供するものが現れるまで、決済手数料はブラックボックスに包まれていました。以前は、中小事業者がカード決済に対応すると5%以上の決済手数料を取られることも珍しくありませんでした。
今では、個人店が1%台の決済手数料でカード決済に対応できるようになっており、キャッシュレス決済の導入のハードルは非常に低くなっています。
年々、キャッシュレス決済の利用者・取引額は増えており、これに伴い、今後も手数料率の引き下げが実施される可能性は高いでしょう。
まとめ
以上、2024年11月から12月にかけて、決済代行サービス各社で提供が始まった中小事業者向けプランについて解説しました。
今回の決済手数料引き下げは、中小事業者に限定されたものですが、1.98~2.50%とサービスによっては1%近く引き下げられました。
非常にお得ですが、導入を検討する際は以下の3点を必ず確認しましょう。
中小事業者向けプランを導入前のチェックポイント
- 年間決済額が各社の上限以下であること
- 対象外業種に該当しないこと
- 契約期間と解約金の条件を理解すること
事業規模や業態に合わせて最適なプランを選択することで、大幅なコスト削減が実現できます。
初めてキャッシュレス決済を導入する場合は、契約期間の縛りがなく、違約金の負担もない『Square』『Airペイ
』のどちらかがおすすめです。
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