2023年4月28日から、決済サービス『Square(スクエア)』でJCBの決済手数料(=加盟店手数料)が最大3.25%に引き下げられることが発表されました。
さらに、この引き下げに伴い、JCBが提供する電子マネー決済「QUICpay」の手数料も同時に引き下げが行われます。
本記事では、今回の『Square(スクエア)』の決済手数料(=加盟店手数料)引き下げを詳しく解説。引き下げ対象となる決済ブランドや、手数料の変化について詳しくお伝えします。さらに、他社サービスとの決済手数料(=加盟店手数料)の比較も行い、どのような影響が加盟店に及ぶのかを徹底的に解説していきます。
今回の引き下げは、加盟店にとって大変喜ばしいニュースであり、今後のビジネス展開においても大きな影響をもたらすことが期待されます。
まだキャッシュレス導入を行っていないお店はこの機会に『Square(スクエア)』の導入を検討してみるのも良いでしょう。引き下げによるメリットを最大限活用し、ビジネスをさらに発展させましょう。
今回、Square(スクエア)で決済手数料(=加盟店手数料)が引き下げられるJCB系の決済ブランド
今回、『Square(スクエア)』で決済手数料(=加盟店手数料)が引き下げられるJCB系の決済ブランドは『JCB』と『QUICPay』の二つです。
サービス | 決済手数料 引き下げ対象ブランド |
---|---|
JCB | 対面決済: |
QUICPay | ※対面決済のみ対応 |
特に印象的なのは、JCBの対面決済に至ってはもともと3.95%から3.25%へ、約0.7%と引き下げの幅が非常に大きいことです。
『Square(スクエア)』2024年11月1日からVisa・Mastercardの決済手数料が2.50%に引き下げられます。
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Square(スクエア)の【対面決済】における決済手数料(=加盟店手数料)の変化
『Square(スクエア)』の対面決済時の決済手数料(=加盟店手数料)は決済ブランド毎に『3.25%』『3.75%』『3.95%』のいずれかが適用されておりました。
今回のJCB系の決済手数料(=加盟店手数料)引き下げによる変化は以下の通りです。
Square対応ブランドと手数料(2023年4月27日まで) |
---|
決済手数料 3.25% Visa Mastercard AMEX Discover DinersClub 交通系IC詳細 PayPay |
決済手数料 3.75% QUICPay iD |
決済手数料 3.95% JCB |
Square対応ブランドと手数料(2023年4月28日以降) |
---|
決済手数料 3.25% JCB QUICPay iD Visa Mastercard AMEX Discover DinersClub 交通系IC詳細 PayPay |
決済手数料 3.75% – |
決済手数料 3.95% – |
※iDは2024年4月3日より決済手数料3.75%から3.25%に引き下げられました。
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Square(スクエア)の【オンライン決済】における決済手数料(=加盟店手数料)の変化
『Square(スクエア)』のオンライン決済時の決済手数料(=加盟店手数料)は決済ブランド毎に『3.60%』『3.95%』のいずれかが適用されておりました。
今回のJCB系の決済手数料(=加盟店手数料)引き下げによる変化は以下の通りです。
Square対応ブランドと手数料(2023年4月27日まで) |
---|
決済手数料 3.60% Visa Mastercard AMEX Discover DinersClub |
決済手数料 3.95% JCB |
Square対応ブランドと手数料(2023年4月28日以降) |
---|
決済手数料 3.60% JCB Visa Mastercard AMEX Discover DinersClub |
決済手数料 3.95% – |
オンライン決済の決済手数料(=加盟店手数料)は一律3.60%になったため、料金設定がよりシンプルでわかりやすくなりました。
『Square(スクエア)』のオンライン決済機能はネットショップ運営ができるオンラインビジネス、決済用のURLが発行できるオンラインチェックアウト、月謝払いなどに便利なサブスク機能など様々です。
他社サービスと比べて、Square(スクエア)の決済手数料はどうなる?
今回の決済手数料引き下げによって、他社サービスと比べて決済手数料(=加盟店手数料)は横並びとなりました。
『Square(スクエア)』が対応している決済ブランド別に対面決済における決済手数料(=加盟店手数料)の比較表を以下にまとめました。
サービス | Visa Mastercard AMEX Discover DinersClub JCB | QUICPay | iD | 交通系IC詳細 | PayPay |
---|---|---|---|---|---|
Square(スクエア) | 3.25% | 3.25% | 3.25% | 3.25% | 3.25% |
STORES 決済 (旧:Coiney) | 3.24% | 非対応 | 非対応 | 1.98% | 非対応 |
Airペイ(エアペイ) | 3.24% | 3.24% | 3.24% | 3.24% | 3.24% |
楽天ペイ | 3.24% | 3.24% | 3.24% | 3.24% | 非対応 |
決済手数料に大きな違いがあるのは、以下の3点。
- STORES 決済 (旧:Coiney)…交通系電子マネーの決済手数料が1.98%と他社より安い
- Airペイ(エアペイ)…iDの決済手数料が3.24%とSquareより安い
- 楽天ペイ …iDの決済手数料が3.24%とSquareより安い
つまり、上記以外は各社横並びになります。
元々、『Square(スクエア)』最大のデメリットであったJCBの決済手数料が他社より高いという点は今回の引き下げにより、解消されたことになります。
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今回の決済手数料(=加盟店手数料)引き下げは一律のため、手続きは不要
今回の決済手数料(=加盟店手数料)引き下げは既存加盟店を含む、一律の引き下げです。
すでに『Square(スクエア)』を導入している加盟店側で特別な手続きは必要ありません。
2023年4月28日以降、新手数料が適用されます。
今回の決済手数料(=加盟店手数料)引き下げで手数料負担はどのくらい少なくなる?
今回の引き下げでJCBの決済手数料(=加盟店手数料)は3.95%から3.25%、つまり0.7%も安くなります。
JCBは国内のクレジットカードシェアがVisaに次ぐカードブランドであることから売上規模が大きいお店では結構な経費削減に繋がるでしょう。
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決済額に応じて発生する決済手数料を3.25%と3.95%、二つの料率で比較した表が以下の通り。
決済額 | 決済手数料 3.25% | 決済手数料 3.95% | 差額 |
---|---|---|---|
100万円 | 32,500円 | 39,500円 | 7,000円 |
250万円 | 81,250円 | 98,750円 | 17,500円 |
500万円 | 162,500円 | 197,500円 | 35,000円 |
1千万円 | 325,000円 | 395,000円 | 70,000円 |
3千万円 | 975,000円 | 1,185,000円 | 210,000円 |
5千万円 | 1,625,000円 | 1,975,000円 | 350,000円 |
1億円 | 3,250,000円 | 3,950,000円 | 700,000円 |
年間を通してみればJCB単体の決済額が1千万円を超えるお店は決して珍しくないでしょう。
もし、「現在利用している決済サービスのJCB手数料が高い」という場合には、『Square(スクエア)』に乗り換えを検討してみると良いでしょう。
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Square(スクエア)以外の決済代行サービスでもJCBの決済手数料は引き下げの動きに!
以前にも記事にした通り、『Airペイ(エアペイ)』や『STORES 決済 (旧:Coiney)』では『Square(スクエア)』より一足早く、2023年4月1日からJCBの決済手数料(=加盟店手数料)が引き下げられることが発表されていました。
今回、『Square(スクエア)』でも同様にJCBの決済手数料(=加盟店手数料)引き下げの動きがあったことから、JCB主導のものである可能性が非常に高いです。
JCBの決済手数料(=加盟店手数料)引き下げの背景には、VISAやMastercardといった国際カードブランドに比べて、決済手数料が高いというイメージが強く、加盟店開拓に苦労している等、様々な背景が読み取れます。
とはいえ、日本国内では約3割ほどのシェアを持っているJCBの決済手数料がついにVISAやMastercardと横並びになるのは加盟店にとっては非常に嬉しいニュースですね。
まとめ
- 『Square(スクエア)』ではJCBとQUICpayの決済手数料が引き下げ対象
- JCBの決済手数料は対面決済3.95%⇒3.25%、オンライン決済では3.95%⇒3.60%に引き下げ
- QUICpayの決済手数料は3.75%⇒3.25%に引き下げ
以上、2023年4月28日より、『Square(スクエア)』でJCBの決済ブランドの決済手数料(=加盟店手数料)が引き下げられることについて解説してみました。
『Square(スクエア)』は、売上実績のない個人事業主でも最短即日でカード決済に対応できる手軽さが魅力の決済サービスです。ただ、JCBの決済手数料(=加盟店手数料)が3.95%と他社と比べても高かった点が非常にネックでした。
今回の決済手数料引き下げにより、こうしたデメリットが解消されたことは加盟店にとって非常に嬉しいニュースになるでしょう。
『Square(スクエア)』はandloid端末でもiOS端末でも利用できるため、手持ちのスマホを使えば低コストでカード決済に対応できます。カードリーダーは4980円と低価格なので、導入のハードルが非常に低いことも魅力の一つです。
この機会に『Square(スクエア)』の導入を検討してみてはいかがでしょうか?
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