SquareがVisa・Mastercardの決済手数料を2.5％に引き下げ！2024年11月1日から新料率が適用

2024年11月1日から、決済サービス『Square(スクエア)』で「Visa」と「MasterCard」の決済手数料 (加盟店手数料) が2.5%に引き下げられることが発表されました。

『Square(スクエア)』の手数料引き下げは、2023年4月28日のJCB手数料引き下げ以来、約1年半ぶりの出来事です。

さらに、この手数料引き下げに先立ち、9月3日から先行して手数料引き下げの恩恵を受けられる魅力的なキャンペーンも実施しています。

この記事では、『Square(スクエア)』で引き下げられる決済ブランドと対象の取引方法を解説します。さらに、他社サービスとの手数料比較も行います。記事後半では、お得なキャンペーン情報も紹介するので、ぜひ最後までお読みください。

今回の手数料引き下げ対象となる決済ブランドと取引方法

2024年11月1日から『Square(スクエア)』で決済手数料 (加盟店手数料) が引き下げられる決済ブランドは「Visa」と「Mastercard」の2つです。

引き下げ対象ブランド	Visa Mastercard
決済手数料	3.25%⇒2.50％
取引方法	対面決済のみ

「Visa」と「Mastercard」は、クレジットカード決済の中でも世界的に利用者の多い国際ブランドです。日本国内シェア率は、Visaが50.8%、Mastercardが17.8%と、合わせて約70%のシェアを占めています。
(出典: イプソス株式会社「2020年キャッシュレス大規模調査」)

つまり、店舗でよく使われるカードブランドが対象となるため、今回の決済手数料引き下げによる加盟店の負担軽減効果は大きいでしょう。

Squareの決済手数料（＝加盟店手数料）の変化

今回の手数料引き下げにより、『Square(スクエア)』の決済手数料 (加盟店手数料) がどう変化したのか見てみましょう。

『Square(スクエア)』は「対面決済」と「オンライン決済」、それぞれに対応した決済機能を提供しており、各機能で対応可能な決済手段や手数料が異なります。

ここでは、対面決済とオンライン決済に分けて解説します。

【対面決済】における決済手数料（加盟店手数料）の変化

『Square(スクエア)』の対面決済時の手数料は、これまで決済ブランドを問わず一律3.25%でした。

今回のVisaとMastercardの手数料引き下げによる変化は以下の通りです。

上記の決済手数料は、決済端末を通じた決済(スマホでタッチ決済含む)のみに適用されます。カード情報手入力での決済時は、3.75％の手数料が適用されるのでご注意ください。

【オンライン決済】における決済手数料（加盟店手数料）の変化

今回の手数料引き下げは対面決済のみが対象です。

Square請求書やサブスク決済、リンク決済等、オンライン決済時の手数料は変更ありません。

店舗事業者の多くは決済端末を用いた対面決済をメインに使用すると思われます。一見、オンライン決済は関係ないと考える方もいるでしょうが、実は店舗事業者にも便利なオンライン決済機能が充実しています。

これらの機能を活用することで、ビジネスの幅を広げたり、より効率的な運営ができるでしょう。

ただし、これらの機能はオンライン決済に分類されるため、今回の手数料引き下げの対象外となります。利用を検討する際は、対面決済と比べて手数料負担が大きいことに注意しましょう。

【比較】他社サービスと比べて、Square(スクエア)の決済手数料はどうなる？

今回の決済手数料引き下げにより、『Square(スクエア)』の「Visa」と「Mastercard」の決済手数料(加盟店手数料)は他社サービスと比較して最安水準となりました。

『Square(スクエア)』が対応しているクレジットカード決済の各ブランドにおける対面決済の手数料比較表を以下にまとめました。

決済サービス	Square	Airペイ	stera pack	EPARKペイメントサービス	PayCAS	スマレジ・PAYGATE
導入費用	無料※決済端末が必要な場合は4,980円～	無料※今ならiPadとカードリーダーが無料	無料	無料	無料	無料
月額固定費	無料	無料	3300円／月※1年間無料のお試しプランあり	無料※stera mobileのみ通信料として月額990円	1,980円(税別)～／月※電子マネー決済を利用する場合は別途1,020円(税別)／月	3300円／月※条件により月額0円での提供も可
入金手数料	無料	無料	三井住友銀行は無料※他行は1回辺り220円	550円／回	無料	無料
決済手数料の 下限～上限	3.25%※11月1日からVisa、Mastercardの手数料2.50％に引き下げ⇛詳しくはこちら※カード情報手入力・オンライン決済は3.60～3.75%	1.08～3.24%※1.08％はCOIN+のみ	2.70～3.24％	2.90～3.24％	2.80～3.56％※税別2.80～3.24％	2.00％～※カード決済は2.90％～
Visa	2.50％ (非課税)	3.24%(非課税)	2.70%～3.24%(非公開)	2.90%(非課税)	2.80%(非課税)	2.90%～(非公開)
Mastercard	2.50％ (非課税)	3.24%(非課税)	2.70%～3.24%(非公開)	2.90%(非課税)	2.80%(非課税)	2.90%～(非公開)
JCB	3.25%(非課税)	3.24%(非課税)	3.24%(非公開)	3.24%(非課税)	3.56%(税込)	2.90%～(非公開)
AMEX	3.25%(非課税)	3.24%(非課税)	3.24%(非公開)	3.24%(非課税)	3.56%(税込)	2.90%～(非公開)
DinersClub	3.25%(非課税)	3.24%(非課税)	3.24%(非公開)	3.24%(非課税)	3.56%(税込)	2.90%～(非公開)
Discover	3.25%(非課税)	3.24%(非課税)	3.24%(非公開)	3.24%(非課税)	3.56%(税込)	2.90%～(非公開)
	公式サイト	公式サイト	公式サイト	公式サイト	公式サイト	公式サイト

「Visa」と「Mastercard」を2%台の決済手数料で提供する他社サービスでは月額費用が発生しますが、『Square(スクエア)』なら月額費用などの固定費がかかりません。また、入金手数料も無料です。

つまり、導入後にかかる費用は決済手数料のみとなります。

また、「Visa」と「Mastercard」以外の決済ブランドは、『Square(スクエア)』では3.25%と他社とほぼ同等です。

『Square(スクエア)』は今回の手数料引き下げにより、決済代行サービス各社の中で、最もランニングコストを抑えられる決済サービスになったと言えるでしょう。

決済手数料引き下げに伴う加盟店側の手続きや申込手順

既に『Square(スクエア)』を利用中の加盟店は、11月1日以降に管理画面で新料金プランを選択する必要があります。

このプランは『Square(スクエア)』のシステム上の処理により、Visa/Mastercardの決済手数料を2.50%に引き下げるもので、追加費用はかかりません。手続きは画面の指示に従うだけの簡単なものです。

新プランへの移行手続きを行わないと、対面決済におけるVisa/Mastercardの決済手数料はこれまで通り3.25%が適用されるのでご注意ください。

【キャンペーン情報】決済手数料引き下げ「早期導入キャンペーン」

今回の「Visa」と「Mastercard」の決済手数料(加盟店手数料)引き下げは、2024年11月1日以降の決済分から適用されます。

しかし、『Square(スクエア)』では9月3日以降に新規登録した加盟店向けに、一足早く手数料引き下げの恩恵を受けられるキャンペーンを実施しています。

つまり、今から『Square(スクエア)』を導入するなら、11月1日を待たずに実質2.5％の決済手数料で利用できるのです。

キャンペーンの詳細は、以下の記事で詳しく解説していますので、興味のある方はそちらもご確認ください。

まとめ

以上、2024年11月1日から実施される『Square(スクエア)』での「Visa」と「MasterCard」の決済手数料(加盟店手数料)引き下げについて解説しました。

『Square(スクエア)』では、これまで対面決済におけるキャッシュレス決済は一律3.25%で利用できました。月額固定費がかからない決済代行サービスとしては、業界最安水準でした。

今回の引き下げにより、「Visa」と「Mastercard」の2ブランドが2.50%で利用可能になります。

これまでも『stera pack 』や『スマレジ・PAYGATE 』など、「Visa」と「MasterCard」を2%台の手数料で提供するサービスは存在しましたが、月額サービス利用料がかかります。そのため、決済額が一定以上継続して発生しない限り、月額利用料分だけ費用負担が大きくなるリスクがありました。

一方、『Square(スクエア)』なら低料率でありながら、決済手数料以外のランニングコストなしで利用できます。

決済端末は加盟店側で購入する必要がありますが、4,980円から販売されており、非常に手頃です。さらに、スマホを決済端末として利用できる「スマホでタッチ決済」なら初期費用0円で導入できます。

また、『Square(スクエア)』はアカウント作成から最短15分で審査結果がわかり、すぐにカード決済に対応可能です。

現在キャンペーンも開催されているため、オトクな今が導入の絶好のタイミングと言えるでしょう。