2024年11月1日から、決済サービス『Square(スクエア)』で「Visa」と「MasterCard」の決済手数料 (加盟店手数料) が2.5%に引き下げられることが発表されました。
さらに、この手数料引き下げに先立ち、9月3日から先行して手数料引き下げの恩恵を受けられる魅力的なキャンペーンも実施しています。
この記事では、『Square(スクエア)』で引き下げられる決済ブランドと対象の取引方法を解説します。さらに、他社サービスとの手数料比較も行います。記事後半では、お得なキャンペーン情報も紹介するので、ぜひ最後までお読みください。
今回の手数料引き下げとなる決済ブランドと取引方法
2024年11月1日から『Square(スクエア)』で決済手数料 (加盟店手数料) が引き下げられる決済ブランドは「Visa」と「Mastercard」の2つです。
引き下げ対象ブランド | Visa Mastercard |
---|---|
決済手数料 | |
取引方法 | 対面決済のみ |
「Visa」と「Mastercard」は、クレジットカード決済の中でも世界的に利用者の多い国際ブランドです。日本国内シェア率は、Visaが50.8%、Mastercardが17.8%と、合わせて約70%のシェアを占めています。
(出典: イプソス株式会社「2020年キャッシュレス大規模調査」)
つまり、店舗でよく使われるカードブランドが対象となるため、今回の決済手数料引き下げによる加盟店の負担軽減効果は大きいでしょう。
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Squareの決済手数料(=加盟店手数料)の変化
今回の手数料引き下げにより、『Square(スクエア)』の決済手数料 (加盟店手数料) がどう変化したのか見てみましょう。
『Square(スクエア)』は「対面決済」と「オンライン決済」、それぞれに対応した決済機能を提供しており、各機能で対応可能な決済手段や手数料が異なります。
ここでは、対面決済とオンライン決済に分けて解説します。
【対面決済】における決済手数料(加盟店手数料)の変化
『Square(スクエア)』の対面決済時の手数料は、これまで決済ブランドを問わず一律3.25%でした。
今回のVisaとMastercardの手数料引き下げによる変化は以下の通りです。
Square対応ブランドと手数料 (2024年10月31日まで) | |
---|---|
決済手数料 3.25% | Visa Mastercard JCB AMEX Discover DinersClub QUICPay iD 交通系IC詳細 PayPay d払い auPAY メルペイ 楽天ペイ Alipay WeChat Pay |
Square対応ブランドと手数料 (2024年11月1日以降) | |
---|---|
決済手数料 2.50% | Visa Mastercard |
決済手数料 3.25% | JCB AMEX Discover DinersClub QUICPay iD 交通系IC詳細 PayPay d払い auPAY メルペイ 楽天ペイ Alipay WeChat Pay |
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【オンライン決済】における決済手数料(加盟店手数料)の変化
今回の手数料引き下げは対面決済のみが対象です。
Square請求書やサブスク決済、リンク決済等、オンライン決済時の手数料は変更ありません。
Square対応ブランドと手数料 (2024年10月31日まで) | |
---|---|
決済手数料 3.60% | Visa Mastercard JCB AMEX Discover DinersClub |
Square対応ブランドと手数料 (2024年11月1日以降) | |
---|---|
決済手数料 3.60% | Visa Mastercard JCB AMEX Discover DinersClub |
店舗事業者の多くは決済端末を用いた対面決済をメインに使用すると思われます。一見、オンライン決済は関係ないと考える方もいるでしょうが、実は店舗事業者にも便利なオンライン決済機能が充実しています。
これらの機能を活用することで、ビジネスの幅を広げたり、より効率的な運営ができるでしょう。
ただし、これらの機能はオンライン決済に分類されるため、今回の手数料引き下げの対象外となります。利用を検討する際は、対面決済と比べて手数料負担が大きいことに注意しましょう。
決済手数料引き下げの対象者と条件
今回の決済手数料引き下げは、中小事業者を対象としています。
- 業種別の従業員数または資本金
- サービス業:従業員50人未満または資本金5,000万円未満
- 小売業:従業員100人未満または資本金1億円未満
- その他の業種:従業員300人未満または資本金3億円未満
- 年間決済総額が3,000万円未満
- 上場企業や事業グループの支部は対象外
ただし、上記の条件を満たさなくても、個別交渉により、さらにお得な決済手数料で導入できる可能性があります。
『Square』の導入を検討中の方で、上記の条件に該当しない場合は、以下の専用フォームから申込みしてみてください。
【比較】他社サービスと比べて、Square(スクエア)の決済手数料はどうなる?
今回の決済手数料引き下げにより、『Square(スクエア)』の「Visa」と「Mastercard」の決済手数料(加盟店手数料)は他社サービスと比較して最安水準となりました。
以下の表は、『Square(スクエア)』と他社サービスのカード決済手数料を比較したものです。
決済サービス |
Square |
Airペイ |
stera pack |
PAYGATE
|
PayCAS |
EPARKペイメントサービス |
---|---|---|---|---|---|---|
提供元 | Square株式会社 | 株式会社リクルート | SMBC GMO PAYMENT株式会社 | 株式会社スマレジ | PayPay株式会社 | 株式会社EPARK |
決済手段 | 全42種以上 | 全69種以上 | 全50種以上 | 全29種 | 全47種以上 | 全22種 |
初期費用 | 無料※決済端末が必要な場合は4,980円~ | 無料※今ならiPadとカードリーダーが無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
月額利用料 | 無料 | 無料 |
| 3300円(税込) | 1980円(税別) | 無料 |
決済手数料 | 2.50%~3.25% | 0.99%~3.24% |
| 2.00%~ | 2.80%~3.24% | 2.90%~3.24% |
入金手数料 | 無料 | 無料 | 三井住友銀行は無料※他行は1回辺り220円 | 無料 | 無料 | 550円/回 |
カード決済の対応ブランド | カード決済全6種
VISA
Mastercard
決済手数料
2.50%(非課税)
JCB
American Express
Diners Club
DISCOVER
決済手数料
3.25%(非課税)
| カード決済全7種
VISA
Mastercard
JCB
American Express
Diners Club
DISCOVER
銀聯(UnionPay)
決済手数料
3.24%(非課税)
| カード決済全7種
VISA
Mastercard
スモールビジネスプラン 1.98%(税別)
スタンダードプラン 2.70%(税別)
お試しプラン 3.24%(税別)
JCB
American Express
Diners Club
DISCOVER
スモールビジネスプラン 2.48%(税別)
スタンダードプラン お試しプラン 3.24%(税別)
銀聯(UnionPay)
プラン共通
3.24%(税別)
| カード決済全7種
VISA
Mastercard
JCB
American Express
Diners Club
DISCOVER
銀聯(UnionPay)
決済手数料
2.90%~※消費税区分は非公開
| カード決済全7種
VISA
Mastercard
決済手数料
2.80%(非課税)
JCB
American Express
Diners Club
DISCOVER
決済手数料
3.24%(税別)
銀聯(UnionPay)
決済手数料
3.24%(非課税)
| カード決済全7種
VISA
Mastercard
決済手数料
2.90%(非課税)
JCB
American Express
Diners Club
DISCOVER
銀聯(UnionPay)
決済手数料
3.24%(非課税)
|
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「Visa」と「Mastercard」を2%台の決済手数料で提供する他社サービスでは月額費用が発生しますが、『Square(スクエア)』なら月額費用などの固定費がかかりません。また、入金手数料も無料です。
また、「Visa」と「Mastercard」以外の決済ブランドは、『Square(スクエア)』では3.25%と他社とほぼ同等です。
『Square(スクエア)』は今回の手数料引き下げにより、決済代行サービス各社の中で、最もランニングコストを抑えられる決済サービスになったと言えるでしょう。
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決済手数料引き下げに伴う加盟店側の手続きや申込手順【画像付き解説】
10月31日時点で既に『Square(スクエア)』を利用中の加盟店は、管理画面で新料金プランを選択する必要があります。
このプランは『Square(スクエア)』のシステム上の処理により、Visa/Mastercardの決済手数料を2.50%に引き下げるもので、追加費用はかかりません。
11月1日以降、管理画面にログインすると、手数料引き下げの案内が表示されるので、以下の手順に沿って手続きを行います。
- 右上の「割引手数料の対象か確認」をクリック
- 対象の場合、「事業をプログラムに登録」を選択
- 「OK」をクリック
手続きは画面の指示に従うだけなので、非常に簡単です。
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【キャンペーン情報】決済手数料引き下げ「早期導入キャンペーン」
今回の「Visa」と「Mastercard」の決済手数料(加盟店手数料)引き下げは、2024年11月1日以降の決済分から適用されます。
しかし、『Square(スクエア)』では9月3日以降に新規登録した加盟店向けに、一足早く手数料引き下げの恩恵を受けられるキャンペーンを実施しています。
- 実施期間: 9月3日(火)~ 10月31日(木)
- 対象者: キャンペーン期間中にSquareに新規登録した加盟店
- 対象決済:
- VISAおよびMastercardでのクレジット・デビットカード決済
- 対面決済による取引
- 特典: 期間中の対象決済の0.75%(通常3.25%と2.5%の差分)に相当する金額を決済手数料無料クレジットとして付与
つまり、今から『Square(スクエア)』を導入するなら、11月1日を待たずに実質2.5%の決済手数料で利用できるのです。
キャンペーンの詳細は、以下の記事で詳しく解説していますので、興味のある方はそちらもご確認ください。
まとめ
以上、2024年11月1日から実施される『Square(スクエア)』での「Visa」と「MasterCard」の決済手数料(加盟店手数料)引き下げについて解説しました。
『Square(スクエア)』では、これまで対面決済におけるキャッシュレス決済は一律3.25%で利用できました。月額固定費がかからない決済代行サービスとしては、業界最安水準でした。
今回の引き下げにより、「Visa」と「Mastercard」の2ブランドが2.50%で利用可能になります。
これまでも『stera pack』や『PAYGATE 』など、「Visa」と「MasterCard」を2%台の手数料で提供するサービスは存在しましたが、月額サービス利用料がかかります。そのため、決済額が一定以上継続して発生しない限り、月額利用料分だけ費用負担が大きくなるリスクがありました。
決済端末は加盟店側で購入する必要がありますが、4,980円から販売されており、非常に手頃です。さらに、スマホを決済端末として利用できる「スマホでタッチ決済」なら初期費用0円で導入できます。
また、『Square(スクエア)』はアカウント作成から最短15分で審査結果がわかり、すぐにカード決済に対応可能です。
現在キャンペーンも開催されているため、オトクな今が導入の絶好のタイミングと言えるでしょう。
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