「Squareリーダー(スクエアリーダー)」は、決済サービス『Square』が提供するモバイル決済端末です。スマホやタブレットで利用できるため、誰でも簡単に導入できます。
この記事では、Squareリーダーの特徴や使い方、導入時の注意点を分かりやすく解説します。低コストで高機能な決済端末を探している方や、店舗運営の効率化を目指す方に役立つ情報をお届けします。
Squareリーダー(スクエアリーダー)とは?
「Squareリーダー(スクエアリーダー)」は、手のひらサイズのカードリーダーです。スマホやタブレットと接続し、専用アプリを通じてキャッシュレス決済を受け付けられます。
日頃使い慣れたスマホで操作するため、誰でも直感的に扱えます。本体価格が4,980円と安価なこともあり、個人事業主など小規模事業者に人気の端末です。
提供元は米国発の決済サービス会社「Block, Inc.(旧:Square,Inc.)」
「Squareリーダー(スクエアリーダー)」は、米国発の決済サービス会社「Block, Inc.(旧:Square,Inc.)」が提供しています。『Square(スクエア)』は、世界8カ国(アメリカ、カナダ、日本、オーストラリア、イギリス、アイルランド、フランス、スペイン)で展開され、400万以上の加盟店で使用されるグローバル決済サービスです。
日本では、三井住友カードとの合弁会社「Square株式会社」がサービスを展開しています。外資系ながら、国内大手カード会社との業務提携で安心と信頼性を確保しています。
Squareの決済端末の中で最もお手軽
「Squareリーダー(スクエアリーダー)」は、『Square』が提供する決済端末の中で最も導入しやすい製品です。iOSとAndroidの両方に対応しているため、手持ちのスマホやタブレットを使えば、端末代4,980円のみで始められます。
なお、『Square』は「スマホでタッチ決済」というサービスも提供しています。こちらはタッチ決済限定ですが、専用端末不要で初期費用0円からカード決済に対応できます。
Squareリーダー(スクエアリーダー)の料金|30日間返金対応&1年保証付き
「Squareリーダー(スクエアリーダー)」は、手持ちのスマホやタブレットを使えば、端末代4,980円と決済手数料3.25%のみで利用できます。
本体価格 | 4,980円※スマホまたはタブレットは加盟店側で用意 |
---|---|
決済手数料 | 2.50%~3.25% |
月額利用料 | 無料 |
入金手数料 | 無料 |
Square製品は全て1年間の製品保証付きです。さらに、注文から30日間以内なら使用済みでも無料返品できます。
「Squareリーダー(スクエアリーダー)」を実際に試した上で導入できるので安心ですね。返品時の送料もSquare負担で、解約金等も一切かからないため、リスクなしで試すことができます。
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Squareリーダー(スクエアリーダー)で対応できる決済手段・決済ブランド
「Squareリーダー(スクエアリーダー)」は、以下の全42種以上の決済方法に対応しています。
カード決済 | 種類 | 全6種 |
---|---|---|
決済ブランド | Visa 決済手数料2.50% Mastercard 決済手数料2.50% AMEX 決済手数料3.25% JCB 決済手数料3.25% Diners Club 決済手数料3.25% Discover 決済手数料3.25% ※カード情報手入力・オンライン決済は3.60~3.75% | |
読み取り方式 | ICカード タッチ決済 | |
電子マネー決済 | 種類 | 全12種 |
決済ブランド | iD 決済手数料3.25% QUICPay 決済手数料3.25% 交通系IC 決済手数料3.25% Apple Pay 決済手数料3.25% | |
QRコード決済 | 種類 | 全24種以上 |
決済ブランド | 楽天ペイ 決済手数料3.25% PayPay 決済手数料3.25% d払い 決済手数料3.25% au PAY 決済手数料3.25% メルペイ 決済手数料3.25% 決済手数料3.25% WeChat Pay 決済手数料3.25% | |
読み取り方式 | ユーザースキャン方式 ※金額は自動入力 |
国内で利用者の多いVISA、Mastercard、JCB、PayPayなどの主要な決済手段をしっかりカバーしています。
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Squareリーダー(スクエアリーダー)の3つの特徴・メリット
【圧倒的な低価格】4,980円で高性能決済端末を導入可能
「Squareリーダー(スクエアリーダー)」は、4,980円という決済端末としては非常に低価格で提供されています。Airペイなど他社の類似端末が約2万円することと比較すると、その安さが際立ちます。
決済端末 |
Squareリーダー |
Airペイ |
楽天ペイ |
STORES 決済 (旧:Coiney) |
---|---|---|---|---|
本体価格 | 4,980円 | 20,167円 | 19,800円 | 19,800円 |
保証期間 |
|
受取月を含む6ヶ月以内 | 受け取りから1年間 | 受け取りから1年間 |
一部の他社では初期導入時に決済端末を無料提供しますが、保証外の故障時には約2万円の負担が必要です。一方、「Squareリーダー(スクエアリーダー)」は初期費用も保証外の故障時の交換費用も4,980円です。つまり、1回でも故障が発生すれば、「Squareリーダー(スクエアリーダー)」の方がコスト面で有利になります。
さらに『Square』は月額料金がなく、契約縛りもありません。「Squareリーダー(スクエアリーダー)」は初期費用を抑えつつ、長期的なコスト面でも優位性があり、気軽に始められるのが特徴の一つです。
【コンパクトで多機能】全42種以上のキャッシュレス決済に対応
「Squareリーダー(スクエアリーダー)」は、手のひらサイズのコンパクトな端末ながら、全42種以上ものキャッシュレス決済に対応しています。
さらに、POSレジ機能も搭載しているため、「スマホ」と「Squareリーダー(スクエアリーダー)」の2つだけでキャッシュレス対応のレジ環境をどこでも構築できます。
場所を取らず持ち運びも簡単なため、店舗利用はもちろん、移動販売やイベント出店など、屋外での使用にも大変便利です。
【POSレジ機能】月額無料POS内蔵&他社のPOSレジとの連携にも対応
「Squareリーダー(スクエアリーダー)」は、スマホやタブレットにインストールした「SquarePOSレジアプリ」を通じて利用します。このアプリには、名前の通りPOSレジ機能が備わっています。
POSレジ機能は月額無料で、売上管理、在庫管理、顧客管理などができる本格的なシステムです。バーコードリーダーやキャッシュドロアなど、レジカウンターに必要な周辺機器との接続も可能です。
さらに、Airレジなど他社のPOSレジシステムとの連携にも対応しています。POSレジと決済端末を連携すれば、POSレジ上の会計情報が自動的に決済端末に反映されるので、よりスムーズな会計処理が実現します。
既存のPOSレジアプリを使用中で、キャッシュレス決済機能のみを求める場合でも、既存のPOSレジを変更せずにSquareを決済端末として活用できます。
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Squareリーダー(スクエアリーダー)の仕様を10の項目で徹底解剖
1. 白を基調としたスタイリッシュなデザイン
「Squareリーダー(スクエアリーダー)」は、白を基調としたスタイリッシュなデザインが特徴です。店舗の雰囲気を損なわず、むしろ洗練された印象を与えます。
また、「Squareリーダー(スクエアリーダー)」は本人認証時のPIN入力など全てアプリ上で行います。そのため、キーパッドが不要となり、他社端末よりもコンパクトで持ち運びやすい設計になっています。
2. 手のひらサイズのコンパクト端末|本体サイズは66mm(W)×66mm(D)×10mm(H)
「Squareリーダー(スクエアリーダー)」の本体サイズは、横幅66mm×奥行66mm×高さ10mmと非常にコンパクトです。
手のひらに収まるサイズ感のため、持ち運びが容易で、狭いスペースでも使用できます。
3. カード読み取りは「ICカード」「タッチ決済」に対応
「Squareリーダー(スクエアリーダー)」は、ICカード(差し込みタイプ)とタッチ決済の読み取りに対応しています。磁気カードの読み取りには対応していません。
旧モデル(第一世代)では、スマホのイヤホンジャックに接続する磁気専用リーダーが同梱されていました。
しかし、現行の第二世代「Squareリーダー(スクエアリーダー)」では廃止されました。
4. QRコード決済はユーザースキャン方式
『Square』のQRコード決済では、「ユーザースキャン方式」を採用しています。加盟店のスマホやタブレットの画面上に表示したQRコードをお客様が読み取る仕組みです。
『Square』はレジ機能の周辺機器としてバーコードリーダーに対応しています。ただし、バーコードリーダーでお客さまが提示したQRコードを読み取るストアスキャン方式には対応していません。
また、『Square』のQRコードは決済ごとに生成されるため、印刷したり使い回すことはできません。その代わり、お客様自身で金額を入力頂く必要はなく、読み取ると自動的に金額が反映されます。お客さまの入力ミスなどの心配がありません。
5. プリンターとの接続対応、デジタルレシートにも対応
「Squareリーダー(スクエアリーダー)」はレシートプリンターに対応しています。外部プリンターを接続すれば、カード決済の明細を紙で発行できます。
ただし、Squareはデジタルレシートにも対応しており、メールやSMSでのレシート発行が可能です。このため、プリンターは必須ではありません。必要に応じて別途購入を検討するとよいでしょう。
既にPOSレジを導入している場合や、お手持ちのプリンターがある場合は、『Square』でも使用できる可能性があります。新たに購入する前に、まずは互換性を確認してみることをおすすめします。
6. バッテリー内蔵のため、持ち運びや屋外利用もOK
「Squareリーダー(スクエアリーダー)」は、内蔵バッテリーのおかげで、電源のない場所でも使用可能です。バッテリーの持続時間は使用環境によりますが、フル充電で通常1日の営業時間をカバーできます。
携帯性に優れているため、移動販売やイベント出店、タクシー内での決済など、場所を選ばず使用できます。
7. iOS・Android両方に対応、スマホ・タブレットのどちらでも利用可能
「Squareリーダー(スクエアリーダー)」は、iOSとAndroid両方に対応しています。また、スマホ・タブレットのどちらでも利用でき、接続可能なデバイスの柔軟性が非常に高いです。
他社の決済端末の中にはiOSでしか使えないものもありますが、「Squareリーダー(スクエアリーダー)」は接続できるデバイスの選択肢が豊富です。
既存のデバイスを活用できるため、導入コストを抑えられることで、多くの事業者が手軽に導入しやすくなっています。
8. スマホ・タブレットとの接続はBluetooth
「Squareリーダー(スクエアリーダー)」はBluetoothを使用して、スマホやタブレットとワイヤレス接続します。
低消費電力の通信規格「Bluetooth Low Energy(Bluetooth LE)」を採用し、「接続キープ」機能を内蔵しています。この機能は、スマホやタブレットとの接続を維持しつつ、バッテリー消費を抑えます。一定期間、使用しない時は節電モードに移行し、最大30日間接続を維持します。
この仕様のおかげで、長時間未使用後も電源を入れ直す必要がないため、スムーズな決済処理が可能です。
9. ネット通信はスマホ・タブレット経由
「Squareリーダー(スクエアリーダー)」は、スマホやタブレットを介してインターネット接続します。別途通信契約を結ぶ必要がありません。通信環境は、モバイルデータ通信とWi-Fiのどちらでも利用できます。
スマホやタブレットの通信環境に応じて柔軟に対応できるため、店舗内外を問わず幅広い場所で利用できます。
10. 専用スタンドで据え置き型端末としても利用可能
「Squareリーダー(スクエアリーダー)」は、給電したままでも利用可能です。別売の「Squareリーダー専用ドッグ」を使えば、据え置き型の決済端末としても利用できます。
店舗で常時使用する際の充電の手間を省きたい場合や、レジカウンターの見栄えをもっと良くしたい場合におすすめです。
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Squareリーダー(スクエアリーダー)の第一世代と第二世代の違い
現在、販売されている「Squareリーダー(スクエアリーダー)」は第二世代です。ここでは、第一世代から何が変わったのか、詳しく解説します。
まずは違いを表にまとめました。
第1世代 (旧モデル) | 第2世代 (現行モデル) | ||
---|---|---|---|
外見上の違い | 充電ポート | マイクロUSB | USB-C |
電源ボタン | 充電ポートの左側 | 充電ポートの右側 | |
NFCマーク | 充電ポート向き | カード差し込み口向き | |
接続の持続性の違い | 最大8時間 | 最大30日間 | |
同梱品の違い | Squareリーダー本体 マイクロUSBケーブル 磁気専用リーダー | Squareリーダー本体 USB-Cケーブル | |
周辺機器の違い | Squareリーダー専用ドック | Squareリーダー専用Bosstab社製ドック Infinite Peripherals Square リーダーケース (iPad mini 第6世代専用) |
上記の表だけだと違いがイマイチわからないという方もいらっしゃると思いますので、画像付きで詳しく違いを見ていきましょう。
外見上の違い(充電ポート・電源ボタン・NFCマーク)
外見上の違いは、充電ポート、電源ボタン、NFCマークの3点です。サイズの変更はありません。
電源ボタンとNFCマークはデザイン上の微調整程度ですが、最も大きな変化は充電ポートの仕様変更です。第一世代ではマイクロUSBでしたが、第二世代からはUSB-Cとなりました。
この変更は近年のトレンドに沿ったものです。多くのデバイスがUSB-Cを採用し、Apple製品もライトニングからUSB-Cに移行しています。
充電ポートが一般的な規格と共通化されたことで、日常的に使用する他のデバイスと同じケーブルで充電できるようになり、利便性が大幅に向上しています。
接続の持続性の違い
「Squareリーダー(スクエアリーダー)」は、第二世代からスマホやタブレットとのBluetooth接続の持続性が大幅に改善されました。
第一世代では、2時間以上操作がないと「Squareリーダー(スクエアリーダー)」の電源ボタンを押す必要がありました。さらに、8時間操作がないとリーダーの電源が完全にオフになり、再接続にはリーダーのボタンを押してペアリングが必要でした。
一方、第二世代では「接続キープ」機能が内蔵されています。この機能は、バッテリーを節約しつつ、最大30日間端末との接続状態を維持します。30日を超えない限り、一定期間利用がなくても再度ペアリングする際に電源ボタンを押す必要がありません。
第一世代で必要だった毎日の営業開始時のペアリング作業が不要になりました。営業終わりから次の日の営業開始まで8時間以上経過しても、すぐに使用できるようになっています。
同梱品の違い
「Squareリーダー(スクエアリーダー)」は、第一世代・第二世代ともに磁気カードの読み取りは非対応です。しかし、第一世代では同梱品として磁気専用リーダーが付属していました。
磁気専用リーダーは、スマホやタブレットのイヤホンジャックに挿して使用する端末でした。
しかし、第2世代からは磁気専用リーダーの同梱は廃止されました。
この背景には、磁気カードのセキュリティ上の脆弱性が問題視され、国際的に廃止する流れが影響しています。
これを受けて、Square製品全体で磁気カード対応を段階的に廃止しています。例えば、iPad連動型の端末「Squareスタンド」も第二世代から磁気カードの読み取りを廃止しました。
Square提供の各端末のカードの読み取り方式
決済端末 |
Squareリーダー |
Squareターミナル |
Squareスタンド |
Squareレジスター |
---|---|---|---|---|
クレジットカードの読み取り方式 |
|
|
|
|
さらに、最近のスマホではイヤホンジャックそのものが廃止されている端末が多く、磁気専用リーダーを同梱しても使用できないケースが増えています。このように、『Square』は時代の変化と顧客ニーズに合わせて製品仕様を更新し続けています。
周辺機器の違い
「Squareリーダー(スクエアリーダー)」専用の周辺機器として「専用ドック」が販売されています。
これは「Squareリーダー(スクエアリーダー)」を据え置き型の端末として利用できる製品です。常に給電したまま使用できるので、充電の手間がなく、レジカウンターに設置して使うお店やレジカウンターのレイアウトにこだわりがあるお店におすすめです。
第一世代・第二世代ともに、専用ドッグは販売されていますが、充電ポートの仕様変更に伴い、デザインが大幅に一新されました。
第二世代の専用ドックは、アメリカとオーストラリアに拠点を置く「Bosstab」というタブレット関連のハードウェアを提供する専門企業が製造しています。
また、第二世代から新たに「Infinite Peripherals Square リーダーケース」というiPad mini(第六世代)専用のケースが販売されています。このケースはSquareリーダーを背面に収納できるため、iPad miniとSquareリーダーを一緒に携帯できます。
タッチ決済はもちろん、ケース下部からカードの挿入ができるため、ICカードの読み取りもケースに入れたまま行えます。
このように、第二世代から周辺機器も一新されました。ただし、世代別の周辺機器はそれぞれ対応した世代の「Squareリーダー(スクエアリーダー)」しか利用できないので、購入する際には注意が必要です。
第一世代のSquareリーダー(スクエアリーダー)は今でも購入できる?
第一世代の「Squareリーダー(スクエアリーダー)」は、現在公式オンラインストアでの取り扱いが終了しています。
しかし、Amazonでは、中古品として販売されています。第一世代の専用ドックを使用しており、互換性のある第一世代のSquareリーダーが必要な場合には、Amazonでの購入も選択の一つです。
第二世代のSquareリーダー(4,980円)と専用ドッグ(3,980円)を併せて購入しても、8,960円と決して高くありません。よほどこだわりがない限りは、第二世代の購入をおすすめします。
Square公式ストアで製品をチェックする
Squareリーダー(スクエアリーダー)と連携可能なPOSレジ
「Squareリーダー(スクエアリーダー)」は他社のPOSレジとの連携が可能です。POSレジを連携すれば、POSレジの会計情報が自動的に反映されるため、金額の二度打ちが不要です。
「Squareリーダー(スクエアリーダー)」が連携できるPOSレジは以下の通りです。
連携できるPOSレジ |
|
---|
無料で使えるPOSレジとして人気のAirレジをはじめ、有名なタブレットPOSレジの多くと連携できます。
ただし、他社のPOSレジと連携する場合は、POSレジアプリとSquarePOSレジアプリ(Squareの決済用アプリ)を同じスマホやタブレットにインストールする必要があります。
そのため、「Squareターミナル」「Squareレジスター」といったSquare専用の端末では連携できません。Squareの導入を検討しており、他社のPOSレジを使う予定の方はこの点に注意してください。
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Squareリーダー(スクエアリーダー)対応のスマホ・タブレットと周辺機器
Squareリーダー対応のスマホ・タブレット
「Squareリーダー(スクエアリーダー)」は、iOSとAndroidに対応しています。
対応バージョンは以下の通りです。
他社のモバイル決済端末は、最新バージョンのOSもしくは一世代前のOSにのみ対応している場合も珍しくありません。「Squareリーダー(スクエアリーダー)」は他社と比べても、対応できる機種が幅広いと言えるでしょう。
Squareリーダー専用の周辺機器
「Squareリーダー(スクエアリーダー)」専用の周辺機器として、「専用ドッグ」と「Infinite Peripherals Square リーダーケース(iPad mini6専用のケース)」が販売されています。
「専用ドック(3,990円)」は、レジカウンターに設置して決済したい場合や、レジカウンターのレイアウトにこだわりたい方におすすめの製品です。常に給電しながら利用できるため、いちいち充電する手間なく使用できます。
「Infinite Peripherals Square リーダーケース(8,499円)」は、iPad miniとSquareリーダーを一緒に携帯できる便利なアイテムです。
タッチ決済はもちろん、ケース下部からカードの挿入ができるため、ICカードの読み取りもケースに入れたまま行えます。
Squareリーダー対応のプリンター
「Squareリーダー(スクエアリーダー)」は、レシートプリンターと連携することで、紙の明細発行が可能です。スター精密やエプソンのレシートプリンターとの連携に対応しています。
レシートプリンターには、USB、イーサネット、Wi-Fi、Bluetoothといった様々な接続方式のものが販売されています。「Squareリーダー(スクエアリーダー)」で利用するならUSB以外のプリンターがおすすめです。
これからレシートプリンターを購入する方は、Square公式オンラインストアで取り扱っている「スター精密 mC-Printシリーズ」「エプソン インターフェースレシートプリンター」といったプリンターがおすすめです。
既にPOSレジを導入しており、プリンターを持っている場合は、Squareでもそのまま利用できる可能性が高いです。具体的な対応機種については、以下の手順でSquare公式オンラインストアから確認できます。
Square公式ストアで製品をチェックする
【比較表あり】Squareリーダー(スクエアリーダー)と他社端末と比較
「Squareリーダー(スクエアリーダー)」は、他社の決済端末と比較してどのような特徴があるでしょうか?
ここでは、「Squareリーダー(スクエアリーダー)」と類似するモバイル決済端末を提供する3社(Airペイ、楽天ペイ、STORES決済)との詳細な比較を行います。各サービスの特徴を一目で比較できるように表にまとめました。
決済端末 |
Squareリーダー |
Airペイ |
楽天ペイ |
STORES 決済 (旧:Coiney) |
---|---|---|---|---|
本体価格 | 4,980円※スマホまたはタブレットは加盟店側で用意 | 20,167円※キャンペーン利用で無料 | 19,800円 | 19,800円※申込みから180日以内に10万円以上の決済で無料 |
導入の目安 | 申込み当日~3営業日 | 申込みから約10日 | 申込みから3~4週間 | 申込みから最短3営業日 |
必要機器 |
|
|
|
|
POSレジ機能 |
|
外部のPOSレジと連携可 | 外部のPOSレジと連携可 | 外部のPOSレジと連携可 |
連携できるPOSレジ |
|
Airレジ |
|
|
保証期間 |
|
受取月を含む6ヶ月以内 | 受け取りから1年間 | 受け取りから1年間 |
保証期間外の交換費用 | 4,980円 | 20,167円 | 19,800円 | 19,800円 |
公式サイトへ | 公式サイトへ | 公式サイトへ | 公式サイトへ |
上記の表からわかる通り、「Squareリーダー(スクエアリーダー)」は本体価格が安く、すぐに導入できます。
続いて「Squareリーダー(スクエアリーダー)」が他社より優れている点について掘り下げていきましょう。
【比較】Squareリーダー(スクエアリーダー)が他社より優れている点は?
「Squareリーダー(スクエアリーダー)」は他社の決済端末と比べて、以下の3つの点で特に優れています。
それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。
1.本体価格が安い
他社サービスでは、導入時に端末を無料提供する場合もありますが、二台目以降の購入や保証外の故障時には、加盟店負担で約2万円の購入が必要です。
決済端末 |
Squareリーダー |
Airペイ |
楽天ペイ |
STORES 決済 (旧:Coiney) |
---|---|---|---|---|
本体価格 | 4,980円※スマホまたはタブレットは加盟店側で用意 | 20,167円※キャンペーン利用で無料 | 19,800円 | 19,800円※申込みから180日以内に10万円以上の決済で無料 |
保証期間 |
|
受取月を含む6ヶ月以内 | 受け取りから1年間 | 受け取りから1年間 |
保証期間外の交換費用 | 4,980円 | 20,167円 | 19,800円 | 19,800円 |
公式サイトへ | 公式サイトへ | 公式サイトへ | 公式サイトへ |
一方、「Squareリーダー(スクエアリーダー)」は4,980円で、二台以上購入した時点で他社よりも費用負担を抑えられます。
2.用途に応じて異なるタイプの端末を併用できる
『Square』では4種の決済端末を提供しており、一つの店舗で複数の決済端末を用途に応じて併用できます。
例えば、レジカウンターでは「Squareスタンド」を使用し、客席などでは「Squareリーダー」を利用するといった使い方が可能です。
また、端末の追加購入は、Square公式オンラインストアから注文すれば2~3営業日で配送されます。追加設定も簡単です。
他社端末では、端末の配送に約1週間かかったり、端末の追加には別途手続きが必要など柔軟性にかけます。
このような拡張性と柔軟性は『Square』の大きな魅力の一つです。
3.連携可能なPOSレジの種類が多い
「Squareリーダー(スクエアリーダー)」は、他社端末と比べて連携できるPOSレジの種類が多いです。Airレジやスマレジ、ユビレジなど人気のタブレット型POSレジと連携できます。連携設定も各アプリ上から簡単に行えます。
さらに、『Square』の決済用アプリ(SquarePOSレジアプリ)自体にPOSレジ機能が備わっています。新規にPOSレジを導入する場合、『Square』一つでキャッシュレス決済対応のPOSレジとして利用できます。
このアプリはキャッシュレス決済と決済端末の機能が一体化しているため、他社サービスで見られるアプリ間の連携エラーも起こりにくいという利点があります。
つまり、「Squareリーダー(スクエアリーダー)」は、これから開業する方はもちろん、既に営業中でキャッシュレス導入を考えている事業者の方々にも、とても導入しやすいシステムだと言えるでしょう。
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Squareリーダー(スクエアリーダー)の導入の流れ
申込情報を基に、加盟店審査が行われます。
事業者情報に不備がなければ、基本的には審査に通過し、最短15分~3営業日で完了します。
審査通過後に、Square公式オンラインストアから端末を注文します。オンラインストアの場合、発送までに2~3営業日かかるため、土日祝を挟む場合や、導入を急ぐ方はAmazonからの注文がおすすめです。
「Squareリーダー(スクエアリーダー)」と接続するスマホ・タブレットに「Square POSレジアプリ」をインストールします。
アプリ上で接続設定を行えば利用開始です。
※接続設定は「Squareリーダーの使い方」で画像付きで解説します。
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Squareリーダー(スクエアリーダー)の使い方【画像付き解説】
ここでは、「Squareリーダー(スクエアリーダー)」の使い方を画像付きで解説します。
上記に分けて解説します。
初期設定:スマホ・タブレットとの接続のやり方
Squareリーダーの決済手順
「Squareリーダー(スクエアリーダー)」では、カード決済(ICカード・タッチ決済)、電子マネー決済の受付が可能です。QRコード決済はスマホやタブレットの画面上に決済用のQRコードを表示するため、Squareリーダーは使用しません。
それでは、「Squareリーダー」の決済手順を見ていきましょう。
電子マネー決済の場合
iDやQUIC Pay、交通系ICなど電子マネー決済の場合は、下部の「電子マネー」をタップしてください。カード決済の場合はそのままカードの読み取りに進みます。
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Squareリーダー(スクエアリーダー)の導入前に知っておくべき注意点・デメリット
磁気カードの読み取りに非対応
「Squareリーダー(スクエアリーダー)」が読み取れるカードは、ICチップ搭載カード(いわゆる差し込みタイプ)もしくは、タッチ決済対応カード(またはスマホ)です。磁気カードには非対応です。
ただし、磁気カードは世界的に廃止の方向に向かっています。例えばMastercardは2033年までに磁気カードを段階的に廃止する方針を発表しています。国内発行のカードはほとんどがICチップ搭載のため、磁気カードへの対応はそれほど重要ではないと言えるでしょう。
どうしても磁気カードにも対応したい場合は、以下のような他の決済端末を選ぶ必要があります。
- 「Squareターミナル」や「Squareレジスター」など、磁気カード対応のSquare端末を選ぶ
- 『Airペイ(エアペイ)』など、他社のモバイル端末を検討する
ただし、「Squareターミナル」や「Squareレジスター」は端末価格が高いので、初期費用を抑えたいなら他社端末がおすすめです。
とくに『Airペイ(エアペイ)』は、iPadとカードリーダーが無料貸与されるキャンペーンを実施中なので、おすすめです。
Airペイ公式サイトで詳細を確認する
クレジットカード決済は一括払いのみ
「Squareリーダー(スクエアリーダー)」に限った話ではありませんが、『Square』で受け付けるクレジットカード決済はすべて一括払いになります。分割払いやボーナス払いはできません。
お客様が分割払いを希望する場合は、決済後にお客様自身で、お支払い方法を変更してもらう必要があります。
ただし、Square請求書やオンライン決済機能の一部では分割払いに類似した決済機能の利用できます。詳しくは以下の記事を御覧ください。
紙で明細発行する場合、別途プリンターの用意が必要
「Squareリーダー(スクエアリーダー)」にはプリンター機能がありません。紙のレシートを発行したい場合は、別途プリンターを用意する必要があります。
既にPOSレジを導入していて、プリンターをお持ちの場合は、そのまま『Square』でも使える可能性があります。
また、『Square』ではデジタルレシートの発行も可能で、メールやSMSで送れます。特にSMSなら電話番号を使うので、メールアドレス入力より手間が少なくて済みます。
ただ、紙の明細を求めるお客様も一定数いますし、紙の明細のほうが会計処理もスムーズなのは確かです。しかし、プリンターの価格は安くありません。モバイル型でも2万円、据え置き型だと5万円ほどします。
プリンター機能が必要だけど予算を抑えたい場合は、「Squareターミナル(39,980円)」を選ぶとトータルコストが低くなる場合があります。
また、他社のオールインワン端末で無料提供しているものもあります。ただし、他社の端末は審査が厳しい傾向にあり、導入まで1~2ヶ月以上かかることも珍しくありません。
導入無料のオールインワン端末
決済端末 |
stera terminal |
PAYGATE |
|
---|---|---|---|
本体価格 | 無料 | 39,600円※キャンペーン利用で無料 | 無料 |
プリンター |
|
端末に内蔵 | 端末に内蔵 |
公式サイトへ | 公式サイトへ | 公式サイトへ |
プリンターの必要性や予算、導入までの時間を考慮して、端末を選ぶことをおすすめします。
格安SIM(MVNO)での通信環境下での利用は非推奨
「Squareリーダー(スクエアリーダー)」は、接続するスマホやタブレットを介して、インターネット経由で決済処理を行います。
モバイルデータ通信でもWi-Fi環境でも決済自体は可能ですが、格安SIM(MVNO)や3G回線、フリーWi-Fiなどでの利用は控えるよう注意喚起されています。
「Squareリーダー(スクエアリーダー)」とスマホ・タブレットを接続する際にはスピードテストが行われます。モバイルデータ通信で決済する場合は、Wi-Fi接続を切ってから接続設定するのがおすすめです。
また、屋外で使う時は場所によって通信環境が不安定になりやすいので、必ず事前にテスト決済をしておきましょう。
返品時には全ての同梱品の返却が必要
「Squareリーダー(スクエアリーダー)」は、注文から30日以内なら使用済みでも無料で返品できます。返送料も『Square』が負担するので、リスクなく使い勝手を試せるのは魅力的です。
ただし、返品時には同梱されていた端末本体、コード、ケーブル、説明書、ブランドステッカーなど、全ての付属品を返品する必要があります。欠品がある場合は返品の対象外となる可能性があるので、お気をつけください。
製品を試してから導入を決めたい方は、「Square公式オンラインストア」での注文がおすすめです。
故意や不注意による故障は保証対象外
「Squareリーダー(スクエアリーダー)」は1年間の保証がついていますが、全ての故障が対象というわけではありません。
以下の場合は保証が適用されません。
保証が適用される場合は、無料で新品と交換してもらえます。ただし、交換品を受け取ってから14日以内に故障した製品を返送する必要があります。
また、人に譲ったり売ったりすると、保証は終了します。
「Squareリーダー(スクエアリーダー)」を長く使用するためには、取扱説明書に従って正しく使用することが大切です。故障したと思われる場合は、自分で修理を試みずに、まずSquareのサポートに相談することをおすすめします。
まとめ
以上、「Squareリーダー(スクエアリーダー)」について解説しました。
最大の魅力は何と言ってもコストの安さです。本体価格4980円と決済端末としては安価なため、始めるときの費用も、万が一壊れたときの交換費用も抑えられます。さらに、無料なのに高機能なPOSレジが使えるので、これから店を開く人にもぴったりです。
すでにお店を持っている人にも魅力的です。他社のPOSレジとの連携にも対応しているので、今使っているPOSレジをそのままにキャッシュレス決済を始められます。
また、『Square』の審査は独自の基準で行われるため、申し込めばほとんどの場合、通過できます。売り上げの実績がない個人事業主や、他社の審査で断られた人でも、使えるようになることが多いです。しかも、審査が通ればすぐに使い始められるのもいいところです。
「Squareリーダー(スクエアリーダー)」に興味がある方は実際に使ってみるのがおすすめです。30日以内なら無料で返品できるので、アカウントを作って試してみてはどうでしょうか。自分の商売に合うかどうか、
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