『Square(スクエア)』では、2024年9月25日(水)から新たに24種以上※のQRコード決済が追加されました。
※Alipay+経由で決済できる18種の外国人向けQRコード決済を含む
これまで『Square(スクエア)』で利用できるQRコード決済は2022年8月9日に追加された『PayPay(ペイペイ)』のみでした。
今回のアップデートにより、『Square(スクエア)』では全24種以上のQRコード決済、カード決済や電子マネー決済を含めると全42種以上もの決済手段に対応可能となりました。
この記事では、今回のアップデートで追加されたQRコード決済の内訳と決済手数料、追加手順など解説していきます。
今回、『Square(スクエア)』に追加されたQRコード決済
今回のアップデートで、『Square(スクエア)』では既存のPayPay対応に加えて、以下のQRコード決済に新たに対応しました。
今回追加された QRコード決済 | d払い auPAY メルペイ 楽天ペイ Alipay WeChat Pay |
---|---|
決済手数料 | 3.25% |
Alipay+はアジアを中心に各国のQRコード決済と連携しています。現在、『Square(スクエア)』では18種類の外国人向けQRコード決済が利用可能です。今後さらに対応できる決済手段が増える見込みです。
- Alipay(中国)
- true money(タイ)
- Alipay HK(香港)
- KakaoPay(韓国)
- Touch n Go(マレーシア)
- GCash(フィリピン)
- hello money(フィリピン)
- toss pay(韓国)
- Naver Pay(韓国)
- OCBC Bank(シンガポール)
- CHANGI Pay(シンガポール)
- Tinaba(イタリア)
- Hipay(モンゴル)
- MPay(モンゴル)
- Public Bank(マレーシア)
- K PLUS(タイ)
- Kaspi.kz(カザフスタン)
- BigPay(マレーシア、タイ、シンガポール)
『Square(スクエア)』のQRコード決済の決済手数料は一律3.25%で利用できます。他社の決済代行サービスと横並びの水準です。
現在、『Square(スクエア)』が対応している決済方法
『Square(スクエア)』が現在対応している決済手段の種類は、今回のアップデートで追加されたものも含め、以下の通りです。
- クレジットカード決済(全6種)
- 電子マネー決済(全12種)
- QRコード決済(全24種以上)
各決済方法別の対応ブランドは以下の通りです。
カード決済 | Visa 決済手数料3.25% Mastercard 決済手数料3.25% AMEX 決済手数料3.25% JCB 決済手数料3.25% Diners Club 決済手数料3.25% Discover 決済手数料3.25% |
---|---|
電子マネー決済 | iD 決済手数料3.25% QUICPay 決済手数料3.25% 交通系IC 決済手数料3.25% Apple Pay 決済手数料3.25% |
QRコード決済 | 楽天ペイ 決済手数料3.25% PayPay 決済手数料3.25% d払い 決済手数料3.25% au PAY 決済手数料3.25% メルペイ 決済手数料3.25% 決済手数料3.25% WeChat Pay 決済手数料3.25% |
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『Square(スクエア)』のQRコード決済はユーザースキャン方式
『Square(スクエア)』のQRコード決済は、お客様がスマホで決済用QRコードを読み取る「ユーザースキャン方式」を採用しています。
『Square(スクエア)』は、4種類の決済端末とスマホ自体を決済端末として使用できるスマホでタッチ決済を提供しています。どの端末でも、QRコード決済時にはディスプレイにQRコードが表示され、お客様がこのQRコードをスキャンして決済を行います。
ただし、QRコードを読み取ると決済額が自動入力されるので、お客様自身で金額を入力する必要がありません。お客様の入力ミスによる会計金額の誤りを防げるため、安心して利用できるシステムとなっています。
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『Square(スクエア)』のQRコード決済は現状、対面決済のみ
現在、『Square(スクエア)』のQRコード決済は対面決済のみに対応しています。
オンラインショップが作れるSquareオンラインビジネスやSquare請求書やサブスク決済、リンク決済等、オンライン決済機能では現時点では利用できません。
『Square(スクエア)』でQRコード決済を追加する方法
『Square(スクエア)』でQRコード決済の受付を開始するには、アカウント作成後に管理画面から申請が必要です。
『Square(スクエア)』のアカウント作成は、申込みから最短15分で審査が完了します。申込みフォームに従うだけで簡単に無料登録できるので、まだSquareアカウントをお持ちでない方は、以下から作成してみてください。
【申込無料】アカウント開設はこちら
それでは、『Square(スクエア)』でQRコード決済を追加する方法を画像付きで解説します。
なお、QRコード決済のお申し込みには以下の情報が必要になりますので、事前に準備しておくとスムーズです。
- 業態 (選択式)
- 取扱商材 (選択式)
- 店舗の外観写真
店名が確認できる外観写真 (実店舗がない場合は、販売スペースがわかる写真を提出) - 店舗の内観写真
提供するサービスや商品がわかる写真 - メニューと料金表の写真
提供する商品の説明や価格がわかる写真
※写真データは jpg、jpeg、png、pdf 形式で、1枚あたり最大50 MBまで
なお、この操作は管理画面「Squareデータ」から行います。
【パソコン手順】管理画面「Squareデータ」からQRコード決済を追加する方法
- 業態 (選択式)
- 取扱商材 (選択式)
- 店舗の外観写真
店名が確認できる外観写真 (実店舗がない場合は、販売スペースがわかる写真を提出) - 店舗の内観写真
提供するサービスや商品がわかる写真 - メニューと料金表の写真
提供する商品の説明や価格がわかる写真
※写真データは jpg、jpeg、png、pdf 形式で、1枚あたり最大50 MBまで
審査結果はSquareアカウントで登録しているメールアドレス宛に後日届きます。
【申込無料】決済手数料2.50%~!
【スマホ手順】管理画面「Squareデータ」からQRコード決済を追加する方法
- 業態 (選択式)
- 取扱商材 (選択式)
- 店舗の外観写真
店名が確認できる外観写真 (実店舗がない場合は、販売スペースがわかる写真を提出) - 店舗の内観写真
提供するサービスや商品がわかる写真 - メニューと料金表の写真
提供する商品の説明や価格がわかる写真
※写真データは jpg、jpeg、png、pdf 形式で、1枚あたり最大50 MBまで
審査結果はSquareアカウントで登録しているメールアドレス宛に後日届きます。
【申込無料】決済手数料2.50%~!
【比較表あり】『Square(スクエア)』のQRコード決済は他社サービスと比べてどうなの?
『Square(スクエア)』のQRコード決済への対応状況を他社のサービスと比較してみましょう。
決済サービス | Square | Airペイ | stera pack | EPARKペイメントサービス | PayCAS | スマレジ・PAYGATE |
---|---|---|---|---|---|---|
導入費用 | ※決済端末が必要な場合は4,980円~ | 無料無料※今ならiPadとカードリーダーが無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
月額固定費 | 無料 | 無料 | 3300円/月※1年間無料のお試しプランあり | 無料※stera mobileのみ通信料として月額990円 | 1,980円(税別)~/月※電子マネー決済を利用する場合は別途1,020円(税別)/月 | 3300円/月※条件により月額0円での提供も可 |
入金手数料 | 無料 | 無料 | 三井住友銀行は無料※他行は1回辺り220円 | 550円/回 | 無料 | 無料 |
決済手数料の 下限~上限 | ※11月1日からVisa、Mastercardの手数料2.50%に引き下げ⇛詳しくはこちら※カード情報手入力・オンライン決済は3.60~3.75% | 3.25%1.08~3.24%※1.08%はCOIN+のみ | 2.70~3.24% | 2.90~3.24% | 2.80~3.56%※税別2.80~3.24% | 2.00%~※カード決済は2.90%~ |
カード決済の 種類 | 全6種 | 全7種 | 全7種 | 全7種 | 全7種 | 全7種 |
電子マネー決済の 種類 | 全12種 | 全12種 | 全16種 | 全14種 | 全16種 | 全16種 |
QRコード決済の 種類 | 全24種以上 | 全50種以上 | 全27種以上 | 全1種 | 全24種以上 | 全7種 |
PayPay | 3.25%(税込) | 3.24%(税込) | 3.24%(非公開) | 3.24%(非課税) | 3.08%(税込) | 2.00%~(非公開) |
楽天ペイ | 3.25%(税込) | 3.24%(税込) | 3.24%(非公開) | 非対応 | 3.24%(税込) | 2.00%~(非公開) |
d払い | 3.25%(税込) | 3.24%(税込) | 3.24%(非公開) | 非対応 | 3.24%(税込) | 2.00%~(非公開) |
auPAY | 3.25%(税込) | 3.24%(税込) | 3.24%(非公開) | 非対応 | 3.24%(税込) | 2.00%~(非公開) |
メルペイ | 3.25%(税込) | 3.24%(税込) | 3.24%(非公開) | 非対応 | 3.24%(税込) | 2.00%~(非公開) |
Alipay | 非対応 | 3.24%(税込) | 3.24%(非公開) | 非対応 | 3.24%(非課税) | 2.00%~(非公開) |
WeChat Pay | 3.25%(税込) | 3.24%(税込) | 3.24%(非公開) | 非対応 | 3.24%(非課税) | 2.00%~(非公開) |
公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
『Square(スクエア)』が対応しているQRコード決済は、他社サービスでもほとんど対応しています。他社サービスの中には、マイナーなQRコード決済まで対応しており、単純な対応数では『Square(スクエア)』を上回るものが少なくありません。
しかし、『Square(スクエア)』が対応しているQRコード決済は、国内利用率の高いものばかりです。そのため、国内QRコード決済の大部分をカバーできます。さらに、『Square(スクエア)』はカード決済の手数料が2.50%~と、多くの他社サービスより安価です。
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『Square(スクエア)』が新たに「24種以上のQRコード決済」に対応した背景
今回のアップデートで24種以上のQRコード決済が追加された背景には、日本のキャッシュレス決済市場の急速な変化と『Square(スクエア)』の戦略的判断があります。
以下、Square関係者の過去の見解や市場動向を踏まえて、詳しく見ていきましょう。
Square関係者のQRコード決済への見解
2019年、『Square(スクエア)』の創業者ジャック・ドーシーCEOは来日時に次のように述べました。
ジャック・ドーシーCEOQRコード決済への対応は、システムアップデートで対応できる。必要であると判断したら対応する。
また、同年9月、『Square(スクエア)』の事業者向けサービス担当責任者アリッサ・ヘンリー氏はITmediaの取材で、
アリッサ・ヘンリー氏 その国で最もポピュラーな決済手段に適用できるような商品を構築すること
を同社のポリシーとして挙げました。
同時に、
アリッサ・ヘンリー氏 QRコード決済は事業者も加盟店も利用者も増えてきているが、そのメインは中国のインバウンドで主流ではない
と述べ、当時のQRコード決済が日本のキャッシュレス市場で主流ではないという認識を示しました。
これらの発言は、『Square(スクエア)』が市場の動向を見極めつつ、適切なタイミングでQRコード決済に対応する準備があることを示唆していました。
日本におけるQRコード決済市場の成長
実際に、日本のQRコード決済市場は急速に成長しました。キャッシュレス推進協議会の調査によると、QRコード決済の店舗利用金額は以下のように年々増加していることがわかります。
店舗利用金額 | 2018年比 | |
---|---|---|
2018年 | 1650億円 | – |
2019年 | 1兆1205億円 | 679.0% |
2020年 | 4兆2000億円 | 2545.0% |
2021年 | 7兆3487億円 | 4452.7% |
また、株式会社インフキュリオンの「決済動向調査」によると、QRコード決済のシェアは2020年3月から2022年4月にかけて12%から57%へと大幅に増加しました。
2020年3月 | 2022年4月 | 増加率 | |
---|---|---|---|
QRコード決済 | 12% | 57% | 45% |
クレジットカード | 78% | 77% | -1% |
電子マネー | 49% | 56% | 7% |
この急速な成長により、QRコード決済は日本国内で主流の決済手段の一つとなり、『Square(スクエア)』が対応を決断する十分な根拠となりました。
Squareの日本市場への適応
『Square(スクエア)
- 2020年8月:非接触型電子マネー決済に対応
- 2022年8月9日:PayPayに対応
- 2024年9月:楽天ペイ、d払い、au PAY、メルペイ、Alipay、WeChatPayに対応
この一連の対応から、『Square(スクエア)』が日本市場における各決済サービスの重要性を認識し、戦略的に導入を決定したことがわかります。
QRコード決済の利用者数増加や加盟店の拡大といった市場動向を踏まえ、『Square(スクエア)』は自社のサービス拡充が不可欠だと判断したのでしょう。
さらに、訪日外国人の増加に伴うインバウンド需要の高まりを受け、AlipayやWeChat Payにも対応しました。これにより、国内外の幅広い消費者ニーズに応える体制を整えたと言えます。
これらの対応は、ジャック・ドーシーCEOとアリッサ・ヘンリー氏の過去の発言通り、日本のキャッシュレス決済市場の成熟度を見極めながら段階的に実施されました。
『Square(スクエア)』のこうした動きから、日本市場でのシェア拡大と多様化する決済ニーズへの柔軟な対応を目指す同社の戦略を反映していることがわかります。
結論
結論として、『Square(スクエア)
- 日本のQRコード決済市場の急速な成長と主流化
- 多様化する消費者ニーズへの対応
- インバウンド需要の増加
- 日本市場でのシェア拡大を目指す戦略
- 過去の発言に基づく、市場成熟度を見極めた段階的な導入
これらの要因が複合的に作用し、『Square(スクエア)』は日本市場の変化に柔軟に対応する形で、新たなQRコード決済に対応したのでしょう。
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まとめ|今回のアップデートによる変化と加盟店のメリット
以上、『Square(スクエア)
このアップデートによる主な変化と加盟店のメリットは以下の通りです。
- 決済方法の多様化
クレジットカードや電子マネーに加え、主要なQRコード決済にも対応し、より幅広い決済ニーズに対応できるようになった。 - 加盟店の利便性向上
PayPay以外のQRコード決済も『Square』に一本化でき、他社端末との併用が不要になった。 - 売上アップ
多様なQRコード決済対応により、顧客の利便性が向上し、来店促進や単価向上が期待できる。 - インバウンド需要への対応
Alipayなどの外国人向けQRコード決済にも対応したことで、訪日外国人観光客の需要にも効果的に対応できるようになった。
『Square(スクエア)』は独自の審査基準により、新規開業の個人事業主など他社の決済端末の審査に通りにくい方でも利用しやすいです。
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