「リクルートが提供するAirペイ(エアペイ)」と「JCB出資で設立されたJMSが提供するおてがるPay」は、キャッシュレス決済を簡単に導入できるモバイル決済サービスです。
どちらのサービスも「モバイル端末(スマホやタブレット)」+「カードリーダー」の2点のみで利用でき、回線工事も不要です。
この記事では、「Airペイ(エアペイ)」と「おてがるPay」の2つのサービスを9つの項目で比較し、両サービスの違いや特徴をわかりやすく解説していきます。
「もっと多くのモバイル決済サービスの比較を一気見したい!」という方は、以下の比較記事をご覧ください。
Airペイ(エアペイ)とおてがるPayの基本情報
Airペイ
エアペイ
|基本情報 早見表
- 0円スタートキャンペーン
-
iOS端末(iPadまたはiPhone)に接続して使用する決済端末を無料提供
公式でチェック
- キャッシュレス導入0円キャンペーン
-
実店舗を持つ事業者を対象に「iPad」と「カードリーダー」の2点が無料!導入費用0円でキャッシュレス決済に対応可能!
公式でチェック
- モバイル決済端末
- 20,167円
キャンペーン利用で 無料
- iPhone
- iPad
- 必要な場合は別途購入
- ICカード
- 磁気カード
- タッチ決済
- 受取月を含む6ヶ月以内
- 外部のPOSレジと連携可
- iOSアプリ
- 無料
- iPhone
- iPad
- 別途購入が必要(※無くても利用可)
- 外部のPOSレジと連携可
- Tap to Pay
- 無料
- iPhone
- 非対応
- タッチ決済
- -
- 外部のPOSレジと連携可
おてがるPay
|基本情報 早見表
- モバイル決済端末
- 38,280円
- iPhone
- iPad
- 導入時に提供
- ICカード
- 磁気カード
- タッチ決済
- なし
- 外部のPOSレジと連携可
「Airペイ(エアペイ)」と「おてがるPay」を9項目で徹底比較
【比較①】お得に導入!キャンペーンで比較
Airペイ(エアペイ) | おてがるペイ |
---|---|
キャッシュレス導入0円キャンペーン | 実施中のキャンペーンはなし |
実店舗を持つ事業者を対象に「iPad」と「カードリーダー」の2点が無料!導入費用0円でキャッシュレス決済に対応可能! |
現在キャンペーンを実施しているのは『Airペイ(エアペイ)』のみ。
決済に必要なiPad&カードリーダーが無料提供されるため、導入費用は無料です。
一方、『おてがるPay』では現在キャンペーンの実施はなく、導入費用として38280円(税込)が掛かります。
決済サービス各社が加盟店向けに実施しているキャンペーンは以下の記事からご確認ください。
【比較②】決済ブランドの種類&決済手数料で比較
対応可能な決済ブランドの種類で比較すると以下の通りです。
Airペイ(エアペイ) | おてがるペイ | |
---|---|---|
カード 決済の種類 | 全7種 | 全8種 |
電子マネー 決済の種類 | 全12種 | 全12種 |
QRコード 決済の種類 | 全44種 | 未対応 |
合計 | 全63種 | 全20種 |
決済ブランドの種類で比較すると、「Airペイ(エアペイ)」の方が充実しております。
それでは決済方法別に、Airペイ(エアペイ)とおてがるPayそれぞれが対応している決済ブランドと決済手数料を見ていきましょう。
クレジットカード決済可能ブランドで比較
カード決済においては、両サービスとも国際ブランド7種に対応しております。
Airペイ(エアペイ) | おてがるペイ | |
---|---|---|
種類 | 全7種 | 全8種 |
決済 ブランド | Visa 決済手数料3.24% Mastercard 決済手数料3.24% AMEX 決済手数料3.24% JCB 決済手数料3.24% Diners Club 決済手数料3.24% Discover 決済手数料3.24% 銀聯(UNION PAY) 決済手数料3.24% | Visa 決済手数料3.24% Mastercard 決済手数料3.24% AMEX 決済手数料3.24% JCB 決済手数料3.24% Diners Club 決済手数料3.24% Discover 決済手数料3.24% 銀聯(UNION PAY) 決済手数料3.24% JCB PREMO 決済手数料3.24% |
電子マネー決済可能ブランドで比較
Airペイ(エアペイ) | おてがるペイ | |
---|---|---|
種類 | 全12種 | 全12種 |
決済 ブランド | iD 決済手数料3.24% QUICPay 決済手数料3.24% 交通系IC 決済手数料3.24% Apple Pay 決済手数料3.24% | iD 決済手数料3.24% QUICPay 決済手数料3.24% 交通系IC 決済手数料3.24% Apple Pay 決済手数料3.24% |
対応している決済ブランドに違いはありません。
電子マネー決済は、5000円以下の少額決済時に利用者が多い決済方法です。
平均会計単価が低いお店では、決済手数料が低い「Airペイ(エアペイ)」の利用がおすすめです。
QRコード決済可能ブランドで比較
Airペイ(エアペイ) | おてがるペイ | |
---|---|---|
種類 | 全44種 | 未対応 |
決済 ブランド | 楽天ペイ 決済手数料3.24% PayPay 決済手数料3.24% d払い 決済手数料3.24% au PAY 決済手数料3.24% J-Coin Pay 決済手数料3.24% COIN+ 決済手数料1.08% SmartCode 決済手数料3.24% Alipay+ 決済手数料3.24% WeChat Pay 決済手数料3.24% Union QR 決済手数料3.24% | 非対応 |
「おてがるPay」はQRコード決済に対応していないため、導入したい場合には、他社サービスとの併用が必要です。
一方、『Airペイ(エアペイ)』は、全44種ものQRコード決済に対応可能です。国内向けのみならず、アジア各国向けにも対応しているため、QRコード決済に力を入れたいお店は『Airペイ(エアペイ)』を選ぶべきでしょう。
決済ブランドと決済手数料での比較まとめ
- 決済手数料は横並び
- 対応できる決済ブランドもAirペイ(エアペイ)の方が充実
- おてがるPayはQR決済に未対応
【比較③】導入費用と周辺機器で比較
「Airペイ(エアペイ)」「おてがるpay」ともに、「導入費用=周辺機器の代金」となります。
Airペイ(エアペイ) | おてがるペイ | |
---|---|---|
カードリーダー | 無料 | 23,100円(税込) |
モバイル端末 | 加盟店負担 キャンペーン利用でiPadが無料 | 加盟店負担 |
レシートプリンター | 外部プリンター接続可 | 15,180円(税込) |
『Airペイ(エアペイ)』では、iPad&カードリーダーを無料提供するキャンペーンを実施しているため、iPadとiPhoneがあれば導入費用は無料です。
一方、『おてがるPay』は導入に関するキャンペーンの実施を行っていないため、カードリーダーとレシートプリンター代として38280円がかかります。
両サービスともに月額費用は掛かりません。
続いて周辺機器について詳しく解説していきます。
モバイル端末(スマホ・タブレット)
対応モバイル端末(スマホ・タブレット)は、両サービスともに「iOS端末」のみです。
『Airペイ(エアペイ)』では現在実施している「キャッシュレス導入0円キャンペーン」にて、iPadを無料提供しております。
『おてがるPay』は、手元にiOS端末(iPad or IPhone)がない場合には、別途購入する必要があります。
今なら"iPadと決済端末"が無料
決済端末(カードリーダー)
決済端末(カードリーダー)は、両サービスとも違いはなく、充電式で持ち運びが可能、手のひらサイズのコンパクトな端末です。
どちらもiPadまたはiPhoneとBluetooth接続して、決済処理を行います。
前述した通り、『Airペイ(エアペイ)』ではカードリーダーを無料提供するキャンペーンを実施しており、『おてがるPay』では23,100円(税込)と導入費用に違いがあります。
レシートプリンター
『おてがるPay』では、導入時にモバイル型のレシートプリンターが有料(15180円)で提供されます。
『Airペイ(エアペイ)』はプリンターの提供がないため、店舗側で用意する必要がありますが、必須ではありません。
Airペイ(エアペイ)はデジタルレシートとして明細をメール送信することができるからです。
しかし、お客様によっては紙での明細発行を求める方も少なくないでしょう。
そういった場合には、三井住友グループの『stera pack 』がおすすめです。
『stera pack 』は導入時にマルチ決済端末「stera terminal」が無料提供されます。
『stera pack 』は、スマホやタブレット不要、これ1台で決済可能なマルチ決済端末で、レシートプリンターが内蔵されております。
導入費用(初期費用)&周辺機器での比較まとめ
- Airペイ(エアペイ)はiPad&カードリーダー(決済端末)が無料
- おてがるPAYは、38280円導入費用に加えて、iOS端末を店舗側で用意する必要あり
【比較④】入金手数料&入金サイクルで比較
各サービスで決済を行った売上金の入金サイクル・入金手数料は以下の通り。
三井住友、みずほ、三菱UFJ銀行 | その他の金融機関 |
---|---|
入金サイクル | |
月6回 | 月3回 |
決済から振込までの日数 | |
6~11日 | 6~16日 |
入金手数料 | |
無料 | 無料 |
金融機関を問わず | |
---|---|
入金サイクル | |
月2回 | 月6回 |
決済から振込までの日数 | |
16~31日 | 6~10日 |
入金手数料 | |
無料 | 1回辺り198円 |
おてがるPayは金融機関を問わず入金サイクルを月2回または月6回から選べますが、月6回を選択した場合は1回当たり198円の入金手数料が掛かります。1か月間で1188円も無駄な手数料が掛かってしまいます。
入金サイクル・入金手数料で選ぶのであればAirペイ(エアペイ)がおすすめです。
ただし、Airペイ(エアペイ)は以下の注意点があります。
- ゆうちょ銀行は振込先に指定できない
- QRコード決済分のみ月1回入金(月末締め翌月末払い)
そもそも「おてがるPay」はQRコード決済に対応できないため、上記を加味しても「Airペイ(エアペイ)」がおすすめです。
入金手数料&入金サイクルでの比較まとめ
- Airペイ(エアペイ)は入金回数を問わず入金手数料が無料
- おてがるPayは金融機関を問わず月6回が選択できるが無駄な手数料が掛かる
- Airペイ(エアペイ)は、ゆうちょ銀行を入金口座に指定できない
【比較⑤】審査・導入スピードで比較
Airペイ(エアペイ) | おてがるペイ | |
---|---|---|
申込から導入までの期間 | 申込みから約10日 | 申込みから約1か月~ |
審査から導入までスピードについては、「Airペイ(エアペイ)の方が早いです。
これは、審査から導入までの流れに違いがあるためです。
1次審査である「VISA/mastercard」の審査完了⇒決済端末(カードリーダー)の発送⇒到着後から利用可⇒その他の決済ブランドはそれぞれ審査が通り次第、利用可
全ての決済ブランドの審査完了⇒決済端末(カードリーダー)+レシートプリンターの発送⇒到着後から利用可
「Airペイ(エアペイ)」は1次審査完了次第、「VISA/mastercard」のみ決済できる状態で周辺機器を発送します。
対して、「おてがるPay」は全ブランドの審査が完了次第、周辺機器を発送するため、導入に時間が掛かります。
「Airペイ(エアペイ)」の場合でも全決済ブランドの審査通過には1~2か月程度掛かります。
どちらのサービスも申込み内容に不備があると審査に遅れが出てしまうので、申し込み内容に誤りがないかしっかり確認してから申し込みをしましょう。
ちなみに、導入スピードを重視する方は、最短当日から利用できる「Square(スクエア)」もおすすめです。
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審査・導入スピードでの比較まとめ
- Airペイ(エアペイ)は申込みから約10日前後で導入可能!
- おてがるPayは申込みから約1ヶ月と導入に時間がかかる
【比較⑥】お支払い方法(分割・ボーナス払い)で比較
「分割払い」「ボーナス払い」といったクレジット決済の支払い方法について、各サービスの対応状況は以下の通り。
Airペイ(エアペイ) | おてがるペイ | |
---|---|---|
1回払い | 可 | 可 |
2回払い | 不可 | 可 |
リボ払い | 不可 | 可 |
分割払い | 不可 | 可 |
ボーナス一括払い | 不可 | 可 |
タッチ決済 | VISA MasterCard AMEX JCB | 非対応 |
モバイル決済サービスでは、1回払いしか対応していないサービスが多く、「おてがるPay」は「Airペイ(エアペイ)」以外の他社サービスと比べても支払い方法が最も充実しております。
ただし、「おてがるPay」で2回払い・ボーナス一括払いに対応する場合、入金サイクルは月2回となります。また、これらの支払い方法は決済から入金までに時間が掛かるため、キャッシュフローに不安がある事業者は利用すべきでないでしょう。
【比較⑦】決済機能で比較
両サービスともに店頭での利用を対象としたサービスのため、決済機能は「対面決済」のみ。
Airペイ(エアペイ) | おてがるペイ | |
---|---|---|
対面決済 | 可 | 可 |
継続課金機能 (カード自動引き落とし) | 不可 | 不可 |
請求書決済 | 不可 | 不可 |
ネットショップ作成 | 不可 | 不可 |
リンク型決済 | 不可 | 不可 |
ブラウザ決済 | 不可 | 不可 |
eコマースAPI | 不可 | 不可 |
オンライン決済など様々な用途での決済を行いたい場合、「Square(スクエア)」がおすすめです。
【比較⑧】POSレジ連携で比較
Airペイ(エアペイ) | おてがるペイ | |
---|---|---|
連携できる POSレジ | Airレジ | スマレジ ユビレジ okage |
【比較⑨】サポート対応で比較
それぞれのサポート窓口の対応方法と対応時間は以下の通り。
Airペイ(エアペイ) | おてがるペイ | |
---|---|---|
サポート窓口 | 電話 メール チャット | 電話 メール 対面訪問 |
受付時間 | 【年中無休】9:30~23:00 | 【平日】10:00~18:00 |
サポート窓口の受付時間は「Airペイ(エアペイ)」の方が長く、受付方法も充実しております。
結局、導入費用や手数料など料金はどっちがお得?
どちらの決済サービスを選ぶか、もっとも重要なポイントとして「いくら掛かるのか?」と料金面が気になる方が多いと思います。 そこで、以下の条件で、それぞれの決済サービスの料金を比較してみます。
- 決済額100万円
- 決済方法の利用率は全て同一
- おてがるPayは月6回入金
- 期間は1か月
Airペイ(エアペイ) | おてがるペイ | |
---|---|---|
決済手数料 | 32,400円 | 32,400円 |
入金手数料 | 0円 | 1188円 |
導入費用 | 0円 | 88,080円 |
サービス利用料合計 | 32,400円 | 121,668円 |
初期費用の掛からない「Airペイ(エアペイ)」が圧倒的に安い結果となりました。
長期的に見ても、一部の決済方法の手数料率が低い「Airペイ(エアペイ)」の方が料金は安くなります。
以下は、「決済総額が1200万円/期間が1年間」の場合での比較です。
Airペイ(エアペイ) | おてがるペイ | |
---|---|---|
決済手数料 | 388,800円 | 388,800円 |
入金手数料 | 0円 | 14,256円 |
導入費用 | 0円 | 88,080円 |
サービス利用料合計 | 388,800円 | 491,136円 |
決済手数料は横並びなので、初期費用の差は埋まることはありません。また、おてがるペイの方が入金手数料分、コストが掛かってきます。
対応決済方法の種類など、他の面でも『Airペイ(エアペイ)』の方が優れているため、この2社であれば『Airペイ(エアペイ)』の導入がおすすめです。
今なら"iPadと決済端末"が無料
【まとめ】重視するポイントでサービスを選択しよう
Airペイ(エアペイ)とおてがるPay、2社のモバイル決済サービスを比較してみました。 当記事での比較結果を一覧でまとめると以下の通りです。
Airペイ(エアペイ) | おてがるペイ | |
---|---|---|
決済方法の種類 | 全63種 | 全20種 |
カード決済 | 全7種 | 全8種 |
電子マネー決済 | 全12種 | 全12種 |
QRコード決済 | 全44種 | 未対応 |
決済手数料 | 1.08~3.24% | 3.24% |
初期費用 | 無料 | 38280円~ |
入金手数料 | 無料 | 月2回=無料 月6回=1回当たり198円 |
入金サイクル | 月3回or月6回 | 月2回or月6回 |
申込から導入までの期間 | 申込みから約10日 | 申込みから約1か月~ |
お支払い方法 | 1回払いのみ | 1回払い 2回払い 分割払い リボ払い ボーナス一括払い |
対面決済 | 可 | 可 |
自動継続課金 (カード引き落とし) | 不可 | 不可 |
請求書決済 | 不可 | 不可 |
ネットショップ | 不可 | 不可 |
リンク型決済 | 不可 | 不可 |
ブラウザ決済 | 不可 | 不可 |
eコマースAPI | 不可 | 不可 |
サポート対応 | 電話 メール チャット | 電話 メール 対面訪問 |
サポート受付時間 | 【年中無休】9:30~23:00 | 【平日】10:00~18:00 |
Airペイ(エアペイ)とおてがるPay導入を迷っている事業者の方が、この記事を読んで自分に合ったサービスを選ぶことが出来れば幸いです。
対応決済方法が充実しており、今ならキャンペーンでiPad&カードリーダーが無料の『Airペイ(エアペイ)』の導入がおすすめです。
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