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stera packの手数料と消費税|税区分は税込・税抜・非課税のどれ?

stera packの手数料と消費税|税区分は税込・税抜・非課税のどれ?

三井住友カード系の決済代行サービス『stera pack(ステラパック)は、初期費用無料で高性能なオールインワン端末を導入できる店舗向けのサービスです。

stera packで提供されるマルチ決済端末『stera terminal』

国内で利用者が多いカードブランド「VISA・Mastercard」の決済手数料は、スモールビジネスプランで1.98%、スタンダードプランでは2.70%となっており、他社と比較しても低料率で利用可能です。

しかし、公式サイト上では、決済手数料の消費税の取り扱いについてはっきりとした記載がなく、他の決済ブランドの消費税を考慮すると、実際にはコストが割高になる可能性があります。

この記事では、『stera pack(ステラパック)』の手数料と消費税をテーマに、決済手数料にかかる消費税区分について詳しく解説します。記事の後半では、消費税を考慮した場合の他社サービスとの手数料比較も行います。

『stera pack(ステラパック)』の導入を検討されている方はぜひ最後までご覧ください。

目次

そもそも決済手数料に消費税ってかかるの?

決済手数料には、決済手段によって消費税が「課税されるもの」と「非課税となるもの」があります。

大まかに以下のように分類されます。

  • 非課税対象
    クレジットカード決済
    ポストペイ式電子マネー決済
  • 課税対象
    プリペイド式電子マネー決済
    QRコード決済

ただし、『stera pack(ステラパック)』のような決済代行サービスを通じて契約する場合、契約内容によっては非課税対象の手数料も課税対象になることがあります。

stera pack(ステラパック)の料金と消費税の取り扱い

stera pack(ステラパック)』を利用する際の料金と消費税の取り扱いは以下の通りです。

決済サービス stera pack
stera pack(ステラパック)
初期費用 無料
月額利用料 初年度 月額0円(2年目以降 通常3300円)※初年度は無料※2年目以降は、直近1年間の累計決済額が3,000万円以上の場合は永年無料
Visa/Mastercardの決済手数料
  • スモールビジネスプラン: 1.98%
  • スタンダードプラン: 2.70%
(税別)
JCB/AMEX/Diners Club/DISCOVERの決済手数料
  • スモールビジネスプラン: 2.48%
  • スタンダードプラン: 3.24%
(税別)
その他の決済ブランド 3.24%
入金手数料 三井住友銀行は無料※他行は1回辺り220円
お申し込みはこちら

決済手数料以外の料金は全て税込です。決済手数料については『stera pack(ステラパック)』のサービス資料には以下の記載があります。

  • 上記手数料には、一部非課税の手数料が含まれています。
  • ご請求時は課税の手数料に対する消費税相当額を別途申し受けます。
stera packの公式資料。スモールビジネスプラン利用者向けの加盟店手数料率を示す表。VISAとMasterCardは1.98%、JCBとDinersClubは2.48%の手数料率。青い円で拡大表示された注釈には「上記手数料には、一部非課税の手数料が含まれています」「ご請求時は課税の手数料に対する消費税相当額を別途申し受けます」と記載。
画像引用元:sterapack公式サイト

つまり、決済ブランドごとの消費税区分は明示していないものの、決済手数料の取り扱いは決済ブランドによって「非課税」または「税別」が適用されることがわかります。

次に、なぜ『stera pack(ステラパック)』では決済手数料の消費税区分を明示していないのかについて解説します。

【サポートに聞いてみた】stera pack(ステラパック)が決済手数料の消費税区分を公開していない理由

私が以前、とある飲食店のデジタル化支援を行った際、『stera pack(ステラパック)』の導入を検討し、その際にカスタマーサポートに決済手数料の消費税の取り扱いに関して質問しました。

以下は、その時の質問と回答です。

決済ブランドごとの消費税の取り扱いはどうなっていますか?

決済ブランドごとの消費税の取り扱いについては公開していません。

なぜ、決済ブランドごとの消費税の取り扱いを公開していないのですか?

決済手数料にかかる消費税の取り扱いが複雑で、明確にお伝えすることが難しいためです。

では、決済手段によっては、表記されている決済手数料に対して、別途10%の消費税がかかるのですか?

はい、そうです。ただし、どの決済手段が課税対象となるのかの詳細はサポートデスクにも共有されておらず、お答えすることができません。

『stera pack(ステラパック)』を導入した場合、決済手数料にかかる消費税はどうやって把握すれば良いですか?

毎月の明細に、合計決済額と課税対象の消費税額が記載されています。ただし、決済手段別の詳細は記載されず、課税対象となる決済手数料の総額のみが表記されています。

つまり、カスタマーサポートからの回答を要約すると以下の通りです。

  • 消費税の取り扱いが複雑であるため、決済手数料の消費税区分を公開していない
  • 決済手段によっては、別途10%の消費税がかかる可能性がある
  • 決済手数料に関する消費税額は、毎月の明細書で確認できるが、決済手段別の詳細な内訳の記載はない

次に、消費税の取り扱いが複雑になる理由について解説します。

stera pack(ステラパック)の決済手数料にかかる消費税の取り扱いが複雑になる理由

stera pack(ステラパック)』の決済手数料にかかる消費税の取り扱いが複雑になる理由について、以下の点が考えられます。

  • 同じ決済ブランドであっても消費税の取り扱い変わることがある
  • 手数料の内訳が「決済事業者手数料」と「決済代行サービス手数料」に分かれている

これはsterapack側の公式な回答ではありませんので、あくまで可能性ということをご理解ください。

同じ決済ブランドであっても消費税の取り扱い変わることがある

冒頭で触れたように、QRコード決済の手数料は通常消費税の課税対象となりますが、決済代行サービスとの契約内容によっては一部が非課税対象となることがあります。

一部のQRコード決済サービスでは「残高払い」と「クレジットカード払い」といった形で複数の支払い方法を利用できます。このうち、「クレジットカード払い」のみ非課税対象となる決済代行サービスが存在します。

具体例として「楽天ペイ(実店舗決済)」が挙げられます。このサービスでは、同名のQRコード決済「楽天ペイ」の決済を受け付ける際に、ユーザーが設定した支払い方法によって、手数料にかかる消費税の取り扱いが変わるのです。

「楽天ペイ(実店舗決済)」でQRコード決済「楽天ペイ」の決済を受け付ける場合
  • 支払い方法がクレジットカード払いの場合
    非課税対象
  • 支払い方法が残高払いの場合
    課税対象

stera pack(ステラパック)』においても、同様の消費税の取り扱いが適用される可能性があります。

また、「楽天ペイ(実店舗決済)」と比較して、『stera pack(ステラパック)』が対応するQRコード決済の種類は多いです。

そのため、決済ブランドごと、さらには同じブランドでも消費税の取り扱いが変わることがあるなら、非常に複雑になることが理解できます。


手数料の内訳が「決済事業者手数料」と「決済代行サービス手数料」に分かれている

決済代行サービスとの契約によって決済手数料の内訳が「決済事業者手数料」「決済代行サービス手数料」に分けられる場合、それぞれの手数料の性質が異なるため、消費税の取り扱いも異なります。

決済事業者手数料とは?

加盟店が持つ売掛金をカード会社に譲渡する対価として支払われる手数料です。

消費税法では、売掛金など債権譲渡の際に生じる手数料は非課税対象とされています。

決済代行サービス手数料とは?

加盟店からカード会社への債権譲渡を仲介する対価として支払われる手数料です。

これは債権譲渡にはあたらず、仲介サービスの利用にかかる手数料なので課税対象となります。

この契約では、カードブランドAの決済手数料が3.24%の場合、手数料の内訳が以下のようになります。

  • 決済事業者手数料=3%
  • 決済代行サービス手数料=0.24%

この場合、決済代行サービス手数料の0.24%のみが課税対象となり、10,000円のカード決済を行った場合は以下のようになります。

10,000円のカード決済の場合
  • 決済手数料の総額:324円
    • 決済事業者手数料(非課税分):300円
    • 決済代行サービス手数料(課税分):24円
  • 追加される消費税:2円(課税分の24円に対して)
  • 実質的な手数料負担の合計:326円(300円+24円+2円)

多くの決済代行サービスでは、契約上、手数料の内訳がこのように分けられていないため、各決済ブランドごとに消費税の取り扱いを明記できます。

もし、『stera pack(ステラパック)』がこのような内訳を持つ契約である場合、「3.24%(税込)」「3.24%(税別)」という表記が難しくなり、決済手数料の消費税区分を公開していない可能性も考えられます。

stera pack(ステラパック)の決済手数料が課税対象となる場合の料率

stera pack(ステラパック)』の決済手数料は、プランや決済ブランドによって1.98%~3.24%が適用されます。

しかし、決済ブランドごとの消費税区分は公開していませんが、一部の決済ブランドは課税対象となり、表示されている手数料に別途消費税が請求されます。

仮に、全ての決済ブランドに消費税が課税される場合、実質的な手数料負担は以下のようになります。

プランスモールビジネスプランスタンダードプラン
Visa、Mastercard1.98%×消費税10%
2.178%
2.70%×消費税10%
2.97%
JCB/AMEX/Diners Club/DISCOVER2.48%×消費税10%
2.728%
3.24%×消費税10%
3.56%
その他の決済ブランド3.24%×消費税10%
3.56%

【他社比較】stera pack(ステラパック)は消費税を加味すると他社サービスより決済手数料は高い?

stera pack(ステラパック)』と他の決済代行サービス各社の手数料を比較してみましょう。ここでは主要な決済ブランドをいくつか抜粋し、決済代行サービス各社の手数料を表にまとめました。

スクロールできます
決済サービス 初期費用 月額利用料 Visa/Mastercardの決済手数料 JCB/AMEX/Diners Club/DISCOVERの決済手数料 iD/QUICPayの決済手数料 PayPayの手数料 入金手数料 公式サイト
stera pack
stera pack(ステラパック)
無料
  1. スモールビジネスプラン:初年度 月額0円(2年目以降 通常3300円)
  2. スタンダードプラン:初年度 月額0円(2年目以降 通常3300円)
※初年度は無料※2年目以降は、直近1年間の累計決済額が3,000万円以上の場合は永年無料
  1. 1.98%
  2. 2.70%
(税別)
  1. 2.48%
  2. 3.24%
(税別)
3.24%(税別)3.24%(税別)三井住友銀行は無料※他行は1回辺り220円 お申し込みはこちら
Square
Square(スクエア)
無料※決済端末が必要な場合は4,980円~
  1. 中小企業プラン:無料
  2. 大型店プラン:無料
  1. 2.50%
  2. ~3.25%
(非課税)
  1. 2.50%
  2. ~3.25%
(非課税)
3.25%(非課税)3.25%(非課税)無料 お申し込みはこちら
Airペイ
無料※iPadまたはiPhoneは加盟店負担
  1. ディスカウントプログラム:無料
  2. 標準プラン:無料
  1. 2.48%
  2. 3.24%
(非課税)
  1. 2.48%
  2. 3.24%
(非課税)
3.24%(非課税)2.95%(税別)無料 お申し込みはこちら
PayCAS
paycas
無料
  1. 中小事業者応援プログラム:1980円(税別)
  2. 標準プラン:1980円(税別)
  1. 2.48%
  2. 2.80%
(非課税)
  1. 2.48%
  2. 3.24%
(税別)
2.95%(税別)2.80%(税別)無料 お申し込みはこちら
PAYGATE
PAYGATE
無料
  1. 中小事業者向けプラン:3300円(税込)
  2. 標準プラン:3300円(税込)
※条件により月額0円での提供も可
  1. 1.98%~
  2. 2.90%~
  1. 1.98%~
  2. 2.90%~
3.24%~2.00%~無料 お申し込みはこちら

PAYGATE』の決済手数料は、事業規模や業種に応じた個別見積もりとなります。詳細は公式サイトからお問い合わせください。

上記の表からstera pack(ステラパック)』は、他社と比べても決済手数料が安価です。とくにクレジットカード決済の手数料が低料率で、スモールビジネスプランで1.98%から利用できます。

初期費用も無料で、月額サービス料も初年度無料、さらに2年目以降も年間決済額によっては永年無料となる点は大きな魅力です。

しかし、他社サービスの多くでは消費税の取り扱いを明記しており、「税込」または「非課税」です。『stera pack(ステラパック)』では、消費税の取り扱いが課税対象となる場合があり、電子マネー決済やQRコード決済は他社の方が安価になる場合があります。

例えば、『Square』では、全てのキャッシュレス決済の消費税区分は「非課税」です。

決済サービス Square
Square(スクエア)
Visa/Mastercardの決済手数料
  • 中小企業プラン:2.50%
  • 大型店プラン:~3.25%
その他の決済ブランド 3.25%
お申し込みはこちら

stera pack(ステラパック)』で3.24%の決済手数料が適用されるブランドが課税対象(税別)の場合、実質的な手数料率は消費税10%を加算すると3.564%となります。

ただし、消費税分は消費税の仕入税額控除を受けられるため、料率に大きな違いはありません。

しかし、免税事業者や、インボイス対応の事業者でも赤字の事業者は、消費税の仕入税額控除ができないため、消費税分、費用負担が増えることになります。

上記の場合、『Square』では3.25%(非課税)の手数料が適用される決済ブランドを利用する場合、『Square』の方が手数料負担を抑えられることになります。

まとめ

『stera pack(ステラパック)』の手数料と消費税まとめ
  • 決済手数料は1.98~3.24%だが決済ブランドごとの消費税の取り扱いは非公開
  • 決済手数料にかかる消費税は一部非課税となり、課税対象の場合は別途消費税が発生する
  • 仮に全ての決済ブランドが課税対象と仮定すると決済手数料は実質2.178~3.564%

以上、『stera pack(ステラパック)』の手数料にかかる消費税について解説しました。

『stera pack(ステラパック)』では、決済手数料ごとの明確な消費税の取り扱いは開示していません。課税対象もしくは非課税となります。

しかし、それを踏まえても、スモールビジネスプランの決済手数料は1.98%~と決済手数料率は非常に低いです。さらに、初期費用が無料で、高性能なオールインワン決済端末『stera terminal』も無償提供される点は、導入時のハードルを大きく下げてくれます。

月額サービス料についても、初年度はプランに関わらず無料で、2年目以降も年間キャッシュレス取扱高3,000万円以上で永年無料となるため、ランニングコストが気になる事業者様にも使いやすいです。また、契約期間は3年間ですが、いつでも解約もでき、端末を返却すれば違約金はかかりません。

契約中の故障時は無料で修理・交換対応してもらえるなどアフターサポートも安心です。

これらのメリットとご自身の事業規模、決済ブランドの利用状況などを総合的に比較検討し、『stera pack(ステラパック)』の導入を検討してみてはいかがでしょうか。

「なぜクレジットカード決済は非課税なのか」など、決済手数料にかかる消費税の取り扱いについて、さらに詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

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