この記事でわかること
- 『Airペイオンライン』の3つの決済機能
- 『Airペイオンライン』の利用料金・決済手数料
- 『Airペイ(エアペイ)』との違い
『Airペイオンライン』は、リクルートが提供する飲食店向けの決済サービスです。
ホットペッパーグルメを経由した予約時にクレジットカードを登録することで、会計時にカードの受け渡しする必要なく、カード決済が出来たり、お客様が客席から自身のスマホを通じてカード決済ができるようになります。
この記事では、『Airペイオンライン』でどういったことができるのか、導入から運用までかかる料金、Airペイ(エアペイ)との違い、申込み方法まで徹底解説します。
- iPad&カードリーダーの2点が無料!
- 提供されるiPadはPOSレジなど他社アプリの利用もOK
- キャンペーンはiPadの在庫限りで予約なく終了
『Airペイオンライン』でできること|3つの決済機能
『Airペイオンライン』はリクルートが提供する飲食店向けの3つのオンライン決済サービスの総称です。
それぞれの決済機能には、リクルートが提供する関連サービスの契約が必要です。
- ネット予約時に登録したカードによる店舗決済「スマート支払い」
※ホットペッパーグルメの契約が必要 - 客席に設置したQRコードを通じたカード決済
※Airレジオーダーの契約が必要 - セルフオーダーを通じたカード決済
※Airレジオーダーセルフオーダープランの契約が必要
機能別に詳しく解説します。
機能①|ネット予約時に登録したカードによる店舗決済「スマート支払い」
「スマート支払い」は、ホットペッパーグルメのネット予約時にお客様が登録したクレジットカードでお会計ができる機能です。
この機能により、決済端末でのクレジットカードの読み取りが不要となり、よりスムーズな会計処理ができるようになります。
飲食店側のメリット
キャンセル時には、店舗が設定したキャンセル規定に基づき、事前登録されたクレジットカードからキャンセル料を請求することができます。
また、スムーズな会計によるオペレーションの向上にも期待できます。
お客様側のメリット
お会計時に現金やカードの受け渡しが不要になるため、お会計の手間を取らせることがなくなります。
デートでのお会計をスマートにこなせたり、接待や会食時に目立たずに会計を済ませることも可能で、お客様にとって非常に便利です。
事前決済との違い
「スマート支払い」は事前決済ではありません。
事前決済の場合、予め決められた金額を先に支払うため、差額が生じた際に返金や追加支払いの手間が発生しますが、「スマート支払い」では、決済のタイミングは来店後になります。
そのため、当日店舗での差額支払いは不要です。
機能②|客席に設置したQRコードを通じたカード決済
この機能は、各テーブルに設置されたQRコードをお客様が自身のスマホで読み取り、カード情報を入力することで、カード決済を行うことができます。
また、リクルートID(ホットペッパーやじゃらんなどリクルート系サービスを使用する際のアカウント)に事前にクレジットカード情報を登録しているお客様は、入力の手間なしに決済可能です。
飲食店側のメリット
お客様のスマホを通じて会計処理が行えるため、他のお客様とお会計が重なっても、お客様を待たせることがなく、お店は会計業務に割かれる人員を削減できます。
これにより、従業員は接客にもっと集中できるようになり、顧客体験の向上に繋がります。
お客様側のメリット
テーブルに設置されたQRコードをスマホで読み取るだけで、簡単に支払いが完了します。お会計の際に、スタッフに声掛けし、伝票発行し、カードや現金の受け渡しといった手間が一切なくなります。
ただし、リクルートIDに事前にクレジットカード情報を登録していない場合は、客席でカード情報の入力が必要です。また、クレジットカード決済以外の方法には対応していないため、利用可能なお客様が限定されます。
機能③|セルフオーダーを通じたカード決済
この機能は、『Airレジオーダー』のセルフオーダー画面からお客様が自身のスマホを用いてカード決済を行うことができます。
『機能②|客席設置QRコードによるカード決済』で必要だったQRコード設置や顧客による読み取り作業は不要です。
飲食店側のメリット
お客様が自身のスマホを使って直接決済できるため、従業員は会計作業から解放され、接客など他の業務に専念できます。また、お会計に割く人員を削減できるため、人件費削減に期待できます。
お客様側のメリット
「機能②」と異なり、セルフオーダーシステムでは、注文から支払いまで全てお客様が自身のスマホを使用して行うため、一連の流れがスムーズで操作が簡単かつ迅速です。
ただし、クレジットカード決済以外の方法に対応していないため、利用可能な顧客が限定されます。
『Airペイオンライン』の利用料金・決済手数料
『Airペイオンライン』の利用には、決済手数料と入金手数料がかかります。
決済手数料は3.24%で、入金手数料は以下の通りです。
三菱UFJ銀行 | 本店(支店コード001):無料 その他の支店:110円(税込)/回 |
---|---|
三井住友銀行 | 東京営業部(支店コード211):無料 その他の支店:110円(税込)/回 |
上記以外の金融機関 | 143円(税込)/回 |
また、3つの決済機能を利用するには、それぞれ別のサービスとの契約が必要です。これらのサービスの利用料を機能別に見ていきます。
【機能①|ネット予約時に登録したカードによる店舗決済「スマート支払い」】の利用料金
- 決済手数料
- 3.24%
- 入金手数料
- 0円~143円/回
- ホットペッパーグルメの料金
- 無料プラン
- 掲載料:0円~
- 総客手数料+ポイント付与料
- ランチ:54円/名(ポイント付与料10円 + 送客手数料44円)
- ディナー:215円/名(ポイント付与料50円 + 送客手数料165円)
- 有料プラン
- 掲載料:Bプラン以上、掲載エリアによって30,000円~
- ポイント付与料
- ランチ:10円/名
- ディナー:50円/名
- 無料プラン
「スマート支払い」の利用には、ホットペッパーグルメへの掲載とネット予約機能の契約が必要です。
ホットペッパーグルメを無料で掲載する場合、月額固定費はかかりませんが、送客手数料が発生します。
有料プランで掲載する際は、Bプラン以上の契約で総客手数料が不要となり、ポイント付与料のみ従量課金として料金が発生します。
また、総客手数料とポイント付与料は、ネット予約を利用し、実際に来店した人数分かかります。
【機能②|客席に設置したQRコードを通じたカード決済】の利用料金
- 決済手数料
- 3.24%
- 入金手数料
- 0円~143円/回
- Airレジオーダーの月額利用料
- 13,200円~/月
「客席に設置したQRコードを通じたカード決済」の利用には、Airレジオーダーの契約が必要です。
各テーブルに設置するQRコードは、それぞれのテーブルの会計情報にリンクされています。そのため、テーブルごとの会計情報を管理するオーダーエントリーシステムが必要となり、Airレジオーダーの契約が必要となるわけです。
Airレジオーダーは使用する機能によって料金が異なります。スタッフが客席で注文を取るハンディプランは月額13,200円、お客様が自身のスマートフォンで注文するセルフオーダープランは月額17,600円が必要です。
【機能③|セルフオーダーを通じたカード決済】の利用料金
- 決済手数料
- 3.24%
- 入金手数料
- 0円~143円/回
- Airレジオーダーの月額利用料
- 17,600円~/月
「セルフオーダーを通じたカード決済」の利用には、Airレジオーダーのセルフオーダープランの契約が必要です。
前述した通り、Airレジオーダーのセルフオーダープランの月額利用料は17,600円です。
このプランでは、スタッフがハンディ端末を使用して注文を受け付けることも可能ですが、台数制限が1台のみとなります。2台目以降のハンディ端末の利用には、追加で1台あたり月額1,650円が必要になります。
『Airペイオンライン』の入金サイクル
『Airペイオンライン』の入金サイクルは、毎月末締めで翌月25日に振込まれます。
毎月の入金回数 | 月1回 |
---|---|
締め日 | 毎月1日~末日 |
振込日 | 翌月25日 |
また、25日が土日や祝日にあたる場合は、前営業日に振り込まれます。
『Airペイオンライン』と『Airペイ』の違い
『Airペイオンライン』と『Airペイ』は、どちらもリクルートが提供するサービスですが、直接的に関連するものではなく、全く異なるサービスです。
以下に『Airペイオンライン』と『Airペイ』の違いを比較し、わかりやすく表にまとめました。
Airペイオンライン | Airペイ | |
---|---|---|
対象業種 | Airペイ オンライン 飲食業のみ | Airペイ 対面販売を行う事業者 ※対象業種はこちら |
決済機能 | Airペイ オンライン スマート支払い 顧客のスマホを通じたカード決済 | Airペイ 決済端末を用いたキャッシュレス決済 |
決済手段 | Airペイ オンライン カード決済のみ (VISA、Mastercard、JCB、AMEX) ※デビットカードやプリペイドカードは不可 | Airペイ カード決済(全7種) 電子マネー決済(全12種) QR決済(全50種以上) ※詳細はこちら |
決済手数料 | Airペイ オンライン 3.24% | Airペイ 3.24% ※COIN+のみ1.08% |
導入費用 | Airペイ オンライン 無料 ※Airレジオーダーの導入には初期費用あり | Airペイ キャンペーン利用で無料 ※詳細はこちら |
月額利用料 | Airペイ オンライン Airレジオーダーやホットペッパーグルメの 月額利用料が別途発生 | Airペイ なし |
入金手数料 | Airペイ オンライン 0円~143円/回 | Airペイ 無料 |
その他手数料 | Airペイ オンライン ネット予約時の事前決済は 送客手数料10~215円/名 | Airペイ なし |
入金サイクル | Airペイ オンライン 月1回 | Airペイ 月3回or月6回 ※QR決済分のみ月1回 |
審査期間 | Airペイ オンライン 25営業日 | Airペイ 3営業日~ |
さらに、『Airペイオンライン』と『Airペイ』の違いを以下の6項目で詳しく解説します。
違い①|対象業種
『Airペイオンライン』は、ホットペッパーグルメやAirレジオーダーなど、飲食業向けのサービスとの契約が必要です。したがって、飲食業以外の業種では利用できません。
一方で、『Airペイ』は、対面販売を行う様々な業種の事業者が導入可能です。
違い②|決済機能
『Airペイオンライン』では、お客様が自身のスマホを使って、オンライン上で登録したクレジットカード情報に基づき決済を行います。
物理的にカードを読み取る必要がないため、よりスムーズにお会計ができます。また、キャンセル料の徴収もできるため、無断キャンセル対策にも役立ちます。
一方、『Airペイ』は、決済端末を使用し、カードやスマホを物理的に読み取り決済を行います。一般的な対面販売でのキャッシュレス決済の受付に対応することができます。
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違い③|対応可能な決済手段
『Airペイオンライン』では、クレジットカード決済のみ(VISA、Mastercard、JCB、AMEX)が可能です。デビットカードやプリペイドカード、海外発行のクレジットカードは使用できません。
一方で、『Airペイ』はクレジットカード決済に加え、電子マネーやQRコード決済など、全69種以上の決済手段に対応しています。
Airペイの対応決済ブランド
カード決済(全7種) | Visa Mastercard AMEX JCB Diners Club Discover 銀聯 |
---|---|
電子マネー決済(全12種) | iD QUICPay 交通系IC Apple Pay |
QRコード決済(全50種以上) |
デビットカードやプリペイドカードも決済できますが、海外発行のクレジットカードは一部決済できない場合があります。
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違い④|利用料金・手数料
両サービスの決済手数料はどちらも3.24%です。
しかし、『Airペイオンライン』では、振込先によって入金手数料が発生します。「三菱UFJ銀行本店と三井住友銀行東京営業部」以外の口座への振込には、110~143円(税込)の手数料がかかります。
また、利用する決済機能に応じて、ホットペッパーグルメやAirレジオーダーとの契約が必要で、それぞれの利用料が別途かかります。
一方、『Airペイ』は決済手数料のみで利用可能です。現在実施中の『Array』では、iPadとカードリーダーが無料貸与されるため、初期費用は0円で導入できます。
『Airペイ(エアペイ)』の方が使いやすい料金形態をしており、別サービスの契約を求められる必要がないため、導入のハードルが低いといえるでしょう。
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違い⑤|入金サイクル
『Airペイオンライン』では、毎月1日から末日までの売上が翌月25日に入金されます。月1回しか入金されず、決済から入金までの期間が1ヶ月以上空くことがあるため、資金繰りに注意が必要です。
一方、『Airペイ』の入金サイクルは金融機関により異なり、最大で月6回も入金されます。
- 「みずほ銀行」「三井住友銀行」「三菱UFJ銀行」なら支店を問わず、月6回締め6営業日後に入金
※例:毎月5~9日の売上は最短15日に入金 - その他の金融機関は、月3回締め6営業日後に入金
※例:毎月10~19日の売上は最短25日に入金
ただし、『Airペイ』のQRコード決済の売上のみ、金融機関を問わず月末締めの翌月末1回払いとなります。
違い⑥|審査期間
『Airペイオンライン』の審査期間は、申し込みから審査通過まで約25営業日かかります。
一方、『Airペイ』の審査期間は、申し込みから最短3営業日で結果が通知されます。
ただし、対応可能な決済手段が多いため、審査は段階的に行われます。1次審査ではVISA、Mastercard、UnionPay(銀聯)の3ブランドが対象となり、通過後に決済端末が配送されます。
初期設定後にこれらのブランドでの決済が可能となり、残りの決済ブランドについては順次審査が行われます。
『Airペイ』では全て決済ブランドの審査通過には約1ヶ月半かかることがあります。
また、『Airペイオンライン』『Airペイ』ともに申込情報に不備があると審査に時間が掛かってしまうため、注意が必要です。
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『Airペイオンライン』の申し込み方法|審査・導入までの流れ
『Airペイオンライン』の申し込みは、ホットペッパーグルメやAirレジオーダーの管理画面を通じて行います。
ホットペッパーグルメから申し込む場合、管理画面トップのバナーから申し込みを行います。
申し込みには以下の情報が必要です。
- 代表者情報(法人の場合は法人情報)
- 店舗・担当者情報
- 振込口座情報
書類提出は不要で、申し込み情報を入力するだけで完了します。
補足
ホットペッパーグルメとAirレジオーダーのいずれか一方で申し込むだけで、『Airペイオンライン』の3つの機能全ての審査に通過したことになります。
例えば、ホットペッパーグルメで『スマート支払い』の申し込みを行い、その後Airレジオーダーを導入した場合、Airレジオーダーのオンライン決済機能はすぐに利用可能です。
申し込み内容を基に、加盟店審査が行われます。
審査完了まで約25営業日かかります。
審査が完了すると、結果がメールで通知されます。
審査に通過後、オンライン決済の受付設定を行うと利用を開始できます。
使用する決済機能に応じて、ホットペッパーグルメまたはAirレジオーダーの管理画面で設定を行います。
設定は管理画面のオンライン決済設定画面で「利用する」を選択するだけです。
ただし、Airレジオーダーの「客席に設置したQRコードを通じたカード決済」を利用する場合、テーブルごとにQRコードを印刷し設置する必要があります。
また、各決済機能は管理画面からいつでも利用停止にすることが可能です。
【まとめ】『Airペイオンライン』の導入はどのような飲食店に適しているか?
以上、『Airペイオンライン』について解説しました。
「Airペイオンライン」の導入には、ホットペッパーグルメやAirレジオーダーとの契約が必要です。これらのサービスを既に利用している場合、導入を検討すると良いでしょう。
特に、ホットペッパーグルメのスマート支払いは、無断キャンセル対策として効果的です。
しかし、これらのサービスをまだ利用していない店舗が「Airペイオンライン」を目的に導入することはあまりおすすめしません。むしろ、「Airペイオンライン」は、ホットペッパーグルメやAirレジオーダーを既に利用している店舗が顧客の利便性を高めたり、キャンセル対策として活用するための追加機能としての役割が強いです。
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