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【食べログ有料プランの選び方】プランの違いや掲載費用も併せて解説

飲食店の集客において、「食べログ」の有料プランでの掲載を一度は考えた方は多いのではないでしょうか。

また、「食べログ」で有料掲載をしたところで、口コミが少ないから有料掲載をしても意味がないと思っている方も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、「食べログ」の有料プランは集客効果に期待が持てます。
重要なのは、お店とエリアに合わせた適正プランで掲載を行うことです。

この記事では、「食べログ」から「大衆天平」まで幅広いグルメサイトの運用経験してきた私が「食べログ」の掲載費用からプランの選び方、費用対効果について解説していきます。

目次

食べログってどんなグルメサイト?

「食べログ」は、株式会社カカクコムが運営する口コミ型グルメサイトです。
2019年3月には「月間利用者数: 約1億1,917万人/月」を突破しました。

総ページビュー20億8,212万PV/月
月間利用者数約1億1,917万人/月
掲載店舗数約88万店
口コミ件数約3,090万件
写真投稿枚数約3,708万枚

食べログの有料プランは4種類

プラン月額固定費ネット予約手数料
プレミアム10プランS110000円(税込)1名/220円(税込)
※ランチ予約(6:00~15:59)は
1名/110円(税込)
プレミアム5プランS55000円(税込)1名/220円(税込)
※ランチ予約(6:00~15:59)は
1名/110円(税込)
ベーシックプランS27500円(税込)1名/220円(税込)
※ランチ予約(6:00~15:59)は
1名/110円(税込)
ライトプランS11000円(税込)1名/220円(税込)
※ランチ予約(6:00~15:59)は
1名/110円(税込)
※契約は1年間・以降は半年間

初期費用は掛かりません。

基本的には、価格が高いプラン=多くのユーザーの目に触れやすくなります。

具体的に「無料掲載との違い」「有料プラン毎の特徴」を見ていきましょう。
※プランの詳細は理解している方は「プランの選び方」をご覧ください。

無料掲載との違いとプラン毎の特徴

無料プランと有料プランの大きな3つの違い
  1. 表現力アップ…店舗ページ内での掲載情報が増える
  2. ネット予約機能…ユーザーにとって利便性の高い即予約機能が利用できる
  3. アクセスアップ…「標準検索」において優先表示される※ライトプランは対象外

主に上記の3つが無料掲載との違いです。

無料掲載とそれぞれのプランに付与にされる機能は以下の通り

スクロールできます
プランプレミアム10
プランS
プレミアム5
プランS
ベーシック
プランS
ライト
プランS
無料掲載
掲載料金/月110,000円(税込)55,000円(税込)27,500円(税込)11,000円(税込)0円
お店のメイン
写真枠の追加
×
お店のこだわり
情報表示(4つまで)
×
近隣店舗バナー・
広告ブロック
×
ネット予約機能×
標準検索優先表示××
ゴールデンタイム
強化設定
14枠/週7枠/週×××
バナー広告×××

表現力アップ

有料プランでは店舗ページ内での掲載情報が増え、広告が非表示になります。

  • お店のメイン写真枠の追加
  • お店のこだわり情報表示(4つまで)
  • 近隣店舗バナー・広告ブロック

実際に有料掲載店舗と比較してみるとわかりやすいです。

無料掲載ページの場合、トップ広告表示・サイドバーでの近隣店舗の人気店ランキングが表示されます。

次に有料店舗を見てみましょう。


有料プランで掲載している店舗は「①大きな画像スライダーが設置され」「②こだわり情報を4つまで掲載でき」「③広告・近隣店舗の人気店ランキングが非表示」となります。

つまり、ユーザーの離脱を防ぎ、自店舗への興味・関心を集めることが出来ます。

ネット予約機能

「食べログ」でネット予約受付を行う場合には、有料プランの利用が必須です。

ネット予約の受付を行うことで、店舗一覧ページや店舗ページ内にカレンダーが表示されます。

ネット予約受付を行うことで、ユーザーにお店の予約状況が視覚的に伝わるようになります。

また、日付や人数といったネット予約に紐付く絞り込み検索が可能です。


ネット予約が出来ない場合、日付や人数で絞り込み検索を行った場合は表示されません。

つまり、無料掲載の場合、明確な予定が決まったユーザーに対しての露出が難しいです。
有料プランを利用していても、検索条件外はもちろん、ネット予約受付の設定を行わない場合も同様です。

年々、飲食店のネット予約利用者・対応店舗は増加傾向にあるので、ネット予約機能を実装するだけで集客促進となることもあります。

アクセスアップ

「食べログ」内での露出が増えることで、ユーザーの目に触れる機会が増えます。

  • 標準検索内での優先表示
  • バナー広告の表示

標準検索内で優先表示されることで、点数・口コミに関わらずユーザーの目に触れる機会が増えるため、アクセスアップに繋がりやすいです。

標準検索での表示順

【プレミアム10】【プレミアム5】【ベーシック】【ライト】【無料掲載】

上述の通り、ベーシックプラン(27,500円)以上の店舗が優先表示となります。

また、プレミアム10(110,000円)・プレミアム5(55,000円)はゴールデンタイム強化という機能が付いており、特定の時間に限り最優先で表示されます。

ゴールデンタイム強化が可能な時間帯
  • 昼:11:00-14:00
  • 夕方:17:00-19:00
  • 夜:19:00-22:00

このゴールデンタイム強化設定を行った時間と曜日に限り、標準検索において以下のような表示順となります。

ゴールデンタイム強化設定をした場合の表示順

【プレミアム10】【プレミアム5】【ベーシック>ライト】【無料掲載】

ちなみに設定できる枠数は、以下の通り

  • プレミアム10⇒14枠/週
  • プレミアム5⇒7枠/週

ちなみに、ホットペッパー等、他のグルメサイトの場合は常時プラン順での掲載です。

お店に合ったプランの選び方

お店に合ったプランは、「食べログの評価」「競合性」から決めることが出来ます。

食べログでの評価

「食べログ」では「口コミよる点数」と「口コミの件数」が非常に重要です。

「食べログ」の店舗一覧ページでは、以下の4項目からお店を並べ替えることが出来ます。

  • 標準…有料プランを優先的に表示
  • ランキング…点数の高いお店順に表示
  • 口コミ数順…口コミの件数が多い順に表示
  • ニューオープン順…オープン日が新しい順に表示

お店が意図的にユーザーの目に触れることが出来る表示方法は「標準」のみです。

そのため、口コミ件数が少なく、点数が付いていない、もしくは点数が低い場合には「ベーシックプラン以上」での掲載が望ましいです。

競合性

競合が多い場合においても、「ベーシックプラン以上」での掲載が望ましいです。

競合性を確認してみよう
  • 「エリア×業態」で「食べログ」内で検索
  • 「ランキング」「口コミ件数順」をチェック

上記の手順で、自店のエリア・業態の高評価店舗の点数とその割合を知ることが出来ます。

高評価のお店が多い街では一定の評価があっても埋もれてしまいます。

また、都心部や観光地のような飲食店が多い街は、「ベーシックプラン以上」で掲載している店舗が多いため、「ライトプラン」では全く効果が出ないことも多々あります

プレミアムプランは費用対効果が悪い?

正直なところ、プレミアムプランはおすすめしません。

理由としては、ベーシックプランからプランアップする費用の割に集客の伸びが弱いからです。

例えば、ベーシックプラン(27,500円/月)で月間25万円の売上があるお店は費用対効果が10倍です。

そのお店がプレミアム10(11万円/月)にプランを上げて月間100万円の売上になることはありません。

広告や有料プランで集客する際には、費用対効果ベースで考えないと、売上は上がったけど利益が減ったなんてこともあるので。。。

「食べログ」に執着せず、他の集客方法にお金を使った方が効果的でおすすめです。

【データ公開】無料掲載から有料プランに変更した時のアクセスの変化

最後に、私が過去に「食べログ」集客の見直しを依頼された店舗のデータを公開します。
※お店から許可は頂いてます。

無料掲載前は2500PV程度でしたが、有料プラン(ベーシック)に変更した2017年4月は7000PVほど。
約3倍弱の伸びです。

気になる予約は数は以下の通り。

ネット予約・電話での問い合わせが50件~60件程度、売上にして>40万円~50万円前後でした。

このお店は、ある地方都市の居酒屋で、口コミ2件・点数無しでしたが十分効果が出ました

少し前のデータですが、最後まで読んで頂いた方の参考になれば嬉しいです。

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