『STORES 決済 (旧:Coiney)』と『stera pack (ステラパック)』は、店舗向けのキャッシュレス決済サービスです。
両サービスとも、対応可能な決済方法が充実しており、カード決済・電子マネー決済・QRコード決済をまとめて導入することができます。
当記事では、『STORES 決済 (旧:Coiney)』と『stera pack (ステラパック)』の違いを10項目に分けて徹底解説します。
STORES 決済 (ストアーズ決済/旧:コイニー)とstera pack(ステラパック)の基本情報
STORES決済
ストアーズ決済
|基本情報 早見表
- モバイル決済端末
- 19,800円
キャンペーン利用で 無料
- iPhone
- iPad
- Androidスマホ
- Androidタブレット
- ICカード
- 磁気カード
- タッチ決済
- 受け取りから1年間
- 外部のPOSレジと連携可
stera pack
ステラパック
|基本情報 早見表
※他行は1回辺り220円(税込)
- 据置型オールインワン決済端末
- 無料
- 不要
- 端末に内蔵
- ロール紙無料
- ICカード
- 磁気カード
- タッチ決済
- 契約期間中は常に保証対象
- POSレジ内蔵
- 外部のPOSレジと連携可
STORES 決済 (ストアーズ決済/旧:コイニー)とstera pack(ステラパック)のサービス徹底比較
比較1.料金(初期費用・月額費用・決済手数料など)
どちらの決済サービスを選ぶか、もっとも重要なポイントとして「いくら掛かるのか?」と料金面が気になる方が多いと思います。
ここでは、導入時に掛かる初期費用(導入費用)と決済手数料や入金手数料、月額費用など、導入後に継続して掛かる費用に分けて比較していきます。
初期費用(導入費用)で比較
まず、導入時に掛かる初期費用(導入費用)で比較してみましょう。
STORES 決済 (旧:Coiney) | stera pack |
---|---|
決済端末代 無料 ※申し込み完了から180日以内に累計10万円以上の決済達成時 | 決済端末代 無料 |
モバイル端末代 加盟店負担 | モバイル端末代 不要 |
プリンター代 必要な場合は別途用意 | プリンター代 端末に内蔵 |
初期費用 モバイル端末代+プリンター代 | 初期費用 無料 |
「初期費用=決済に必要な機器の代金」となるわけですが、『STORES 決済 (旧:Coiney)』はカードリーダーと接続するモバイル端末(スマホまたはタブレット)や紙で明細発行する場合に必要なレシートプリンターを店舗側で用意する必要があります。
※明細はメール送信できるので必須ではありません。
つまり、『STORES 決済 (旧:Coiney)』は、周辺機器を新規購入する場合に掛かる費用が初期費用となります。
初期費用=周辺機器の代金
カードリーダー
条件達成で無料
※申し込み完了から180日以内に累計10万円以上の決済
モバイル端末
(スマホまたはタブレット)
手持ちのスマホを使えば無料
レシートプリンター
約2万円~6万円
上述の通り、手持ちのスマホを使うことで実質無料で導入できます。ただし、レシートプリンターが必要場合は別途購入する必要があり、価格は安いものでも2万円前後と決して安くはありません。
一方、『stera pack (ステラパック)』では『stera terminal(ステラターミナル)』という決済端末が無料提供されます。周辺機器を必要とせず、これ一台で決済可能です。
また、端末本体にレシートプリンターが内蔵されているため、別途購入する必要はなく、替えのロール紙は何度でも無料で発注可能です。
上述から導入時に掛かる初期費用では、『stera pack (ステラパック)』のほうが安価ということになります。
導入後に継続掛かる費用で比較
次に、決済手数料や入金手数料、月額費用など、導入後に継続して掛かる費用で比較してみましょう。
STORES 決済 (旧:Coiney) | stera pack | |
---|---|---|
スタンダードプラン | お試しプラン | |
月額費用 無料 | 月額費用 3300円/月 | 月額費用 1年間無料 |
決済手数料 1.98~3.24% | 決済手数料 VISA、Mastercard:2.70% その他:3.24% | 決済手数料 3.24% |
入金手数料 無料 | 入金手数料 三井住友銀行は無料 ※他行は1回辺り220円(税込) | |
解約金 なし | 解約金 解約から45日以内に端末を返却で免除 | |
その他手数料 なし | その他手数料 なし |
主な違いは月額費用の有無と決済手数料です。
『stera pack (ステラパック)』は料金が異なる二つのプランを提供しております。VISA/MasterCardの決済手数料が2.70%~3.24%と契約プランや前年の決済額に応じて変動します。
- お試しプラン…決済手数料3.24%/月額費用が1年間無料
- スタンダードプラン…決済手数料2.70%/月額費用3300円が掛かる
一方、『STORES 決済 (旧:Coiney)』は、交通系電子マネーの決済手数料が1.98%と業界最安水準です。
つまり、料金面だけで選ぶのであれば、
- 『stera pack (ステラパック)』は、キャッシュレス決済の割合が多く、とくにVISA/MasterCardの決済額が大きいお店向き
- 『STORES 決済 (旧:Coiney)』は、交通系電子マネーの利用が多いお店向き(少額決済が多いお店)
といった形です。
しかし、『stera pack (ステラパック)』でVISA、Mastercardの決済手数料を安く使う場合、月額費用3300円のスタンダードプランを利用する必要があります。
月額費用3300円を加味した場合、VISA、Mastercardの決済額がいくら以上あればお得なのか詳しくみていきましょう。
VISA/MasterCardの決済額が月間61.1万円以上の場合は『stera pack (ステラパック)』がお得
以下の表でわかる通り、VISA/MasterCardの決済額が月間61.1万円以上の場合は『stera pack (ステラパック)』がお得です。
※VISA/MasterCardのみ決済額
決済額 | stera pack(決済手数料2.70%) | 他社相場(決済手数料3.24%) |
---|---|---|
25万円 | 6750円(決済手数料)+3300円(月額費用)=10050円 | 8100円(決済手数料) |
50万円 | 13500円(決済手数料)+3300円(月額費用)=16800円 | 16200円(決済手数料) |
61.1万円 | 16497円(決済手数料)+3300円(月額費用)=19797円 | 19796円(決済手数料) |
100万円 | 27000円(決済手数料)+3300円(月額費用)=30300円 | 32400円(決済手数料) |
125万円 | 33750円(決済手数料)+3300円(月額費用)=37050円 | 40500円(決済手数料) |
また、単純にコストで選ぶのであれば『VISA/MasterCardの決済額』が判断材料となりますが、『stera pack (ステラパック)』は以下のようなアフターサービスを受けることができます。
- レシートロール紙を何度発注しても無料
- お店に故意・過失がない場合は何度でも修理・交換無料
- 会員証やスタンプカード等、顧客囲い込み機能が無料で使える
決済端末は長期的に利用することが多いため、永久保証を受けられるのは非常に魅力的ですね。
『STORES 決済 (旧:Coiney)』のカードリーダーは1年保証付きですが、以降の故障時には19800円(税込)で新品を購入する必要があります。
交通系電子マネーはSTORES決済が圧倒的に安い
Suica等の交通系電子マネーの決済手数料は3.24%が相場です。
『STORES 決済 (旧:Coiney)』では相場より1%以上も安価な料率で導入できるわけですが、その違いは以下の表を見ると一目瞭然です。
決済額 | STORES決済(決済手数料1.98%) | 他社相場(決済手数料3.24%) | 差額 |
---|---|---|---|
25万円 | 4,950円 | 8,100円 | -3,150円 |
50万円 | 9,900円 | 16,200円 | -6,300円 |
100万円 | 19,800円 | 32,400円 | -12,600円 |
500万円 | 99,000円 | 162,000円 | -63,000円 |
1,000万円 | 198,000円 | 324,000円 | -126,000円 |
2,000万円 | 396,000円 | 648,000円 | -252,000円 |
決済額が2,000万円になると、その差額は約25万円と従業員1ヶ月分の給料と同等になります。
交通系電子マネーは、電車やバスなど交通機関に密接にかかわるため、老若男女問わず多くの人に使われるため、お店によっては決済額が大きくなることも珍しくありません。
よく使われるお店の具体例では小売店や飲食店のランチタイム等、少額決済(5000円以下)の多いお店が挙げられます。
ちなみに、VISA/MasterCard、交通系電子マネー全ての決済額が多い場合には、『stera pack 』『STORES 決済 (旧:Coiney)』の両方を導入し、決済方法によって使い分けるといった使い方も可能です。
『stera pack (ステラパック)』では月額費用が1年間無料で使えるお試しプランも!
初めてキャッシュレス決済を導入する場合、どの決済方法がいくら決済されるかわからないと思います。
『stera pack (ステラパック)』では、こうしたお店に向けた『お試しプラン』を提供しており、VISA、Mastercardの決済手数料が3.24%になる代わりに1年の間、月額費用0円で利用可能(※いつでも解約OK)です。
料金での比較結果
- VISA/MasterCardの決済額が月間平均61.1万円以上期待できるお店は『stera pack (ステラパック)』
- 交通系電子マネーの利用が多いお店(少額決済が多いお店)は『STORES 決済 (旧:Coiney)』
- 両サービスを併用し、決済方法によって使い分けることも可能
比較2.契約期間
STORES 決済 (旧:Coiney) | stera pack |
---|---|
契約期間 なし | 契約期間 解約から45日以内に端末を返却で免除 |
『STORES 決済 (旧:Coiney)』は契約期間の縛りを設けていません。
一方、『stera pack (ステラパック)』は、解約から45日以内に端末を返却することで違約金が免除されますが、返却しない場合は最大88,000円の解約金が発生します。
契約期間 | 端末返却時 | 端末返却しない場合 |
---|---|---|
申込月~13ヶ月目以内 | 0円 | 88,000円 |
14ヶ月目~ 25 ヶ月目以内 | 0円 | 66,000円 |
26ヶ月目~ 37 ヶ月目以内 | 0円 | 44,000円 |
38ヶ月目以降 | 0円 | 0円 |
月額費用が無料で使える『お試しプラン』も提供しているので、『stera pack (ステラパック)』に興味がある方はこの機会の導入がおすすめです。
契約期間での比較結果
- 『stera pack (ステラパック)』は通常3年間の契約期間あり。ただし、解約から45日以内に端末を返却すれば違約金はなし。
- 『STORES 決済 (旧:Coiney)』は契約期間や縛りなく、いつでも解約OK!
比較3.対応決済方法・決済ブランド
STORES 決済 (旧:Coiney) | stera pack |
---|---|
対応プランド数 全17種 | 対応プランド数 全50種 |
カード決済 全6種 | カード決済 全7種 |
電子マネー決済 全10種 | 電子マネー決済 全16種 |
QRコード決済 全1種 | QRコード決済 全27種 |
決済ブランドの種類は『stera pack (ステラパック)』の方が多く『全50種』に対応。ただ単に対応数が多いわけではなく、国内利用者の多いキャッシュレス決済にしっかり対応しております。
決済手数料は、カード決済と交通系電子マネーの決済手数料にそれぞれ違いがあります。
- 【Visa/MasterCardの決済手数料】
- stera pack (ステラパック) 2.70~3.24%
- STORES 決済 (旧:Coiney) 3.24%
- 【交通系電子マネーの決済手数料】
- stera pack (ステラパック) 3.24%
- STORES 決済 (旧:Coiney) 1.98%
それでは決済方法別に、『STORES 決済 (旧:Coiney)』と『stera pack (ステラパック)』、それぞれが対応している決済ブランドと決済手数料を見ていきましょう。
クレジットカード決済可能ブランドで比較
STORES 決済 (旧:Coiney) | stera pack |
---|---|
種類 全6種 | 種類 全7種 |
対応プランド Visa 決済手数料3.24% Mastercard 決済手数料3.24% AMEX 決済手数料3.24% JCB 決済手数料3.24% Diners Club 決済手数料3.24% Discover 決済手数料3.24% | 対応プランド Visa 決済手数料2.70%~3.24% Mastercard 決済手数料2.70%~3.24% AMEX 決済手数料3.24% JCB 決済手数料3.24% Diners Club 決済手数料3.24% Discover 決済手数料3.24% 銀聯(UNION PAY) 決済手数料3.24% |
決済手数料は一律3.24%のSTORES 決済 (旧:Coiney)に対して、 stera pack はVISA、Mastercardのみ契約プランによって料率が異なります。
- お試しプラン…決済手数料3.24%/月額費用が1年間無料
- スタンダードプラン…決済手数料2.70%/月額費用3300円が掛かる
決済ブランド数は銀聯(UnionPay)に対応している『stera pack (ステラパック)』が1種多いです。
銀聯(UnionPay)は、世界中で発行されているものの多くは中国をコアターゲットにした決済ブランドです。そのため、訪日中国人の集客を意識しないのであれば、対応する必要はありません。
電子マネー決済可能ブランドで比較
STORES 決済 (旧:Coiney) | stera pack |
---|---|
種類 全10種 | 種類 全16種 |
対応プランド QUICPay 決済手数料3.24% 交通系IC 決済手数料1.98% | 対応プランド iD 決済手数料3.24% QUICPay 決済手数料3.24% nanaco 決済手数料3.24% WAON 決済手数料3.24% 楽天Edy 決済手数料3.24% 交通系IC 決済手数料3.24% Apple Pay 決済手数料2.70%~3.24% Google Pay 決済手数料2.70%~3.24% |
5000円以下の少額決済時での利用が多い電子マネー決済。
ランチタイムの飲食店やカフェ業態、小売店など会計単価が低いお店での利用が多い決済方法です。
電子マネー決済への対応は『stera pack (ステラパック)』の方が多く、全16種に対応。国内主要電子マネー決済の全てに対応しております。
一方、『STORES 決済 (旧:Coiney)』は、Suica等の交通系電子マネーにしか対応しておりませんが、決済手数料は1.98%と業界最安水準です。
『STORES 決済 (旧:Coiney)』と『stera pack (ステラパック)』と併用することもできるため、決済方法によって使い分けるとお得です。
QRコード決済可能ブランドで比較
STORES 決済 (旧:Coiney) | stera pack |
---|---|
種類 全1種 | 種類 全27種 |
対応プランド WeChat Pay 決済手数料3.24% | 対応プランド 楽天ペイ 決済手数料3.24% PayPay 決済手数料3.24% d払い 決済手数料3.24% au PAY 決済手数料3.24% メルペイ 決済手数料3.24% ゆうちょPay 決済手数料3.24% Alipay+ 決済手数料3.24% WeChat Pay 決済手数料3.24% |
PayPay等、お得なイメージのあるQRコード決済は還元率の高いキャンペーンを実施しているため、対応するだけで集客アップに期待が持てます。
QRコード決済への対応数も『stera pack (ステラパック)』の方が多く、全27種に対応。QRコード決済においても、国内主要の決済方法全てに対応しております。
一方、『STORES 決済 (旧:Coiney)』は、中国人向けQRコード決済「WeChat Pay」にしか対応しておりません。
そのため、QRコード決済に力を入れたい場合は『stera pack (ステラパック)』がおすすめです。
対応決済方法・決済ブランドでの比較結果
- 『stera pack (ステラパック)』は、国内主要キャッシュレス決済全ての全てに対応
- 『STORES 決済 (旧:Coiney)』は、交通系電子マネーの決済手数料1.98%と業界最安
比較4.決済端末・周辺機器
STORES 決済 (旧:Coiney) | stera pack |
---|---|
STORES決済 カードリーダー | stera terminal |
決済端末代 無料 ※申し込み完了から180日以内に累計10万円以上の決済達成時 | 決済端末代 無料 |
周辺機器 iOSまたはandroid端末が必要 レシート発行にはプリンターが必要 | 周辺機器 不要 |
『STORES 決済 (旧:Coiney)』は、カードリーダー(決済端末)とモバイル端末(スマホ、またはタブレット)をBluetooth接続して決済を行います。
一方、『stera pack (ステラパック)』は、『stera terminal(ステラターミナル)』という高性能な決済端末で決済を行うため、周辺機器は不要です。
『stera pack (ステラパック)』は導入費用が無料
『stera pack (ステラパック)』では、決済端末「stera terminal」が導入時に無料提供されます。「stera terminal」は周辺機器不要、これ1台で使える決済端末なので導入費用は一切掛かりません。
一方、『STORES 決済 (旧:Coiney)』は、申し込み完了から180日以内に累計10万円以上の決済を行うことでカードリーダーが無料になります。カードリーダーと接続するモバイル端末(スマホorタブレット)は店舗側で用意する必要があります。
『STORES 決済 (旧:Coiney)』は、android端末でも使えるので手持ちのスマホを使えば導入費用は実質無料となります。
『STORES 決済』は、紙での明細発行に別途レシートプリンターが必要
『stera pack (ステラパック)』では、無料で提供される決済端末『stera terminal(ステラターミナル)』にプリンターが内蔵されております。また、プリンターのロール紙は何度でも無料で発注可能です。
一方、『STORES 決済 (旧:Coiney)』は、プリンター機能がありません。明細はデジタルレシートとしてメール送信できるため、プリンターは必須ではありませんが、紙での明細発行を行う場合は、別途プリンターを用意する必要があります。
ちなみに、POSレジ等で既にプリンターがある場合は『STORES 決済 (旧:Coiney)』でも使えることがあるので、その場合は別途購入する必要はありません。
決済端末の保証期間に違いあり
保証期間にも違いがあり、
- 『stera pack (ステラパック)』…期間に定めなく、何度でも無料修理・交換対応
- 『STORES 決済 (旧:Coiney)』…カードリーダー受取日から1年以内は無料交換、以降は19,800円(税込)。
上述の通り、『STORES 決済 (旧:Coiney)』は期間が決まっておりますが、『stera pack (ステラパック)』は永久無料保証となっております。
決済端末・周辺機器での比較結果
- 『stera pack (ステラパック)』は導入無料、『STORES 決済 (旧:Coiney)』はカードリーダー以外の周辺機器を店舗側で用意する必要あり
- 『stera pack (ステラパック)』は永久保証に対して、『STORES 決済 (旧:Coiney)』はカードリーダー受取日から1年間
- 『STORES 決済 (旧:Coiney)』は紙の明細発行には別途レシートプリンターが必要
比較5.入金手数料・入金サイクル
STORES 決済 (旧:Coiney) | stera pack |
---|---|
入金手数料 無料※手動入金は入金額10万円未満の場合、1回220円 | 入金手数料 三井住友銀行は無料 ※他行は1回辺り220円(税込) |
入金サイクル 月1回or翌々営業日 ※月1回の場合は自動入金 ※翌々営業日の場合は管理画面から手動入金 | 入金サイクル 月2回or月6回 ※一部の業種・取り扱い商材は月2回 |
キャッシュレス決済の売上金は、後日指定口座に振り込み入金されます。
入金手数料はどちらも条件付きで無料となります。
『STORES 決済 (旧:Coiney)』では、管理画面上から振込依頼をすることで売上が入金される『手動入金』と、前月分の売上が翌月20日まとめて入金される『自動入金』から選択可能です。
『自動入金』の場合は、入金額を問わず入金手数料は無料です。
『手動入金』は入金額が10万円未満の場合、1回辺り220円の入金手数料が掛かるので注意が必要です。『手動入金』の場合、最短で決済した翌々営業日に入金されるため、現金化までスピードが早いです。
一方、『stera pack (ステラパック)』は、入金回数が月2回または月6回から選択可能です。どちらの入金回数を選んでも振込依頼は必要なく、自動的に入金されます。一々、振込依頼が面倒という場合は『stera pack (ステラパック)』がおすすめです。
ただし、三井住友銀行の口座以外を入金先に指定すると1回当たり220円の入金手数料がかかってしまいます。
仮に、三井住友銀行以外の口座で月6回を選択した場合は月間1320円もの入金手数料が掛かってしまうので、三井住友銀行の口座以外を指定するなら月2回の入金サイクルを選択し、三井住友銀行の事業用口座を合わせて開設することをおすすめします。
入金手数料・入金サイクルでの比較結果
- 三井住友銀行口座をお持ちなら『stera pack (ステラパック)』がおすすめ
- 金融機関を気にせず利用するなら『STORES 決済 (旧:Coiney)』がおすすめ
比較6.審査期間・導入スピード
STORES 決済 (旧:Coiney) | stera pack |
---|---|
申し込みから利用開始までの期間 申込みから約3営業日 | 申し込みから利用開始までの期間 申込みから1.5か月~ |
申込みから審査、利用開始までに掛かる期間は、『STORES 決済 (旧:Coiney)』が早いです。
『STORES 決済 (旧:Coiney)』は、一次審査であるVISA、MasterCardの審査が完了次第、カードリーダーが店舗に送付され、利用可能となります。他の決済方法は審査が完了したものから順次利用でき、全ての審査完了には約10営業日ほど掛かります。
一方、『stera pack (ステラパック)』は、全ての決済ブランドの審査完了後に、決済端末「stera terminal(ステラターミナル)」が送付されるため、導入までに約1ヶ月半~2ヶ月ほど時間が掛かります。
上述の通り、導入を急いでいる方は『STORES 決済 (旧:Coiney)』がおすすめです。
審査期間・導入スピードでの比較結果
- 申込みから利用開始までのスピードは『STORES 決済 (旧:Coiney)』が最短3営業日と早い
- 『stera pack (ステラパック)』は決済方法が多く、全ての決済ブランドの審査後に端末が送付されるため、審査に1ヶ月半~2ヶ月掛かる
比較7.お支払い方法(分割・ボーナス払い・タッチ決済)
STORES 決済 (旧:Coiney) | stera pack |
---|---|
1回払い 可 | 1回払い 可 |
2回払い 可 | 2回払い 可 |
リボ払い 可 | リボ払い 可 |
分割払い 不可 | 分割払い 可 |
ボーナス一括払い 不可 | ボーナス一括払い 可 |
タッチ決済 VISA MasterCard AMEX JCB Diners Club DISCOVER | タッチ決済 VISA MasterCard AMEX JCB Diners Club DISCOVER 銀聯 |
カード決済におけるお支払い方法では『stera pack (ステラパック)』が充実しております。
「ボーナス一括払い」は、決済額が高いほど需要が多いため、高単価商品を扱うお店は対応しておくべきでしょう。
ただし、両サービスともにジムや学習塾の月謝といった「継続課金」には対応しておりません。
「継続課金」に対応したい場合は『Square(スクエア)』がおすすめです。一部の業種は利用に制限があるものの、3%台の決済手数料かつ導入費用は4980円~と安価です。
お支払い方法(分割・ボーナス払い・タッチ決済)での比較結果
- 『stera pack (ステラパック)』は分割払いやボーナス一括払いなど豊富なお支払い方法に対応
- 月謝払いなど継続課金への対応は『Square(スクエア)』がおすすめ』
比較8.機能性
STORES 決済 (旧:Coiney) | stera pack |
---|---|
機能
| 機能
|
『STORES 決済 (旧:Coiney)』では対面決済に加えて、カード決済可能なウェブページ作成ができる『STORES 請求書決済』という機能を提供しております。
一方、『stera pack (ステラパック)』は、オンライン上の決済には対応しておりませんが、会員証アプリ『お店ポケット』にて会員証やスタンプカードなど顧客管理機能を無料で使うことができます。
また、提供される端末(stera terminal)は、androidOSを採用しているため、様々なアプリに対応しております。スマホ向けのアプリ全てに対応しているわけではありませんが、専用のアプリマーケット上で公開されている店舗向けアプリであれば自由にインストール可能です。
POSレジやモバイルオーダー、勤怠管理など店舗の会計から運営にかかわるものまで、様々なアプリが提供されております。
キャッシュレス決済のみならずこうした機能にも興味がある方は、公式サイト上からチェックしてみてください。
比較9.外部サービス連携
STORES 決済 (旧:Coiney) | stera pack |
---|---|
POSレジ STORESレジ スマレジ ユビレジ ポスタス okage Salon Answer Bionly poscube ORANGE POS Loyverse POS あっと決済 MAIDO POS NEXPO mAIpos | POSレジ スマレジ ポスタス Uレジ BUCICOM LORS SYSTEM NECモバイルPOS |
外部サービスとの連携機能を使うことで、会計処理や経理業務の効率化に繋がります。
例えば、決済端末と連携したPOSレジでカード決済を行う場合、POSレジ上の会計情報が自動的に決済端末に反映されます。決済端末上で決済が完了すると、POSレジ上でも会計完了状態となり、レシートが発行されます。
連携機能がない場合、POSレジと決済端末、それぞれで操作が必要になるため、決済額の間違いといった細かいミスが起こる可能性があります。
連携可能なPOSレジの種類は『STORES 決済 (旧:Coiney)』が多く、全14種と業界最多水準です。
一方、『stera pack (ステラパック)』では、端末(stera terminal)に連携用のアプリをインストールすることで連携可能です。
また、POSレジアプリを直接インストールして「stera terminal(ステラターミナル)」そのものをPOSレジとして利用することができます。この場合、同じ端末上でPOSレジと決済端末、双方の機能が使うことができます。
ただし、POSレジ連携は金額の入力ミスや業務効率アップに繋がりますが、必須の機能ではないので、「利用している外部サービスが対応していれば利用する」程度の認識で問題ありません。
料金や対応決済方法など他の機能面を重視してサービスを選ぶことをおすすめします。
外部サービス連携での比較結果
- 連携可能なサービスは『STORES 決済 (旧:Coiney)』が充実
- 『stera pack (ステラパック)』では連携アプリの提供がないPOSシステムでも個別に連携対応できる場合がある
比較10.サポート対応
STORES 決済 (旧:Coiney) | stera pack |
---|---|
サポート窓口 電話 メール | サポート窓口 電話 メール |
受付時間 【平日】10:00~18:00 | 受付時間 【TEL】平日9時~17時30分、【メール】365日24時間受付 |
サポート対応の種類、受付時間には大きな違いありません。
しかしながら、『stera pack (ステラパック)』は端末故障時の修理・交換が無料です。
こうしたアフターケアといった点では『stera pack (ステラパック)』が優れているといえるでしょう。
サポート対応での比較結果
- サポート窓口の種類、受付時間は横並び
- 『stera pack (ステラパック)』は受付時間が短いものの、修理・交換が永久無料とアフターケアに強い
【まとめ】STORES 決済 (ストアーズ決済/旧:コイニー)とstera pack(ステラパック)それぞれの強みとは?
『STORES 決済 (旧:Coiney)』と『stera pack (ステラパック)』、2社の決済サービスを比較してみました。
どちらの決済サービスが良いか、簡単にまとめると以下の通りです。
- キャッシュレス決済の導入が初めての方
- 導入までの時間をかけたくない方
- キャッシュレス決済以外の機能が必要ない方
- 交通系電子マネー決済の利用が多いお店(例:会計単価5000円以下など)
- VISA、MasterCardの決済額が月間平均で61.1万円以上ある方
- 高性能なマルチ決済端末に興味がある方
- 国内主要キャッシュレス決済全てに対応したい方
- 修理・交換などアフターサポートを無料で受けたい方
- 周辺機器のいらない決済端末をお探しの方
- 店舗運営・管理に関わる機能をまとめて使える機器をお探しの方
『STORES 決済 (旧:Coiney)』と『stera pack (ステラパック)』導入を迷っている事業者の方が、この記事を読んで自分に合ったサービスを選ぶことが出来れば幸いです。
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