『stera tap(ステラタップ)』は、三井住友カードの連結子会社「SMBC GMO PAYMENT 株式会社」が提供する新しい決済サービスです。専用の端末を必要とせず、iPhoneやAndroidスマホそのものを決済端末として利用できます。

本記事では、『stera tap(ステラタップ)』をテーマに詳しく解説していきます。
この記事でわかること
- stera tapの仕組みと特徴
- stera packとの違い
- 導入時の注意点
- 手数料などの料金体系
- 入金サイクル
- 導入手順
- 使い方
- 他社の類似サービスとの比較
この記事を参考に導入の判断材料にしていただければ幸いです。
そもそもstera tap(ステラタップ)とは?
『stera tap(ステラタップ)』は、iPhoneやAndroidスマホに搭載されているNFC機能(近距離無線通信)を活用した新しい決済システムです。スマホ1台だけでクレジットカード決済を受け付けられる点が最大の特徴です。

これまでも『Airペイ』や『Squareリーダー
』のようなスマホと専用のカードリーダーをBluetooth接続し、カード決済の受付ができるモバイル決済端末がありました。

しかし、『stera tap(ステラタップ)』は、専用端末が不要でスマホさえあれば始めることができます。
初期費用0円から始められ、導入も最短15分で完了します。この手軽さが小規模事業者や個人事業主にとって大きな魅力となっています。
stera tap(ステラタップ)の提供事業者は「SMBC GMO PAYMENT 株式会社」
「SMBC GMO PAYMENT株式会社」は、2015年11月に三井住友銀行とGMOペイメントゲートウェイの共同出資によって誕生した企業です。

2021年4月からは、SMBCグループがキャッシュレス決済分野での戦略強化を図るため、三井住友カードが親会社となり、新たな体制のもとで事業を展開しています。
メガバンクの代表格である「三井住友銀行」と、オンライン決済をはじめとする多様な決済ソリューションを手がける「GMOペイメントゲートウェイ」が共同開発した『stera tap(ステラタップ)』は、高い安全性と信頼性を備えた決済サービスと言えるでしょう。
SMBC GMO PAYMENTが提供するstera pack(ステラパック)との違いは?
『stera tap(ステラタップ)』を提供する「SMBC GMO PAYMENT株式会社」では、『stera pack(ステラパック)』という名前の同じくsteraのつくサービスを提供しています。

『stera pack(ステラパック)』は「stera terminal(ステラターミナル)」というオールインワンタイプの決済端末を通じて、様々なキャッシュレス決済に対応できるサービスです。
決済端末 |
stera tap |
stera terminal |
---|---|---|
![]() |
![]() |
|
初期費用 | 無料※スマホは加盟店が用意 | 無料 |
月額利用料 |
|
|
入金手数料 | 三井住友銀行は無料※他行は1回辺り220円 | 三井住友銀行は無料※他行は1回辺り220円 |
導入の目安 | 最短15分※Android版は最短5営業日 | 申込みから1.5か月~ |
必要機器 |
|
不要 |
決済手段 | 全4種 | 全30種以上 |
カード決済の対応ブランド |
カード決済全4種
![]() VISA
![]() Mastercard
小規模事業者向けプラン 1.98%(税別)
標準プラン 2.70%(税別)
![]() JCB
![]() American Express
小規模事業者向けプラン 2.48%(税別)
標準プラン 3.24%(税別)
|
カード決済全7種
![]() VISA
![]() Mastercard
スモールビジネスプラン 1.98%(税別)
スタンダードプラン 2.70%(税別)
お試しプラン 3.24%(税別)
![]() JCB
![]() American Express
![]() Diners Club
![]() DISCOVER
スモールビジネスプラン 2.48%(税別)
スタンダードプラン お試しプラン 3.24%(税別)
![]() 銀聯(UnionPay)
プラン共通
3.24%(税別)
|
電子マネーの対応ブランド | – |
電子マネー決済全16種
![]() 楽天Edy
![]() iD
![]() QUICPay
![]() nanaco
![]() WAON
![]() 交通系IC (9種)
プラン共通
3.24%(税別)
|
QRコード決済の対応ブランド | – |
QRコード決済全9種以上
プラン共通
3.24%(税別)
|
公式サイトへ |
公式サイトへ |
タッチ決済対応カードとApplePayやGooglaPayといったデジタルウォレットを通じたカード決済しか受付できない『stera tap(ステラタップ)』に比べて、『stera pack(ステラパック)』はクレジットカード決済だけでなく、QRコード決済や電子マネー決済にも対応できます。
立ち位置としては同じ企業が提供する姉妹サービスです。ただし、両方利用することもできますが、別サービスなので、それぞれで申し込み・加盟店審査が必要です。
店舗事業者で多くのキャッシュレス決済に対応したい方は『stera pack(ステラパック)』がおすすめです。一方、初めてのキャッシュレス決済導入でとにかく手軽さを求める場合には『stera tap(ステラタップ)』からはじめてみるのも良いでしょう。
stera tap(ステラタップ)の4つの特徴・メリット
【専用の端末不要】スマホ1台でカード決済の受付ができる
『stera tap(ステラタップ)』では、専用の決済アプリを利用することで、カードリーダーなどの機器がなくてもカード決済を受け付けることができます。スマホだけでカード決済ができるため、携帯性に優れ、スペースを取らないのが特徴の一つです。


常設店舗では『stera pack(ステラパック)』、イベント出店やキッチンカーなど屋外決済で手荷物を減らしたい場合は『stera tap(ステラタップ)』など、場所に応じた使い分けも可能です。
【即日導入】申込みから最短15分で導入できる
『stera tap(ステラタップ)』の審査は、申込から最短15分で完了します。ただし、Android版は審査に少し時間がかかり、最短5営業日以内です。
姉妹サービスである『stera pack(ステラパック)』の場合、対応可能な決済ブランドが多いため、審査に2週間~2か月ほどかかります。また、端末の発送も必要なため、導入までに1か月以上かかるケースが多いです。
決済端末 |
stera terminal |
stera tap |
---|---|---|
![]() |
![]() |
|
導入の目安 | 申込みから1.5か月~ | 最短15分※Android版は最短5営業日 |
一方、『stera tap(ステラタップ)』はスマホだけで審査後すぐに使い始められます。専用端末が届くのを待たなくていいので、導入まで時間を大幅に短縮できます。
【決済手数料1.98%~】初期費用も月額費用も0円!
『stera tap(ステラタップ)』は、手元のスマホを使えば初期費用0円で導入できます。
導入後は決済額の1.98%~3.24%の手数料と入金手数料のみで利用できます。また、振込先口座が三井住友銀行なら入金手数料は無料です。
月額固定費や維持費は無料です。また、解約する場合も違約金等はかかりません。最小限の費用負担で利用できるため、導入のハードルが非常に低くなっています。
【安心のセキュリティ】カード情報はスマホに保存されない
『stera tap(ステラタップ)』の決済用アプリをインストールしたスマホには、カード情報が一切記録されません。 情報流出のリスクを極力抑え、セキュリティ面の安全性も確保されています。
stera tap(ステラタップ)の対象事業者
『stera tap(ステラタップ)』は、店舗営業者だけでなく、イベント出店やキッチンカー、タクシーなどの屋外での使用にも対応しています。法人・個人事業主を問わず、様々なビジネス形態の方々が利用できるサービスです。
ただし、友人同士の割り勘や個人的な送金など、事業性を伴わない個人間の取引には利用できません。
また、『stera tap(ステラタップ)』が申込不可となる業種・サービス・取引方法に該当する場合も利用できません。
- 通信販売
- 公共料金
- 風俗店
- モーテル・ラブホテル
- 保険代理店
- パチンコ
- 金融・貸金
- 呉服
- 公営ギャンブル
- 新聞
- 設計・工事・施工
- 旅行業・代理店
- 金券ショップ
- 住まいのクリーニング
- 宗教
- 継続的役務…
定期的または一定期間にわたって提供されるサービス。例えば、習い事、スポーツジム会員権、定期購読など、期間を定めて繰り返し提供される取引形態。 - 特定継続役務提供…
特定商取引法で特別に規制される継続的サービス。エステ、語学教室、家庭教師、学習塾、結婚相手紹介、パソコン教室、美容医療の7業種が対象。中途解約時の返金ルールなどが法律で定められている。 - 商品役務後提供…
サービスや商品の提供前に代金を支払う取引形態。商品券、プリペイドカード、電子マネー、前払い制の定期券などがこれに該当。消費者保護の観点から各種法令で規制されている。
上記の中でも特定継続的役務提供は、多くの決済代行サービスで取り扱いを禁止しており、該当する業種は加盟店審査に通過することが難しいとされています。
詳しくは以下の記事をご覧ください。

stera tap(ステラタップ)の料金体系・各種手数料
『stera tap(ステラタップ)』の導入から利用までかかる費用は、決済手数料のみです。ただし、スマホは加盟店側で用意する必要があります。
決済端末 |
stera tap |
---|---|
![]() |
|
初期費用 | 無料※スマホは加盟店が用意 |
決済手数料 |
|
月額利用料 | 無料 |
入金手数料 | 三井住友銀行は無料※他行は1回辺り220円 |
公式サイトへ |
決済手数料は、事業者規模と決済ブランド毎に異なります。
決済手数料 | 小規模事業者向けプラン | 標準プラン |
---|---|---|
VISA/Mastercard | 1.98% | 2.48% |
JCB/AMEX | 2.70% | 3.24% |
小規模事業者向けプランの適用条件は以下の通りです。
小規模事業者向けプランの適用条件
- Visa/Mastercardの年間取扱高見込みが2,500万円以下であること
- 取扱開始後に2,500万円を超えた場合は標準プランの料率が適用される
- 標準プラン適用後、年間取扱高が2500万円以下になっても小規模事業者向けプランには移行できない
- 中小企業庁の定める中小企業の定義に該当すること
- 小売業:従業員数50人以下、または資本金5千万円以下
- サービス業:従業員数100人以下、または資本金5千万円以下
- 卸売業:従業員数100人以下、または資本金1億円以下
- 製造業その他:従業員数300人以下、または資本金3億円以下
- 上場企業の企業グループに属していないこと
- 上場企業のフランチャイズ加盟店でないこと
また、以下の業種は対象外となり、年間取扱高や事業規模を問わず標準プランの料率が適用されます。
小規模事業者向けプランの対象外業種
- たばこ店
- 百貨店
- 旅行代理店
- 宿泊施設(ホテル・ペンション・旅館・民宿等)
- 運輸
- 不動産
stera tap(ステラタップ)で対応可能な決済手段
『stera tap(ステラタップ)』は、4つの国際カードブランドに対応しています。




ただし、利用できるのは「タッチ決済機能付きカード」または「ApplePayやGooglePayなどのデジタルウォレットを介した」決済に限られています。

また、SuicaやiD、QUICPayなどの電子マネー決済には対応していません。電子マネー決済に対応したい場合には、姉妹サービスである『stera pack(ステラパック)』などを決済端末を使用する必要があります。
stera tap(ステラタップ)の入金サイクル・振込スケジュール
『stera tap(ステラタップ)』を通じて決済した売上は、後日指定口座に入金されます。
初期設定では、「月2回締め15日後払い」の入金サイクルが適用されています。ただし、決済会社による審査に通過した場合、「月2回締め2営業日後払い」「月6回締め2営業日後払い」といった形で決済日からより近いサイクルにも変更可能です。
各入金サイクルの締め日と入金日は以下の通りです。
①月2回締め15日後払い
締め日 | 入金日 | |
---|---|---|
1回目 | 毎月1~15日の売上 | 当月末日に入金 |
2回目 | 毎月15~末日の売上 | 翌月15日に入金 |
月2回締め2営業日後払い
締め日 | 入金日 | |
---|---|---|
1回目 | 毎月1~15日の売上 | 当月17日に入金※ |
2回目 | 毎月15~末日の売上 | 翌月2日に入金※ |
月6回締め2営業日後払い
締め日 | 入金日 | |
---|---|---|
1回目 | 毎月1~5日の売上 | 当月7日に入金※ |
2回目 | 毎月6~10日の売上 | 当月12日に入金※ |
3回目 | 毎月11~15日の売上 | 当月17日に入金※ |
4回目 | 毎月16~20日の売上 | 当月22日に入金※ |
5回目 | 毎月21~25日の売上 | 当月27日に入金※ |
6回目 | 毎月26~末日の売上 | 翌月2日に入金※ |
決済日から入金までの期間が最も短い「月6回締め2営業日後払い」を選ぶことで、資金繰りへの影響を最小限に抑えられます。ただし、入金先口座が三井住友銀行以外の場合、1回220円(税込)の入金手数料がかかります。
少しでも手数料負担を抑えたい場合は、月2回締めのサイクルを選ぶと良いでしょう。
また、一部の業種は入金サイクルの変更ができず「月2回締め15日後払い」となります。
入金サイクル変更対象外業種
美容・健康関連
- エステティックサロン
- ネイルサロン
- リラクゼーション
- 美容・形成
- 美容-その他
- 美容・メイク
- カイロプラクティック・整体
- ヨガ
- 浴場・銭湯
医療・治療関連
- 接骨院
- あん摩・はり・灸・接骨・柔道整復
- その他医療機関
- 医療・健康・介護-その他
教育・学習関連
- 書道・そろばん
- 塾・予備校
- 専修学校
- 幼児教育
- カルチャーセンター
- 各種学校
- 教育
- 語学
- 教育・習い事-その他
- 資格
- 料理
- 武道
- 文化
- 趣味講座
住まい・生活関連
- リフォーム
- 住まい-その他
- 生花・茶道
- 不動産
- くらし-その他
- 修理
- 代行・支援サービス
交通・運輸関連
- 自動車・バイク-その他
- 交通-その他
- 運輸
子育て関連
- 保育施設
- 託児施設
スポーツ・レジャー関連
- スポーツ
- マリンスポーツ
その他サービス
- 防犯・防火
- ペット-その他
- 占い・姓名判断
なお、既に『stera pack(ステラパック)』を導入している加盟店が『stera tap(ステラタップ)』を導入する場合は、『stera pack(ステラパック)』と同じ入金サイクルが適用されます。
stera tap(ステラタップ)が利用可能なスマホのモデル
『stera tap(ステラタップ)』は、iPhoneとAndroidスマホの両方に対応しています。それぞれの対応環境は次のとおりです。
- iPhone: iOS 17.4以降が動作するiPhone XS以降の機種
- Androidスマホ: Android 8以上でNFC機能が搭載されている機種
続いて、iPhoneの対応機種と、AndroidスマホのOSバージョンを確認する方法について簡単に解説します。
iPhoneはOS 17.4以降に対応するiPhoneのモデル一覧
『stera tap(ステラタップ)』は「iOS 17.4以降」に対応するiPhoneで使えます。対象となるのは、iPhoneXS以降に発売されたモデルになります。対応するiPhoneは以下のとおりです。
- iPhoneXS
- iPhoneXS Max
- iPhoneXR
- iPhone11
- iPhone11 Pro
- iPhone11 Pro Max
- iPhoneSE (第2世代)
- iPhone12 mini
- iPhone12
- iPhone12 Pro
- iPhone12 Pro Max
- iPhone13 mini
- iPhone13
- iPhone13 Pro
- iPhone13 Pro Max
- iPhoneSE (第3世代)
- iPhone14
- iPhone14 Plus
- iPhone14 Pro
- iPhone14 Pro Max
- iPhone15
- iPhone15 Plus
- iPhone15 Pro
- iPhone15 Pro Max
- iPhone 16
- iPhone 16 Plus
- iPhone 16 Pro
- iPhone 16 Pro Max
- iPhone 16e
Androidスマホは、Android 8以上でNFC機能を搭載している機種
『stera tap(ステラタップ)』をAndroidスマホで使う場合は、Android 8以上でNFC機能が搭載されている機種が対象です。ただし、Androidスマホは様々なメーカーから販売されているため、特定のモデルが対応しているとは一概に言えません。
OSバージョンは、スマホの「設定」⇛「デバイス情報」から確認できます。


ちなみに、公式が動作確認しているAndroidスマホのモデルは以下の通りです。
stera tapの動作確認済みのAndroidスマホ
ソニー株式会社
- Sony Xperia 10 III Lite
- Sony Xperia 10 IV
- Sony Xperia ACE III
- Google Z flip4
- Google Pixel 7a
- Google Pixel 8a
京セラ株式会社
- Kyocera S10(Android One S10)
- Kyocera TORQUE 5G
- DuraForce EX
- DIGNO SX3
- DIGNO SX4
- TORQUE G06
- DIGNO Tab2 5G
- Wi-Fi Tablet(KC-T305CN)
Samsung
- Galaxy Z Flip5
シャープ
- AQUOS Wish3
- AQUOS Wish4
Xiaomi
- Xiaomi 13T
OPPO
- OPPO Reno9 A
- OPPO Reno10 Pro 5G
FCNT株式会社
- arrows We
- arrows We2
なお、『stera tap(ステラタップ)』は決済を行わない限り、費用負担がありません。そのため、手持ちのスマホが対応しているかどうかわからない場合には、『stera tap(ステラタップ)』を申込み、実際に試してみることをおすすめします。
stera tap(ステラタップ)を導入前に知っておくべき注意点・デメリット
それぞれの注意点について、詳しくみていきましょう。
ご利用控え(カード明細)が紙で発行できない
『stera tap(ステラタップ)』は外部の周辺機器との接続に対応していません。そのため、レシートプリンターと接続し、ご利用控え(カード明細)を紙で発行できません。
ただし、決済後、画面上に表示されるQRコードをお客様に読み取ってもらうことで、デジタルレシートを発行できます。

QRコードの読み取りだけで明細を送信できるため、スムーズな決済処理が可能です。また、メールアドレスを入力してデジタルレシートをメール送信することもできます。
POSレジ機能がない
『stera tap(ステラタップ)』の機能はカード決済の受付のみで、POSレジ機能は搭載していません。そのため、売上管理を行うには外部のPOSレジアプリとの併用が必要になります。
ただし、『stera tap(ステラタップ)』は外部のPOSレジアプリとの連携機能も備えていないため、別々のシステムとして並行して使用する必要があります。
カード決済と連動するPOSレジ機能をスマホ1台で使いたい場合には、POSレジ機能を標準搭載する『スマホでタッチ決済』や、『Airレジ(エアレジ)』との連携が可能な『Airペイタッチ
』といった決済サービスの利用も検討されることをお勧めします。
利用できるスマホは1台のみ
『stera tap(ステラタップ)』は、1契約につき利用できるスマホが1台に限定されています。複数のスマホにアプリをインストールして同時に使用することはできません。
そのため、以下のようなケースでは運用が難しくなります。
- イベント出店時に複数のレジを設置したい場合
- 複数台のキッチンカーを同時に運営している場合
- スタッフ間で決済端末を分散したい場合
複数端末での同時利用を希望される場合は、『スマホでタッチ決済』や『Airペイタッチ
』などの複数端末で利用できる決済サービスの検討が必要かもしれません。両サービスとも複数のスマホで同時に利用することが可能です。
複数店舗または複数台での利用には必要数分の申し込みが必要
『stera tap(ステラタップ)』は、1回の申し込みにつき、1デバイスの契約となります。そのため、複数店舗または複数台での利用するには、必要数分の申し込みが必要になります。
なお、姉妹サービスである『stera pack(ステラパック)』なら1回の申し込みで複数台の契約が可能です。
対応決済ブランドが限定的
『stera tap(ステラタップ)』は現在、4つの国際カードブランドにのみ対応しており、電子マネー決済やQRコード決済には非対応です。
より幅広い決済手段に対応したサービスが必要な場合は、姉妹サービスの『stera pack(ステラパック)』の利用がおすすめです。
『stera pack(ステラパック)』はカード決済、電子マネー決済、QRコード決済のすべてに対応しています。国内主要決済手段をカバーしているため、店舗で幅広い決済手段に対応したい事業者にぴったりです。
三井住友銀行以外への入金時に手数料が発生
売上金の入金先口座が三井住友銀行以外の場合、1回220円(税込)の入金手数料がかかります。例えば、「月6回」を選択した場合には毎月1320円(税込)のコストが発生します。
三井住友銀行の口座をお持ちでない場合は、入金手数料を考慮した上で導入を検討してみてください。
【比較】他社の類似サービスと比べて、stera tap(ステラタップ)はどう?
『stera tap(ステラタップ)』のように、スマホそのものを決済端末として扱うサービスは他社でも存在します。
具体的には『スマホでタッチ決済』や『Airペイタッチ
』といったサービスが挙げられます。
各社の特徴を一つの表にまとめました。
決済端末 |
stera tap |
Squareスマホでタッチ決済 |
Airペイ タッチ![]() |
---|---|---|---|
![]() |
![]() |
![]() |
|
対応端末 |
|
|
iPhone |
初期費用 | 無料※スマホは加盟店が用意 | 無料※スマホは加盟店が用意 | 無料※iPhoneは加盟店が用意 |
決済手数料 |
|
|
|
月額利用料 | 無料 | 無料 | 無料 |
入金手数料 | 三井住友銀行は無料※他行は1回辺り220円 | 無料 | 無料 |
入金サイクル |
|
|
|
POSレジ機能 | なし |
|
外部のPOSレジと連携可 |
明細発行 |
|
|
メール送信 |
1回あたりの決済上限 | 9999万9999円まで | 999万9999円まで |
|
導入の目安 | 最短15分※Android版は最短5営業日 | 申込みから最短15分 | 申込みから最短15分 |
カード決済の対応ブランド |
カード決済全4種
![]() VISA
![]() Mastercard
小規模事業者向けプラン 1.98%(税別)
標準プラン 2.70%(税別)
![]() JCB
![]() American Express
小規模事業者向けプラン 2.48%(税別)
標準プラン 3.24%(税別)
|
カード決済全6種
![]() VISA
![]() Mastercard
![]() JCB
![]() American Express
![]() Diners Club
![]() DISCOVER
中小企業プラン 2.50%(非課税)
大型店プラン 3.25%(非課税)
|
カード決済全4種
![]() VISA
![]() Mastercard
![]() JCB
![]() American Express
ディスカウントプログラム 2.48%(非課税)
標準プラン 3.24%(非課税)
|
電子マネーの対応ブランド | – | – | – |
QRコード決済の対応ブランド | – |
QRコード決済全24種以上
プラン共通
3.25%(非課税)
|
QRコード決済全44種以上
プラン共通
2.95%(税別)
![]() COIN+
プラン共通
0.99%(税別)
|
公式サイトへ |
公式サイトへ |
公式サイトへ![]() |
『stera tap(ステラタップ)』の一番の強みは、決済手数料の安さです。小規模事業者向けプランではVISA/Mastercardの決済手数料が1.98%と、他社と比べても0.5%以上安価な料率となっています。
年間の決済額が大きくなるほど、この差額は大きくなります。小規模事業者にとって、この手数料の差は重要な節約ポイントになります。
ただし、以下の場合は他社サービスの方が使い勝手が良いでしょう。
POSレジ機能も必要な場合
入金サイクルを重視する場合
入金サイクルを重視するなら『スマホでタッチ決済』がおすすめです。また、『stera tap(ステラタップ)』は三井住友銀行以外だと入金手数料(220円/回)がかかる点も考慮する必要があります。
どのサービスを選ぶかは「決済手数料の安さを重視する」か「機能性と多様な決済方法対応を重視する」か、事業形態や顧客層に応じて最適なサービスを選ぶと良いでしょう。
特に、カード決済中心で手数料を抑えたい小規模事業者には『stera tap(ステラタップ)』が最適でしょう。
stera tapの申込み方法と必要書類
『stera tap(ステラタップ)』は、公式サイト
上から簡単に申し込めます。ここでは、必要書類と申込み方法について詳しく説明します。
必要書類
『stera tap(ステラタップ)』の申し込みに必要な書類は、事業形態(個人事業主or法人)によって異なります。
本人確認書類として、以下のうちいずれか1点
- 運転免許証
- 運転経歴証明書
- 健康保険証
- マイナンバーカード
- 在留カード
- 特別永住証明書
法人の場合は特別な書類提出は不要です。
なお、口座番号や支店コード等の銀行口座情報を事前に準備しておくことで、よりスムーズに申込手続きを進めることができます。
申し込み手順
画面上の「stera tapを申し込む」をクリックします。

「あてはまる条件をお選びください。」という画面が表示されます。
該当しない場合は「上記条件に当てはまらない事業者様」の「申し込む」ボタン(手数料率2.70%〜)を選択します。

申し込みフォームに従って、必要事項を入力していきます。
法人の場合、法人番号を入力すると住所など法人情報を自動的に取得してくれるので、代表者と担当者情報を入力するだけで申し込めます。

個人事業主の場合、事業所住所や事業主氏名、生年月日などを入力する必要があります。
どちらの事業形態でも入力項目は少ないので、5分程度で簡単に申し込めます。
申し込み内容を確認し、利用規約に同意したら申し込み完了です。
個人事業主の場合は、申込完了後に送られてくるメールから本人確認書類をアップロードします。
必要書類の提出が完了すると、審査が始まりますので、審査結果の連絡メールを待ちましょう。
審査完了のメールが届いたら、指示に従ってstera tapアプリをダウンロードします。アプリにログインすれば、すぐに決済の受付を開始できます。
審査はiOS版なら最短15分、Android版は最短5営業日で完了します。
よくある質問(FAQ)
『stera tap(ステラタップ)』の導入から運用にかかるコストはどのくらいか?
初期費用は0円で、運用時は1.98~3.24%の決済手数料のみです。ただし、入金先口座が三井住友銀行以外の場合は1回220円(税込)の振込手数料がかかります。
また、スマホは、加盟店側で用意する必要があります。
『stera tap(ステラタップ)』は個人利用は可能か?
『stera tap(ステラタップ)』は個人事業主でも利用可能です。ただし、事業目的での利用が前提となります。
友人間での割り勘や個人的な金銭のやり取りといった、事業性のない個人間取引には利用できません。
『stera tap(ステラタップ)』はPOSレジとの連携はできるか?
『stera tap(ステラタップ)』との連携は非対応です。POSレジ機能が必要な場合は、外部のPOSレジアプリと並行して利用する必要があります。
『stera tap(ステラタップ)』はお客様控え(カード明細)の発行は紙でできるか?
『stera tap(ステラタップ)』は、レシートプリンターとの接続ができないため、紙でのお客様控え(カード明細)発行はできません。
ただし、決済完了後に表示されるQRコードをお客様に読み取っていただく、またはメールアドレスを入力いただくことでデジタルレシートを提供可能です。
『stera tap(ステラタップ)』はカスタマーサポートの対応方法と受付時間は?
『stera tap(ステラタップ)』では、365日24時間受付の電話サポートを提供しています。
『stera tap(ステラタップ)』はiPadやAndroidタブレットでの利用はできるか?
iPadでは利用できません。
Androidタブレットは、Android 8以上でNFC機能が搭載されているモデルであれば利用できるでしょう。
まとめ
以上、『stera tap(ステラタップ)』について解説しました。
『stera tap(ステラタップ)』は、スマホだけでカード決済が可能になる画期的なサービスです。手元のスマホを使えば初期費用0円で導入でき、月額無料で利用できます。また、決済手数料は1.98%~と他社サービスと比べても安価です。
ただし、POSレジ機能が備わっていないため、本格的な決済環境が必要な店舗では、姉妹サービスの『stera pack(ステラパック)』の方が適しているケースが多いでしょう。
初めてキャッシュレス決済を導入する事業者がお試しでカード決済に対応したい場合や、小規模事業者がひとまず現金以外の決済手段にも対応しておきたいというような、気軽さを重視する方におすすめです。
各サービスの申し込みはこちら
- 全30種以上の決済方法に対応!
- 初期費用0円で使えるオールインワン端末!
- 決済手数料1.98%~!
- 1.98%~3.24%
- 2.70%~3.24%
- 3.24%
- スモールビジネスプラン:3300円(税込)
- スタンダードプラン:3300円(税込)
- お試しプラン:無料
- 初期費用0円~!4種の決済端末を提供
- 審査結果は最短15分!即日カード決済が導入できる
- 対面~オンライン決済まで対応できる豊富な機能
- 決済手数料2.50%~
- 2.50%~3.25%
- ~3.25%
- 中小企業プラン:無料
- 大型店プラン:無料
- カード決済手数料2.48%~
- 今なら”iPadと決済端末”が無料
- 入金サイクルは最大月6回
- 全69種以上もの決済手段に対応
- 2.48%~3.24%
- 2.95%~3.24%
- ディスカウントプログラム:無料
- 標準プラン:無料
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