『stera pack(ステラパック)』は、店舗事業者を対象とした三井住友カード系の決済代行サービスです。高性能なオールインワン決済端末を初期費用0円で導入でき、国内主要キャッシュレス決済に対応することができます。
この記事では、資金繰りが気になる店舗オーナーに向けて、『stera pack(ステラパック)』の入金サイクルをテーマに売上の決済から入金までのスケジュール、注意点、他社との比較を徹底解説していきます。
stera pack(ステラパック)の選べる入金サイクル|それぞれの入金スケジュールの違いは?
『stera pack(ステラパック)』の入金サイクルは、申し込み時に以下の3つの中から選ぶことができます。
- 月6回締め・2営業日後払い
- 月2回締め・2営業日後払い
- 月2回締め・15日後払い
それぞれの入金スケジュールを詳しく見ていきましょう。
『月6回締め・2営業日後払い』の入金スケジュール詳細
毎月5日ごとに締め日が設けられ、その2営業日後に入金されます。
『stera pack(ステラパック)』の入金サイクルの中で最も入金回数が多く、資金繰りへの影響が最も少ないです。
『月2回締め・2営業日後払い』の入金スケジュール詳細
「毎月1日から15日まで」と「16日から月末まで」の2つの期間で締められ、それぞれ2営業日後に入金されます。
月6回締めに比べて入金サイクルが長くなるため、一見するとメリットは少ないように見えます。しかし、『stera pack(ステラパック)』では、入金先口座が三井住友銀行以外の場合、1回あたり220円の手数料がかかります。
そのため、他行で『stera pack(ステラパック)』を利用する場合は、あえて「月2回締め、2営業日後払い」を選ぶことで手数料の負担を軽減できます。
『月2回締め・15日後払い』の入金スケジュール詳細
「毎月1日から15日まで」の売上が月末に入金され、「16日から月末まで」の売上が翌月の15日に入金されます。
『stera pack(ステラパック)』の入金サイクルの中で、決済日から入金までの期間が最も長いです。
この入金サイクルを意図的に選ぶメリットはありませんが、特定の業種で『stera pack(ステラパック)』を導入する場合は、この入金サイクルしか選択できません。
特定の業種では入金サイクルの選択ができない
一部の業種では、入金サイクルを自由に選ぶことができず、「月2回締め・15日後払い」となります。
具体的には以下の業種が対象です。
- エステティックサロン
- ネイルサロン
- 美容・形成
- 美容-その他
- 美容・メイク
- 接骨院
- カイロプラクティック・整体
- その他医療機関
- あん摩・はり・灸・接骨・柔道整復
- 医療・健康・介護-その他
- ペット-その他
- リフォーム
- 住まい-その他
- 生花・茶道
- 修理
- くらし-その他
- 趣味講座
- スポーツ
- リラクゼーション
- マリンスポーツ
- ヨガ
- 塾・予備校
- 書道・そろばん
- 武道
- 料理
- 音楽
- 資格
- 語学
- 専修学校
- 幼児教育
- カルチャーセンター
- 各種学校
- 文化教育
- 教育・習い事-その他
- 防犯・防火
- 自動車・バイク-その他
- 保育施設
- 託児施設
- 占い・姓名判断
- 浴場・銭湯
- 交通-その他運輸
- 代行・支援サービス
- 不動産
- 旅行業・代理店
これらの業種は、顧客とのトラブルや高額取引による返金要求が多い傾向にあります。上記、全ての業種がこの理由に該当するわけではありませんが、いずれも『stera pack(ステラパック)』にとってリスクが高いと判断されています。
そのため、決済から入金までの一定の期間を設け、リスク回避を行う必要があるため、入金サイクルを自由に選べなくなっています。
stera pack(ステラパック)の入金サイクルの選び方
キャッシュレス決済は現金払いと違って、すぐに現金が手元に入りません。そのため、資金繰りに直接影響することから、なるべく短い入金サイクルを選ぶべきです。
しかし、『stera pack(ステラパック)』では、入金先口座が三井住友銀行以外の場合、1回につき220円(税込)の手数料が発生します。そのため、月6回締めの場合、毎月1320円(220円×6回)の手数料がかかります。
つまり、『stera pack(ステラパック)』の入金サイクルは、入金先の金融機関によって選ぶと良いでしょう。
- 入金先が三井住友銀行の口座
月6回締め・2営業日後払い - 入金先が他行
月2回締め・2営業日後払い
三井住友銀行以外の金融機関を利用する場合は、月2回締めの入金サイクルをあえて選択することで、手数料を440円(220円×2回)に抑えることができます。
また、入金サイクルは後から変更できます。
そのため、申込時に三井住友銀行の口座を持っていない場合は、『stera pack(ステラパック)』の申込と同時に口座を開設し、入金先口座を変更した後に、入金サイクルを月6回締めに変更することもできます。
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【他社比較】stera pack(ステラパック)の入金サイクルは短い?
そもそも、『stera pack(ステラパック)』の入金サイクルは他社と比べて短いのでしょうか?
以下は、人気の決済代行サービス各社の入金サイクルと比較できる一覧表です。
決済サービス | 入金回数 | 入金サイクル | 適用条件 | 入金手数料 |
---|---|---|---|---|
公式サイト | 月6回 | 月6回締め・ 2営業日後入金 | 任意で選択可能 ※一部業種は「月2回締め・15日後入金」のみ | 入金先の銀行によって 手数料が異なる 三井住友銀行は無料 他行は1回220円(税込) |
月2回 | 月2回締め・ 2営業日後入金 | |||
月2回 | 月2回締め・15日後入金 | |||
公式サイト | 月6回 | 月6回締め・ 6営業日後入金 | 入金先の銀行が 以下のいずれか 三井住友銀行 みずほ銀行 三菱UFJ銀行 | 無料 |
月3回 | 月3回締め・ 6営業日後入金 | その他金融機関 | ||
月1回 | 月末締め・翌月末日入金 | QRコード決済の売上分 | ||
公式サイト | 毎営業日 | 毎日締め・ 翌営業日入金 | 入金先の銀行が 以下のいずれか 三井住友銀行 みずほ銀行 | 無料 |
週1回 | 毎週締め・ 翌週金曜日入金 | その他金融機関 | ||
公式サイト | 月1回 | 月末締め・翌月20日入金 | 入金サイクル方式を 「自動入金」選択時 | 無料 |
毎営業日可能 ※振込依頼が必要 | 振込依頼後、 翌1〜2営業日入金 | 入金サイクル方式を 「手動入金」選択時 | 入金額によって 手数料が異なる 10万円以上は無料 10万円未満は200円(税込) | |
公式サイト | 月2回 | 月2回締め・15日後入金 | – | 無料 |
上記の通り、『stera pack(ステラパック)』は月6回締めの場合、他社と比較しても入金サイクルが短いことがわかります。
しかし、『Airペイ(エアペイ)』や『Square(スクエア)』などの他社サービスでは、金融機関によって入金サイクルが異なるものの、入金手数料は金融機関を問わず無料です。
『stera pack(ステラパック)』は三井住友グループのサービスということもあり、三井住友銀行の口座が優遇されており、他行の場合は手数料負担が発生します。
そのため、三井住友銀行以外の口座を使用する場合には、『Airペイ(エアペイ)』や『Square(スクエア)』のような他社サービスの方が入金サイクルと手数料の両方の面で導入しやすいと言えるでしょう。
- Airペイ(エアペイ)(公式:https://airregi.jp/payment/
)
…今ならiPad&カードリーダーが無料! - Square(スクエア)(公式:https://squareup.com/jp/ja/ )
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まとめ
- 入金サイクルは3通りから選択可能で、最大月6回入金
- 入金先が三井住友銀行以外の場合、手数料が発生するため、月2回入金の選択も検討すべき
- 三井住友銀行以外の口座を利用するなら『Airペイ(エアペイ)』や『Square(スクエア)』の方がおすすめ
以上、『stera pack(ステラパック)』の入金サイクル・スケジュールについて解説しました。
資金繰りへの影響が気になる方にとって、『stera pack(ステラパック)』は入金サイクルが短く導入しやすいサービスと言えます。ただし、三井住友銀行の口座以外を利用する場合は、手数料負担が発生します。
少しでも手数料負担を抑えたい方は、『Airペイ(エアペイ)』や『Square(スクエア)』など他社サービスの導入も検討してみてください。
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