多くのグルメサイトは、掲載料金に次いで、ネット予約の受付は掲載順位に関わるため、集客効果を最大化する上で欠かせない機能です。
しかし、現在のグルメサイト予約は、オンライン上で予約成立まで完了する「即予約」が主流です。
そのため、複数のグルメサイトでネット予約を受け付けたり、当日のネット予約受付を行う場合、ダブルブッキングやフリー客とのバッティングなどトラブルが多く、なかなか実際の席に合わせた予約受付ができないお店も少なくないのではないでしょうか。
そんなお店の悩みを解決するのが飲食店向けサイトコントローラー「レスラク」です。
この記事では、「レスラク」とは何かといった基本的な解説から、導入のメリット・デメリット、導入費用や月額費用について徹底解説していきます。
飲食店向けサイトコントローラー「レスラク」とは
サイトコントローラーとは、複数の予約サイトを一元管理できるオンラインシステムです。
「レスラク」の主な機能は、ネット予約の一元管理です。
通常であれば、ネット予約の在庫管理や人数変更・キャンセル処理は、各グルメサイトの管理画面上から個別に行う必要があります。
上記の図の通り、
例えば、食べログで即予約が入った場合、ホットペッパーグルメやぐるなびなど他の掲載媒体の予約在庫は手動で処理する必要があります。
当然、予約在庫の管理を行わなければ、ダブルブッキングやバッティングが起こるわけですが、忙しい営業中に逐一グルメサイトの予約在庫を処理するのは非常に困難です。
「レスラク」を使えば、即予約が入った時点で、掲載している全てのグルメサイトの予約在庫が瞬時に変更されるため、店舗スタッフが予約在庫を管理する必要がありません。
また、「トレタ」や「テーブルソリューション」といった台帳アプリとの連携にも対応しております。
台帳アプリと連動することで、電話予約などネット予約以外での予約が入った場合も掲載している全てのグルメサイトの予約在庫の変更が自動的に行われます。
ちなみに「レスラク」の利用は、「パソコン/スマホ/タブレット」などネット環境に繋がる機器であれば、基本的には利用することができます。
「レスラク」を導入する3つのメリット
「レスラク」を導入する上でネット予約で抱えるお店の悩みのほぼ全てを解消することができます。
- ネット予約受付の最大化による集客・売上アップ
- ネット予約管理業務の軽減・トラブル対応数の減少による人件費削減
- 分析機能による費用対効果の最適化
それぞれ詳しく解説していきます。
ネット予約受付の最大化による集客・売上アップ
グルメサイトの掲載順は、掲載プランとネット予約の受付状況が大きく影響します。
グルメサイトの役割は、お客様にお店の情報を提供し、お店に送客することです。
予約が取れないお店の情報ばかり表示されているグルメサイトは、お店を探しているユーザーにとって便利なサイトではありませんよね?
上述の理由から
- 当日予約を受け付けているお店
- 設定している在庫が多いお店
等、積極的に即予約を受け付けているお店の優先的に表示するグルメサイトがほとんどです。
また、日時や人数を指定する絞り込み検索では、即予約の在庫設定を元に空き状況がマッチするお店のみが表示されます。
「レスラク」を使うことで、ネット予約受付をお店のリアルな空き状況に合わせて設定したり、当日の即予約を受け付けやすくなるため、グルメサイト上での露出が増加します。
こうした背景から「レスラク」を導入することで、集客・売上アップに繋がります。
ネット予約管理業務の軽減・トラブル対応数の減少による人件費削減
「レスラク」を導入することで、複数のグルメサイトを一元管理することができます。
通常であれば、グルメサイト毎に管理画面上から操作が必要な在庫管理業務をスタッフが対応する必要がなくなります。
各グルメサイト上に掲載されているコース情報を一覧で表示する機能があるため、グルメサイトページの編集業務を効率的に行うことができます。
また、即予約が原因のダブルブッキングやバッティングは、そもそもネット予約受付をしていなければ起こりえないトラブルです。
こうしたトラブル対応に人手が割かれるのは、スタッフのストレスにもなりますし、人件費的にもマイナスですし、サービスの低下にも繋がります。
「即予約使わなくても良いのでは?」という意見もあるかと思いますが、前述した通り、グルメサイト上の掲載順にも大きく関わるため、集客効果を高めるには即予約の利用が必須です。
「レスラク」を導入することで、こうした問題の解消に繋がり、結果的に人件費削減や営業に集中できる環境作りに繋がります。
分析機能による費用対効果の最適化
「レスラク」には、グルメサイト毎のアクセス数やネット予約数、キャンセル数が一目でわかる分析機能が備わっております。
わざわざグルメサイト毎に管理画面上からアクセスやネット予約をチェックするのは、手間と時間が掛かります。
「レスラク」の分析機能は必要な情報だけわかりやすくまとめられているため、グルメサイトの集客効果を見直す上で非常に便利です。
分析機能を活用して、各グルメサイトの集客効果をしっかりと把握し、効果がないものは辞めたり、掲載プランの見直しを行い、費用対効果の最適化に役立てることができます。
「レスラク」を導入するデメリット
「レスラク」に限った話ではありませんが、サイトコントローラーのような外部システムは、グルメサイト非公式です。
そのため、グルメサイト側の都合でサイトコントローラーの使用を禁止されてしまう可能性があります。
このような措置を取っているグルメサイトは、現状では「一休レストラン」のみ。
具体的には、2019年4月ごろからサイトコントローラーを全面禁止しており、予約情報の取り込みは可能ですが、一休レストラン上の予約在庫の変更や停止を行うことは出来ません。
サイトコントローラーを禁止することは、グルメサイトにとっては競合対策になるわけですが、サイトコントローラーを使っている飲食店からすると非常に迷惑です。
こうした背景から「一休レストラン」のような措置を他のグルメサイトが取る可能性は高くはありませんが、あくまで非公式のシステムであることを理解した上で利用するべきでしょう。
「レスラク」で一元管理可能なグルメサイト
「レスラク」で一見管理可能なグルメサイトは以下の通り。
- 食べログ
- ぐるなび
- ホットペッパーグルメ
- Retty
- OZmall
- ヒトサラ
- るるぶダイニング
- 食べタイム
大手グルメサイトを含む8サイトのネット予約の一元管理に対応しております。
今後も飲食店のニーズの多いグルメサイトを追加予定です。
「レスラク」の料金~今なら2か月間無料トライアルキャンペーンを実施中~
そんなレスラクの料金形態は以下の通り。
基本料金 | 5500円(税込)/月 |
即予約50名まで | 無料 |
51~99名まで | 2200円(税込) |
移行100人単位 | 2200円(税込) |
月額基本料5500円(税込)に加え、予約人数に応じた料金が掛かります。
ネット予約受付を最大化することで集客増に繋がり、人件費・無駄な送客手数料の削減に繋がるため、利益面でプラスになる場合がほとんどです。
レスラク公式サイトによると、
- 管理業務を最大80%軽減
- ネット予約が平均25%増
上述のような効果があるようです。
「レスラク」に似たサービスはある?
飲食店向けサイトコントローラーを提供するサービスは少なく、類似サービスとしては以下の2つが挙げられます。
- レストランボード
- ebica
上記、二つのサービスと「レスラク」との違いを解説していきます。
レストランボードとレスラクの比較
- 台帳アプリの基本的な機能が全て無料で使える
- ホットペッパーグルメのネット予約と公式連携している
他のグルメサイトのネット予約在庫の管理ができない
レストランボードは、ホットペッパーグルメを運営するリクルートライフスタイルが提供する予約台帳アプリです。
提供元が同じホットペッパーグルメのネット予約と連携しており、レストランボード上で予約在庫管理を完全に行うことができます。
しかし、他のグルメサイトの予約在庫を管理することは出来ません。
ネット予約機能をホットペッパーグルメしか使っていないお店であれば、レストランボードで充分ですが、複数のグルメサイト上でネット予約機能を使っている場合は、在庫管理など個別で行う必要があります。
基本的な台帳機能が無料で使えるため、多くの飲食店で利用されておりますが、サイトコントローラーとしての機能は限定的です。
ebicaとレスラクの比較
- 台帳アプリとサイトコントローラーが一体になっている
- POSレジとの連携機能がある
- グルメサイトとの連携設定が複雑
- 料金が高い
ebicaは、株式会社エビソルが提供するサイトコントローラー一体型の台帳アプリです。
サイトコントローラーに特化した「レスラク」に対して、ebicaは台帳機能の予約状況を基に、グルメサイトの予約在庫を管理します。
POSレジとの連携機能もあるため、フリー来店などを含めた当日の空き状況とグルメサイト上の予約在庫をリアルタイムで連携させることが可能です。
ただし、グルメサイトとの連携設定が複雑なため、席やプラン設定の変更を行う場合、カスタマーサポートに都度連絡する必要があるなど、慣れるまで少し面倒です。
また、通常の設定ではネット予約の回転受付を取ることができず、かなり細かい設定をグルメサイト上で行う必要があります。
料金面でも以前に比べて、料金が値上げされました。
- 初期費用:55000円(税込)
- 月額費用:33000円(税込)
- 従量課金;1件辺り110円(税込)※月間ネット予約81件以降
と初めてサイトコントローラーを導入するお店にとっては負担が大きいです。
※以前は、月額16500円(税込)/従量課金なしで導入できました。
機能が豊富なため、上手く活用できれば非常に便利ではありますが、グルメサイトのネット予約にある程度慣れていないと、予約連携エラーが頻発して上手く機能しないことも少なくありません。
サイトコントローラーと台帳アプリが一体になっているため、
「特定の日時に特製の席の予約受付を停止したい」
「貸切用の予約在庫などリアルな席状況以外での在庫設定」
といった細かい操作・設定に対応しておらず、分析機能も見辛い点など、サイトコントローラーとしての機能では「レスラク」に劣ります。
【まとめ】需要が増加するネット予約を「レスラク」で効率的に対応しよう!
- ネット予約によるトラブルが多いお店
- 掲載しているグルメサイトが多いお店
- スタッフの人員が足りていないお店
飲食店のネット予約機能は年々、利用者が増加傾向にあり、飲食店を予約する上で当たり前に使えるサービスとなりつつあります。
出典:【価格コム】「食べログ」レストランのネット予約サービス 月次データ
本来、飲食店にとって、ネット予約は、忙しい営業中に電話での予約が出来ない場合の予約ロスや、電話対応が少なくなることで人件費が抑えられたり、営業に集中し、より良いサービスを提供できるといったメリットが多くあります。
しかしながら、実態はグルメサイトの乱立により、ネット予約はバッティング・ブッキングといったトラブルも多く、こうしたクレーム対応に人が割かれ、スタッフの大きなストレスになるだけでなく、人件費的にも大きくマイナスです。
こうした問題を解決し、本来持つネット予約の利便性を最大限に活用する上で「サイトコントローラー」の導入は非常に効果的です。
グルメサイトのネット予約処理にお悩みの飲食店は、導入を検討してみてください。
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