店舗事業者を中心にキャッシュレス対応できる決済サービスである「Times Pay(タイムズペイ)」と「TakeMe Pay(テイクミーペイ)」。
どちらもスマホ・タブレットを使用することで、クレジットカードや電子マネー、QRコードといったさまざまな決済を手軽に導入できるモバイル決済サービスです。
この記事では、
全ての決済をQRコードを介して行う「TakeMe Pay(テイクミーペイ)」
カードリーダーを使って決済を行う「Times Pay(タイムズペイ)」
2つのサービスにスポットを当て、8つの項目で比較を行い、違いを解説していきます。
「Times Pay(タイムズペイ)」と「TakeMe Pay(テイクミーペイ)」の基本情報
Times Pay
タイムズペイ
|基本情報 早見表
- モバイル決済端末
- 38,000円
- 不要
- 導入時に提供
- ICカード
- 磁気カード
- タッチ決済
- 決済機器発送日から1年間(※タブレットは保証外)
- なし
TakeMe Pay
テイクミーペイ
|基本情報 早見表
- アプリ
- 無料
- 不要
- 非対応
- なし
Times PayとTakeMe Payのキャンペーン情報
現在、『Times Pay』と『TakeMe Pay』はどちらも実施中のキャンペーンはありません。
決済代行サービス各社が実施中の「決済端末の導入キャンペーン情報」は以下の記事からまとめてご覧いただけます。
お得にスマホ決済を始めたい方は、ぜひチェックしてみてください。
現在、キャッシュレス決済サービス・決済代行サービス各社では、お得なキャンペーンを実施しているものも少なくありません。 「...
「Times Pay(タイムズペイ)」と「TakeMe Pay(テイクミーペイ)」を9項目で比較
【比較1】決済ブランドの種類&決済手数料で比較
対応可能な決済ブランドの種類で比較すると以下の通りです。
決済サービス |
Times Pay |
TakeMe Pay |
---|---|---|
カード決済の対応ブランド | カード決済全6種
VISA
Mastercard
JCB
American Express
Diners Club
DISCOVER
決済手数料
3.24%(非課税)
| カード決済全6種
VISA
Mastercard
決済手数料
3.3%※消費税区分は非公開
JCB
American Express
Diners Club
DISCOVER
決済手数料
4.4%※消費税区分は非公開
|
電子マネーの対応ブランド | 電子マネー決済全13種
iD
QUICPay
決済手数料
3.24%(非課税)
nanaco
WAON
交通系IC (9種)
決済手数料
3.24%(税別)
| – |
QRコード決済の対応ブランド | – | QRコード決済全5種
LINE Pay
au PAY
メルペイ
Alipay
WeChat Pay
決済手数料
3.3%※消費税区分は非公開
|
『TakeMe Pay(テイクミーペイ)』は全ての決済をQRコードで行うため、電子マネーに非対応です。一方、『Times Pay(タイムズペイ)』はQRコード決済に非対応です。
決済手数料は、一律3.24%の『Times Pay(タイムズペイ)』に対し、『TakeMe Pay(テイクミーペイ)』は3.3~4.4%と決済ブランドによって異なります。『Times Pay(タイムズペイ)』の方が決済手数料が低いですが、どちらも国内の手数料相場と比べて高めです。
決済ブランドや手数料で選ぶなら他社サービスも含めて検討することをおすすめします。国内主要決済ブランドに対応でき、さらに安価な手数料で利用できる『Square(スクエア)』や『』等の他社サービスもあるためです。
【比較2】導入費用(初期費用)&周辺機器で比較
決済サービス |
Times PAY |
TakeMe Pay |
---|---|---|
初期費用 | 38,000円(税込) | 無料 |
『TakeMe Pay(テイクミーペイ)』は、QRコードの設置のみで導入できるため、導入費用はかかりません。
決済情報の確認には、管理画面にログイン可能な端末が必要です。ただし、ブラウザから閲覧できるため、スマホ、タブレット、PCなど、インターネットに接続できる端末であれば利用可能です。
一方、『Times Pay(タイムズペイ)』は導入費用38,000円で決済に必要な周辺機器3点が提供されます。しかし、他社端末では、導入費用無料で高性能な端末を提供するサービスも珍しくありません。
導入をご検討の際は、これらの選択肢も含めて比較されることをお勧めします。
それでは、周辺機器ごとに詳しく解説していきますが、
モバイル端末(スマホ・タブレット)
対応モバイル端末(スマホ・タブレット)は、
- Times Pay(タイムズペイ)=専用タブレットのみ
- TakeMe Pay(テイクミーペイ)=OS不問(ブラウザが利用できる端末)
『Times Pay(タイムズペイ)』は導入時に提供される専用タブレットを利用します。専用タブレットはキャリア通信(auの4G回線)付きなので、ネット環境がないお店や屋外でも利用可能です。
対して、『TakeMe Pay(テイクミーペイ)』はお客側のスマホからQRコードを読み取ることで決済を行うため、お店側は決済情報の確認用の端末として、ブラウザが利用できるものであればPCでも利用可能です。
なお、『TakeMe Pay(テイクミーペイ)』は、お客側がネット通信可能なスマホを持っていれば決済可能ですが、外国人観光客はスマホを持っていてもネット通信ができない場合があります。
そのため、『TakeMe Pay(テイクミーペイ)』を利用する際は、フリーWi-Fiの導入を併せて行うことをおすすめします。
決済端末(カードリーダー)
『TakeMe Pay(テイクミーペイ)』は、全ての決済にQRコードを利用するため、決済端末(カードリーダー)は不要です。
一方、『Times Pay(タイムズペイ)』は、決済端末(カードリーダー)が必要です。充電式で持ち運びが可能で、手のひらサイズのコンパクトな端末となっています。
レシートプリンター
『TakeMe Pay(テイクミーペイ)』はレシートプリンターに対応していないため、紙での明細発行ができません。
一方、『Times Pay(タイムズペイ)』は導入時にレシートプリンターが提供されるため、紙での明細発行が可能です。
明細はデジタルレシートとしてメール送信が可能ですが、紙での印字を求められる機会がある場合には、『Times Pay(タイムズペイ)』がおすすめです。
ただし、『Times Pay(タイムズペイ)』の導入費用38,000円(税込)がネックという場合は、レシートプリンター内蔵のマルチ決済端末「stera pack」がおすすめです。
「stera pack」は導入無料かつ、業界最安水準の決済手数料1.98%~で利用可能です。
各周辺機器の保証期間
各サービスの周辺機器についての保証範囲は以下の通り。
決済端末 |
TimesPayカードリーダーセット |
TakeMe Pay決済用QRコード |
---|---|---|
保証期間 | 発送日から1年間※保証回数は1回まで | – |
保証期間外の交換費用 |
|
– |
『Times Pay(タイムズペイ)』の保証範囲は、水没など利用者の不注意や意図的な破損の場合は対象外です。保証対象外の場合、新規購入扱いとなり、通常価格で再購入する必要があります。
『TakeMe Pay(テイクミーペイ)』は、専用の周辺機器が必要ないため、保証はありません。QRコード決済の設置のみなので、周辺機器の故障といったトラブルに見舞われることがないのは『TakeMe Pay(テイクミーペイ)』の良い点ですね。
導入費用(初期費用)&周辺機器での比較まとめ
- 『Times Pay(タイムズペイ)』は38,000円で専用機器セット、『TakeMe Pay(テイクミーペイ)』はQRコードの設置のみなので導入は無料
- 『Times Pay(タイムズペイ)』はレシート印刷が可能、『TakeMe Pay(テイクミーペイ)』は紙の明細発行不可でメール送信のみ
- より充実した端末を無料提供する『』や『』の利用がおすすめ
【比較3】入金手数料&入金サイクルで比較
各サービスで決済を行った売上金の入金サイクル・入金手数料は以下の通り。
決済サービス |
Times PAY |
TakeMe Pay |
---|---|---|
入金サイクル | 月2回 | 月末締めの翌月末払い |
入金手数料 | 無料 | 286円(税込) |
『Times Pay(タイムズペイ)』は入金手数料が無料なのに対し、『TakeMe Pay(テイクミーペイ)』は1回当たり286円(税込)の入金手数料が掛かります。
また、入金サイクルについては『Times Pay(タイムズペイ)』が「月2回」と多いですが、決済サービスの中では両社ともに少ない部類に入ります。
- Airペイ(エアペイ)…月3回or月6回※金融機関による
- stera pack…月6回
- Square(スクエア)…翌営業日or週1回※金融機関による
資金繰りに不安のある小規模事業者にとって、入金サイクルは非常に重要なポイントです。決済日から入金日がなるべく短いサービスを選ぶことで、キャッシュフローへの影響を最小限に抑えられます。
入金手数料&入金サイクルでの比較まとめ
- akeMe Pay(テイクミーペイ)は入金手数料286円が掛かる
- 入金サイクルは両社ともにモバイル決済サービスの中では少ない
【比較4】お支払い方法(分割・ボーナス払い)で比較
決済サービス |
Times PAY |
TakeMe Pay |
---|---|---|
クレジットカードの支払い方法 |
| 一括払い |
こうした「お支払い方法」は、決済額が大きくなるほど需要が高い機能になるため、高単価商品を扱うお店は対応しておくことをおすすめします。『Times Pay(タイムズペイ)』は2回払いや分割払いには対応していますが、ボーナス払いには非対応です。
ボーナス払いを含む全ての「お支払い方法」に対応可能な決済サービスは『stera pack』や『PAYGATE 』が挙げられます。
【比較5】審査・導入スピードで比較
決済サービス |
Times PAY |
TakeMe Pay |
---|---|---|
申込みから利用開始までの目安 | 申込みから約1か月~ | 申込みから約14営業日前後 |
『TakeMe Pay(テイクミーペイ)』は審査から導入までの期間が早いです。
両サービスとも、決済ブランドの審査完了後に周辺機器(『TakeMe Pay(テイクミーペイ)』はQRコード付きのスタンド)が送付され、受け取り後から利用可能となります。
申込み内容に不備があると審査に遅れが出てしまいます。スムーズな導入のために、申し込み内容に誤りがないかしっかり確認してから申し込みをしましょう。
なお、他社サービスでは、『Square(スクエア)』のように最短当日から導入できるサービスもあります。
【比較6】決済機能で比較
両サービスとも店頭での対面決済向けです。オンライン決済や月謝払いなどの継続課金には対応していません。
決済サービス |
Times PAY |
TakeMe Pay |
---|---|---|
その他機能 | なし | なし |
また、どちらも加盟店規約上、ジムや学習塾の月謝など継続的に課金を行う商品・サービスでの決済を禁止しています。
こうしたお店は、サブスク・継続課金機能を持つ『Square(スクエア)』を利用すると良いでしょう。
【比較7】POSレジ機能で比較
決済サービス |
Times PAY |
TakeMe Pay |
---|---|---|
POSレジ機能 | なし | なし |
連携できるPOSレジ | なし | なし |
両サービスともに外部サービスとの連携には対応していません。
POSレジと決済端末を連携すれば、POSレジの会計情報を自動的に決済端末に反映できます。また、決済端末の決済処理が完了するとPOSレジにも反映されるため、会計ミスの防止やスムーズな会計が可能になります。
外部のPOSレジとの連携対応に充実しているサービスは『stera pack』や『Square(スクエア)』が挙げられます。
【比較8】サポート対応で比較
それぞれのサポート窓口の対応方法と対応時間は以下の通り。
決済サービス |
Times PAY |
TakeMe Pay |
---|---|---|
サポート対応 | 電話 |
|
サポート受付時間 | 年中無休10:00~20:00 | 平⽇9:00〜18:00 |
サポート体制については、『Times Pay(タイムズペイ)』の方が対応時間が長く、サービスとして力を入れています。ただし、訪問サポートには対応していません。
2社を比較すると、サポート対応では『Times Pay(タイムズペイ)』がおすすめです。
また、アフターサポートに力を入れている決済代行サービスとして『stera pack』が挙げられます。端末故障時は何度でも修理・交換が無料だったり、レシートロール紙の追加発注は何度でも無料です。
【まとめ】導入費用や決済手数料で選ぶなら他社の決済端末がおすすめ
『Times Pay(タイムズペイ)』と『TakeMe Pay(テイクミーペイ)』を比較すると、導入費用込みなら『TakeMe Pay(テイクミーペイ)』の方が安く、2年目以降は決済手数料が低い『Times Pay(タイムズペイ)』の方が安くなります。しかし、他社サービスと比べるとどちらも料金は高めです。
また、対応可能な決済手段も限定的であったり、POSレジ連携ができないなど機能性も十分とは言えません。
結論として、他社の決済端末がおすすめです。この記事で紹介した他の決済サービス各社と併せて、導入を検討してみてください。
導入を迷っている事業者の方が、この記事を読んで自分に合ったサービスを選ぶことができれば幸いです。
おすすめの決済端末TOP3
Square Reader
スクエアリーダー
Airペイ
エアペイ
- キャッシュレス導入0円キャンペーン
-
実店舗を持つ事業者を対象に「iPad」と「カードリーダー型の決済端末」の2点を無料貸与。
公式でチェック
- 0円スタートキャンペーン
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通常20,167円(税込)の「カードリーダー型の決済端末」を無料貸与。
公式でチェック
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