リクルートが提供するモバイル決済システム「Airペイ(エアペイ)」に新たな決済方法として「UnionPay(銀聯)」が追加されました。
インバウンド需要が盛り上がる中、中国人利用者の多い「UnionPay(銀聯)」に対応というのはお店にとって大きなメリットです。
この記事では、「Airペイ(エアペイ)」で追加される「UnionPay(銀聯)」の利用方法や決済手数料、消費者還元事業の対象の有無のなど解説していきます。
世界最大のカード発行枚数を誇る「UnionPay(銀聯)」
<UnionPay(銀聯)とは>
銀聯国際(UnionPay International、UPI)は、China UnionPay(中国銀聯)の国際展開をおこなう子会社です。
世界2000以上の機関と連携し、現在58の国・地域でのカード発行、177の国・地域で利用可能となっています。
銀聯国際は、世界最大級の規模を持つカードホルダーと世界中で増加する加盟店に対し、
高品質かつ安全・お得なクロスボーダー決済サービスを提供しています。
UnionPay(銀聯)の多くは中国の銀行で発行されております。
2018年時点で70億枚発行されており、内69億枚は中国本土で発行されているため、実質的に利用者の多くは中国人です。
「UnionPay(銀聯)」が追加されることで中国人向け決済を網羅するAirペイ(エアペイ)
Airペイ(エアペイ)では姉妹アプリであるAirペイ(エアペイ)QRを利用することで、中国人向けQR決済「ALIPAY」「WechatPay」に対応できます。
今回、「UnionPay(銀聯)」が追加されることで中国人が日常的に利用するキャッシュレス決済全てに対応することになります。
中国人利用者の多いお店や、これから中国人観光客を誘致したいお店にとって非常に魅力的な決済システムと言えます。
「UnionPay(銀聯)」の決済手数料(加盟店手数料)は3.24%!キャッシュレス・消費者還元事業登録店なら実質2.16%
通常の決済手数料 | キャッシュレス・消費者還元事業 期間中の決済手数料 |
---|---|
3.24% | 実質2.16% |
「UnionPay(銀聯)」の決済手数料(加盟店手数料)は上述の通り。
「UnionPay(銀聯)」はキャッシュレス・消費者還元事業の対象です。既にVisa/Mastercard®が適用開始となっている場合は別途申請などは不要で、実質2.16%の手数料が適用となります。
Airペイ(エアペイ)既存利用店舗は申し込み不要!対応するにはアップデートが必要
既にAirペイ(エアペイ)を利用している店舗の場合、別途申し込みを行う必要はありません。
ただし、カードリードとAirペイ(エアペイ)アプリのアップデートが必要です。
また、Airレジ連携で利用しているお店はAirレジアプリのアップデートも併せて行いましょう。
カードリーダー アップデート開始日 | 2020年1月8日(水) |
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Airペイ(エアペイ)アプリ アップデート開始日 | 2020年1月9日(木) バージョン 3.0.0 |
Airレジアプリ アップデート開始日 | 2020年1月9日(木) バージョン 2.46.0 |
詳しいアップデート方法は、公式で案内がありますので、以下のURLからご確認ください。
「UnionPay(銀聯)」が追加表記された店頭掲示ツール・マニュアルが必要なら別途申請が必要
「UnionPay(銀聯)」を追加した店頭掲示ツール、マニュアルが必要な場合には別途申請が必要です。
申し込み締切は「2019年12月24日 17:00」と案内がありますが、申し込み期限を過ぎても申請は可能です。
締切までに申請をした場合「1月9日または10日」に到着、締切以降に申請した場合「2020年1月中旬以降」より順次発送とのことです。
「UnionPay(銀聯)」が利用可能な決済サービス
Airペイ(エアペイ)以外の決済サービスで「UnionPay(銀聯)」に対応しているのは、
上述のようなサービスが挙げられます。
【まとめ】「UnionPay(銀聯)」追加でAirペイ(エアペイ)の対応決済は全24種に!
今回の「UnionPay(銀聯)」追加でAirペイ(エアペイ)の使い勝手がまた一つ良くなりましたね!
私も飲食店を立ち上げる際には、必ず導入しているAirペイ(エアペイ)は、数あるモバイル決済システムの中でも汎用性が高く、導入コストも掛からないことから非常に魅力的です。
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