飲食店におけるネット予約利用は、グルメサイト上での集客には欠かせません。
しかし、無断キャンセル・予約の仮押さえといったトラブルも多く、中々上手く活用できないという飲食店も多いのではないでしょうか。
この記事では、予約の仮押さえ・無断キャンセルなどのトラブル防止のために飲食店で出来る対策を4つほどご紹介します。
キャンセル・人数変更といった規定を明文化
グルメサイトでは、ネット予約受付設定からキャンセル・人数変更といった規定をお店ごとに設定することが出来ます。
また、予約確認画面での注意事項の表記なども行えることが出来るので、「キャンセル・人数変更の期限」「キャンセル料の明確な金額」をわかりやすく表記しましょう。
私がグルメサイトを編集する際は、各コースページ内でもわかりやすく表記するようにしてます。
飲食店からの予約確認【例文あり】
全ての予約に行う必要はありませんが、「繁忙期」「団体予約」に関しては、即予約であっても電話での確認をしておくと良いでしょう。
お客様によっては、「電話でのやり取りが面倒だから即予約を使っている」という方もいると思うので、電話が繋がらなければSMSやメッセージを送るようにしましょう。
〇〇様
この度は当店をご予約頂きまして、誠にありがとうございます。〇月〇日のご予約についてのご確認のため、ご連絡させて頂きました。
団体様でもご利用ですので、当日スムーズにご利用頂けるよう乾杯時のお飲物など、事前に確認させて頂ければ幸いでございます。
一度、お電話かメッセージにてご連絡頂きますようお願い致します。
私の経験上、事前に連絡した目的(”〇月〇日のご予約についてのご確認のため”)とお客様にとっても連絡した方がメリット(”当日スムーズにご利用頂けるよう乾杯時のお飲物の事前確認”)があることを思わせる内容にすると、わりと連絡をすぐにもらえます。
12月の繁忙期など絶対にキャンセルされたくない場合は、〇〇日までに連絡もらえないとキャンセル処理するといった内容を明記してしまっても良いでしょう。
〇〇様
この度は当店をご予約頂きまして、誠にありがとうございます。
〇月〇日のご予約についてのご確認のため、ご連絡させて頂きました。
こちらの都合で申し訳ございませんが、12月は繁忙期のため、団体様のご予約に関しましては、一度お電話での確認をお願いさせて頂いております。
尚、〇月〇日までにお電話頂けない場合は、誠に勝手ではございますが、キャンセル扱いとさせて頂きます。予めご了承ください。
上記のような連絡を行う際には、グルメサイト上にも事前に電話での確認が必要な旨を記載するようにしましょう。
団体利用時は事前決済をお願いしてみる
当然ですが、無断キャンセルされないために最も有効なのは、お会計を前持って頂くことです。
全額でなくても、利用金額の半額を事前に頂くことでキャンセル防止に繋がります。
事前決済を行う具体的な方法は、決済サービス「Square(スクエア)」の請求書決済が非常に便利です。
「Square(スクエア)」ではクレジットカード決済ができる請求書の発行ができます。
決済手数料として3.25%掛かってしまいますが、団体利用の場合はどうしても高額になってしまいます。
そういった理由からクレジットカードが使えるのであれば、事前決済に応じてくれる幹事さんも少なくありません。
「Square(スクエア)」のアカウント作成は、以下のリンクから10分程度で無料作成可能です。
≫【スクエア公式】Square公式サイトへ
繁忙日のみ即予約を利用しない、もしくは予約受付制限を設ける
個人的には、無断キャンセルする人はどういった予約経路でも無断キャンセルするので、集客を考えると即予約をまったく利用しない方法はおすすめしません。
そのため、繁忙期であっても比較的予約の埋まりにくい早い時間帯と遅い時間帯のみ即予約を受け付けたり、事前に繁忙日を予測し、特定の日は電話予約のみ、もしくはリクエスト予約のみといった調整が必要です。
多少面倒でも、飲食店にとって稼ぎ時なので、しっかりとネット予約を活用しつつ、売上の最大化を狙いましょう。
まとめ
上記、4つは私が実際に飲食店の現場で働いていたときに意識して行っていたものです。
基本的には、お客様と積極的にコミュニケーションを取ることが無断キャンセル防止の最も効果的な対策だと思います。
団体予約に関しては、幹事さんをいかに楽させてあげられるか、といった想いでやり取るすると良いでしょう。
コメント